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レベッカ一行の世界漫遊の旅 4 (母を求めて?千里? 1)
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私たちは長老様が映し出した映像を見終えた…。
「こわっ!!怖すぎなんですけどっ!!」
私は両肩を抱きかかえてブルブルと震えた。
「な、何なんですのっ?!あの人たちは…頭が狂ってるとしか思えませんわっ!」
ミラージュは頭からにょきにょきとドランゴンの角を伸ばし始めている。
「おおっ!流石は我が孫っ!反応が早いっ!」
「私の娘なのだから、さぞかし美しいドラゴンになるのだろうなぁ?」
長老様とミラージュパパはニコニコしているけれども‥。
「はぁぁあっ?!お爺様もお父様も何を仰っているんですのっ?!見ましたかっ?!あの邪悪な人間どもの姿をっ!あの人たちは…私の大切なレベッカ様を拉致監禁しようとしているのですよっ?!」
ミラージュの興奮は止まらない。
「レベッカさん。もし今の人達の中で捕まるなら誰に一番捕まりたいですか?」
何とナージャさんは私にアンケートを取り出した。
「ええええっ?!そ、そんな…!で、でも…もし捕まるとすれば…」
まずキング一家に捕まることだけはあり得ない。万一彼らの内、誰か1人にでも捕まってしまえば恐らく私の貞操の危機は免れないだろう。最悪、抵抗する過程で私の力が暴走し、この世界を滅ぼしてしまうかもしれない。だからと言ってお姉様達に捕まるのも御免こうむりたい。何しろ私を捕えて監禁を企てているのだから。
「う~ん‥だ、だとしたら…どうしてもあの人たちの内、誰かを選ばなければならないとすれば…強いて言えばお父様…かしら…?」
本当は父だって選びたくは無かったけれども、一番あの中ではまともそうに見えてくるから不思議なものだ。
「あ、レベッカさんもそう思います?私もそう考えていたんですよ。髭もじゃで随分ワイルドな男性に見えましたが…ひょっとすると若い頃は相当美形だったのではないですか?」
「まぁ…確かにお父様は若い頃は…かなりの美形だったけれども…」
そう、今でこそ父は髭もじゃマッチョな男性に変貌していたが…私が子供の頃は本当に美青年だった。まぁ、母もそれでコロリと騙されてしまったのかもしれないけれど。
「うん、そうですね。もし、仮に捕まるとすればお父様が一番無難かもしれませんね?」
ナージャさんは満足げに言うが…。
「あの~…それって、もしかして私は絶対に彼らの内誰かに捕まらなければならないと言う運命なのでしょうか?」
おっかなびっくりナージャさんに尋ねると、ミラージュが叫んだ。
「何を言っているのですか?!ありえませんっ!絶対にそんなことは認められません!いいですか?レベッカ様は絶対に今も、この先もずーっと誰にも捕まることはあり得ません!何故なら私たちには重大な目的があるのですからっ!レベッカ様のお母様…レイラ様を探し出すと言う旅の目的が!」
「ミ、ミラージュ。落ち着いてちょうだい?」
いけない、ミラージュは私に感情移入し過ぎているので私の身の危険にはとても過敏なのだ。
「レベッカ様。安心してください。あんな虫けらどもにレベッカ様の力を使う必要などこれっぽっちもありません。いいでしょう。私にお任せ下さい。所詮彼らはただの人間。いくら集まっても烏合の衆。あんな奴らなどまとめて私の必殺技『超音波』をぶっ放して、地の果てに飛ばしてさしあげましょう」
ミラージュは何やら物騒な事を口走る。
「おお!そうかっ!我が孫は『超音波』攻撃が得意なのだな?」
「へ~…すごいじゃないか。ミラージュ。使いようによっては『超音波』は尤も画期的…かつ素晴らしい必殺技かもしれないよ?」
長老様とミラージュパパはますますミラージュを煽る台詞を言った―。
「こわっ!!怖すぎなんですけどっ!!」
私は両肩を抱きかかえてブルブルと震えた。
「な、何なんですのっ?!あの人たちは…頭が狂ってるとしか思えませんわっ!」
ミラージュは頭からにょきにょきとドランゴンの角を伸ばし始めている。
「おおっ!流石は我が孫っ!反応が早いっ!」
「私の娘なのだから、さぞかし美しいドラゴンになるのだろうなぁ?」
長老様とミラージュパパはニコニコしているけれども‥。
「はぁぁあっ?!お爺様もお父様も何を仰っているんですのっ?!見ましたかっ?!あの邪悪な人間どもの姿をっ!あの人たちは…私の大切なレベッカ様を拉致監禁しようとしているのですよっ?!」
ミラージュの興奮は止まらない。
「レベッカさん。もし今の人達の中で捕まるなら誰に一番捕まりたいですか?」
何とナージャさんは私にアンケートを取り出した。
「ええええっ?!そ、そんな…!で、でも…もし捕まるとすれば…」
まずキング一家に捕まることだけはあり得ない。万一彼らの内、誰か1人にでも捕まってしまえば恐らく私の貞操の危機は免れないだろう。最悪、抵抗する過程で私の力が暴走し、この世界を滅ぼしてしまうかもしれない。だからと言ってお姉様達に捕まるのも御免こうむりたい。何しろ私を捕えて監禁を企てているのだから。
「う~ん‥だ、だとしたら…どうしてもあの人たちの内、誰かを選ばなければならないとすれば…強いて言えばお父様…かしら…?」
本当は父だって選びたくは無かったけれども、一番あの中ではまともそうに見えてくるから不思議なものだ。
「あ、レベッカさんもそう思います?私もそう考えていたんですよ。髭もじゃで随分ワイルドな男性に見えましたが…ひょっとすると若い頃は相当美形だったのではないですか?」
「まぁ…確かにお父様は若い頃は…かなりの美形だったけれども…」
そう、今でこそ父は髭もじゃマッチョな男性に変貌していたが…私が子供の頃は本当に美青年だった。まぁ、母もそれでコロリと騙されてしまったのかもしれないけれど。
「うん、そうですね。もし、仮に捕まるとすればお父様が一番無難かもしれませんね?」
ナージャさんは満足げに言うが…。
「あの~…それって、もしかして私は絶対に彼らの内誰かに捕まらなければならないと言う運命なのでしょうか?」
おっかなびっくりナージャさんに尋ねると、ミラージュが叫んだ。
「何を言っているのですか?!ありえませんっ!絶対にそんなことは認められません!いいですか?レベッカ様は絶対に今も、この先もずーっと誰にも捕まることはあり得ません!何故なら私たちには重大な目的があるのですからっ!レベッカ様のお母様…レイラ様を探し出すと言う旅の目的が!」
「ミ、ミラージュ。落ち着いてちょうだい?」
いけない、ミラージュは私に感情移入し過ぎているので私の身の危険にはとても過敏なのだ。
「レベッカ様。安心してください。あんな虫けらどもにレベッカ様の力を使う必要などこれっぽっちもありません。いいでしょう。私にお任せ下さい。所詮彼らはただの人間。いくら集まっても烏合の衆。あんな奴らなどまとめて私の必殺技『超音波』をぶっ放して、地の果てに飛ばしてさしあげましょう」
ミラージュは何やら物騒な事を口走る。
「おお!そうかっ!我が孫は『超音波』攻撃が得意なのだな?」
「へ~…すごいじゃないか。ミラージュ。使いようによっては『超音波』は尤も画期的…かつ素晴らしい必殺技かもしれないよ?」
長老様とミラージュパパはますますミラージュを煽る台詞を言った―。
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