私が蛙にされた悪役令嬢になるなんて、何かの冗談ですよね?

【嘘っ!私が呪いに掛けられた悪役令嬢になるなんて!】

私は最近ある恋愛ファンタジー小説に夢中になっていた。そして迎えた突然の小説の結末。それはヒロインに数々の嫌がらせをしていた悪役令嬢が呪いの罰を受けて蛙にされてしまう結末だった。この悪役令嬢が気に入っていた私は、その夜不機嫌な気分でベッドに入った。そして目覚めてみればそこは自分の知らない世界で私は蛙にされた悪役令嬢に憑依していた。
この呪いを解く方法はただ一つ。それは人から感謝される行いをして徳を積むこと。

意思疎通が出来ない身体を抱えて、私の奮闘が始まった――。

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