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第4章 7 4日ぶりの室内デート
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12月23日―
この日はヒルダとルドルフの4日ぶりのデートの日だった。今朝は朝からとても寒く、小雪がちらちら舞っていた。
「もうすぐルドルフに会えるわ…」
濃紺のウールのワンピースに身を包んだヒルダは部屋の壁掛け時計をじっと見つめながらソワソワしていた。今の時間は午前10時である。ルドルフがアパートメントを訪れる時間が迫っていた。
「お茶菓子の準備も出来ているし、お湯も薪ストーブの上で沸いているし…準備は大丈夫よね?」
独り言のように呟いていると、玄関からノックの音が聞こえてきた。
コンコン
「あ!ルドルフが来てくれたんだわ!」
ヒルダは足を引きずりながら玄関へ向かい、ガチャリとドアを開けた。するとそこにはベレー帽をかぶり、防寒コートに身を包んだルドルフが笑顔で立っていた。
「おはようございます。ヒルダ様」
そしてヒルダを抱き寄せると耳元で囁く。
「貴女に会いたくて…待ち焦がれていました」
その言葉にヒルダは白い肌を耳まで真っ赤に染めると言った。
「ル、ルドルフ…私も貴方に会いたくてたまらなかったわ」
「ヒルダ様…」
2人はいつしか互いに顔を寄せ合い、しっかり抱き合うとキスを交わした―。
「ルドルフ、今日は小雪も待っていて寒かったでしょう?すぐにお茶を入れるから待っていてね?」
リビングにルドルフを案内してソファに座らせるとヒルダは早速カウベリーティーを淹れる準備を始めた。そしてヒルダがお茶を淹れる姿をルドルフは愛し気にじっと見つめている。
「どうぞ」
コトンと湯気の立つティーカップをルドルフのテーブルの前に置いた。
「いつものカウベリーティー…良い香りですね」
ルドルフはカップを手に取り、香りを嗅ぐといった。2人でヒルダのアパートメントで会う時はいつもカウベリーティーと決まっている。
「ええ、私もこの香り大好きよ」
そしてヒルダは自分の分のお茶を淹れるとルドルフの向かい側のソファに座った。
その時、ルドルフはヒルダが左足をかばうようにして座る姿を見逃さなかった。
「ヒルダ様…ひょっとして足が痛むのではないですか?」
するとヒルダは頬を染めながら答える。
「あ…やっぱり分ってしまったかしら?今朝は雪が降っていていつもより寒いせいか、少し左足が痛くて…」
ヒルダは黒いタイツの上から左足に触れると言った。するとルドルフは立ち上がり、隣に座ると言った。
「ヒルダ様、足が痛むなら今日は美術館に行くのはやめましょう。」
実は今日は2人で美術館で今開催されている宗教画の絵画展を鑑賞しに行く予定を立てていたのだ。
「え…?でも、せっかく2人で絵画展に行く約束をしていたのに…?」
「ええ、でもこの絵画展は来年の2月まで開催しているのですから、またの機会にしましょう。それよりヒルダ様の足の痛みの方が心配です」
ルドルフはそっとヒルダの細い左足に触れると言った。
あの日の夜…ベッドの中で月明りに照らされたヒルダの細い左に走る大きな傷跡…それを思い出すたびにルドルフの胸は痛んだ。そしてそんな傷跡を見られるのはヒルダにとっては相当辛い事だっただろう。それなのに自分に身を委ねてくれたヒルダがまた、愛しくてたまらなかった。
「ごめんなさい、ルドルフ。折角楽しみにしていたのに」
ヒルダは俯いたがルドルフは首を振った。
「いいえ、僕はヒルダ様の傍にいられるだけで幸せですから」
「有難う、私も…貴方の傍にいられるだけで幸せよ」
「それではヒルダ様、今日は1日このお部屋でデートをしましょう。実は僕、念の為に部屋で遊べるカードゲームや他にボードゲームを持ってきたのですよ?」
朝起きた時、小雪が舞っていたのでルドルフは万一の時の為に室内用の遊び道具を持ってきていたのだ。『ボルト』のホテルでカードゲームをしていた時、ヒルダが楽しそうに笑ってたので買っておいたのである。
「まあ、本当?とても楽しみだわ?」
「それでは今からやりましょうか?」
ルドルフは傍らに置いたカバンからトランプを取り出すと、2人は早速トランプに興じるのだった―。
この日はヒルダとルドルフの4日ぶりのデートの日だった。今朝は朝からとても寒く、小雪がちらちら舞っていた。
「もうすぐルドルフに会えるわ…」
濃紺のウールのワンピースに身を包んだヒルダは部屋の壁掛け時計をじっと見つめながらソワソワしていた。今の時間は午前10時である。ルドルフがアパートメントを訪れる時間が迫っていた。
「お茶菓子の準備も出来ているし、お湯も薪ストーブの上で沸いているし…準備は大丈夫よね?」
独り言のように呟いていると、玄関からノックの音が聞こえてきた。
コンコン
「あ!ルドルフが来てくれたんだわ!」
ヒルダは足を引きずりながら玄関へ向かい、ガチャリとドアを開けた。するとそこにはベレー帽をかぶり、防寒コートに身を包んだルドルフが笑顔で立っていた。
「おはようございます。ヒルダ様」
そしてヒルダを抱き寄せると耳元で囁く。
「貴女に会いたくて…待ち焦がれていました」
その言葉にヒルダは白い肌を耳まで真っ赤に染めると言った。
「ル、ルドルフ…私も貴方に会いたくてたまらなかったわ」
「ヒルダ様…」
2人はいつしか互いに顔を寄せ合い、しっかり抱き合うとキスを交わした―。
「ルドルフ、今日は小雪も待っていて寒かったでしょう?すぐにお茶を入れるから待っていてね?」
リビングにルドルフを案内してソファに座らせるとヒルダは早速カウベリーティーを淹れる準備を始めた。そしてヒルダがお茶を淹れる姿をルドルフは愛し気にじっと見つめている。
「どうぞ」
コトンと湯気の立つティーカップをルドルフのテーブルの前に置いた。
「いつものカウベリーティー…良い香りですね」
ルドルフはカップを手に取り、香りを嗅ぐといった。2人でヒルダのアパートメントで会う時はいつもカウベリーティーと決まっている。
「ええ、私もこの香り大好きよ」
そしてヒルダは自分の分のお茶を淹れるとルドルフの向かい側のソファに座った。
その時、ルドルフはヒルダが左足をかばうようにして座る姿を見逃さなかった。
「ヒルダ様…ひょっとして足が痛むのではないですか?」
するとヒルダは頬を染めながら答える。
「あ…やっぱり分ってしまったかしら?今朝は雪が降っていていつもより寒いせいか、少し左足が痛くて…」
ヒルダは黒いタイツの上から左足に触れると言った。するとルドルフは立ち上がり、隣に座ると言った。
「ヒルダ様、足が痛むなら今日は美術館に行くのはやめましょう。」
実は今日は2人で美術館で今開催されている宗教画の絵画展を鑑賞しに行く予定を立てていたのだ。
「え…?でも、せっかく2人で絵画展に行く約束をしていたのに…?」
「ええ、でもこの絵画展は来年の2月まで開催しているのですから、またの機会にしましょう。それよりヒルダ様の足の痛みの方が心配です」
ルドルフはそっとヒルダの細い左足に触れると言った。
あの日の夜…ベッドの中で月明りに照らされたヒルダの細い左に走る大きな傷跡…それを思い出すたびにルドルフの胸は痛んだ。そしてそんな傷跡を見られるのはヒルダにとっては相当辛い事だっただろう。それなのに自分に身を委ねてくれたヒルダがまた、愛しくてたまらなかった。
「ごめんなさい、ルドルフ。折角楽しみにしていたのに」
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