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4-7 翔の質問
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翔は持参して来たPCを開き、京極正人の事について調べていた。
(あの男・・・この六本木の億ションに住んでいると言う事は・・・相当地位が高い人物に違いない。一体何者なんだ・・・?)
京極正人と言う名前はネット上に溢れかえっていた。それを1つ1つしらみつぶしに探し・・・1件該当する人物がヒットした。
(この男かもしれないっ!)
翔はそのページをクリックした。
「京極正人・・・リベラルテクノロジーコーポレーション代表取締役か・・・やはりりな・・・。」
翔は次にリベラルテクノロジーコーポレーションについて検索を始めた。
「IT産業部門の経営者か・・・。年齢は・・30歳。大学2年の時に設立した会社なのか・・・中々やるな・・。自社ビルは・・・最近建てたばかりのようだな・・・。え?」
翔はそこで検索する手を止めた。
「そ、そんな・・・・嘘だろう・・・?」
翔は絶句して手を止めた—。
「ただいま戻りました。」
朱莉が玄関を開けると、丁度翔がリビングで蓮のミルクをあげているところだった。
「ああ。お帰り、朱莉さん。」
笑顔で言う翔に朱莉は言った。
「うわあ・・・翔さん。やっぱり改めてそういう姿を見ると本物のパパだなあって改めて感じました。」
「ハハハ・・・・そうかい?それは大分板について来たって事かな?」
「ええ、そうですね。この調子なら・・・。」
朱莉はそこで言葉を切った。
「え・・?どうしたんだ?朱莉さん。」
「い、いえ。何でもありません。私、手を洗ってきますね。」
朱莉はコートを脱ぐと、ハンガーにかけて洗面台へ手を洗いに行った。そして戻って来ると翔に声を掛けた。
「翔さん、蓮ちゃんのミルクが終わったら一緒に食事をしませんか?」
「ああ、いいね。丁度お腹が空いて来た頃だし・・・お願いしようかな?」
朱莉は笑顔で答えた。
「はい、すぐ用意しますね。」
そしてキッチンに立って食事の準備をしながら思った。
(不思議だな・・・・。以前の私だったら、翔先輩と話なんて簡単に出来なかったのに・・・。翔先輩の事が恥ずかしかったり・・時には怖い事もあったりして・・・。でも、今は・・・。)
朱莉はこの心の変化が何から来ているのか・・まだ自分自身良く分かってはいなかった―。
「うん。このカレー・・すごく美味しいな。」
2人でダイニングで向き合って食べながら、翔が感心したように言った。
「そうですね。やはり調理器具のお陰でしょうね。凄く重宝しているんです。買って良かったなって改めて思いました。」
「そうか・・・。そんなに良いなら俺も買ってみようかな・・?何処の通販サイトで買ったんだい?」
「はい、『ラージウェアハウス』で買ったんです。・・あ。」
朱莉はそこで言葉を切った。
「『ラージウェアハウス』か・・・。」
翔はそこで少し寂し気に言った。
「あ、あの・・・・すみません・・。」
朱莉は項垂れた。
「朱莉さん?何故謝るんだ?」
「翔さんの前で・・・九条さんの事を話してしまった・・・からです・・。」
「別に朱莉さんが謝る話では無いだろう?俺もあの通販サイトを利用したことがあるし・・・なかなか使いやすくて良いと思ったよ。今はクリスマス商戦で大変な時期かもしれないが・・・俺はあの通販会社は好きだな。」
「・・そうですね。私も・・好きです。レンちゃんのおもちゃ・・・実は全部そこの通販サイトで買ったんですよ?」
「あ・・・そう言えば、俺も蓮におもちゃを買って来たんだ。実は・・朱莉さんに見て貰ってから・・蓮に渡そうかと思ってね・・。」
何故か照れたように話す翔を見て朱莉は言った。
「え・・・?私が見てから・・・ですか?フフフ・・・そんな事しなくても・・翔さんはパパなんですよ?自由に蓮ちゃんにおもちゃを渡してあげていいですよ。」
「あ、ああ。そうなのかもしれないけど‥ほら、色々あるじゃないか。安全性に問題は無いかとか・・同じ物を持っているだとか・・・」
何故か慌てふためくように話す翔を見て朱莉は思った。
(翔先輩・・・こんな一面があったんだ・・私の知る翔先輩はいつも冷静で隙が無いタイプに見えていたけど・・。)
食事が終わり、朱莉がキッチンで食後のコーヒーを淹れている時にリビングからやってきた翔が言った。
「朱莉さん・・・。実は聞きたい事があるんだけど・・。」
「はい、ではコーヒーを淹れたら伺いますね。どちらで飲まれますか?」
「あ、ああ・・それじゃダイニングで飲もうかな?」
「はい、では少しお待ちくださいね。」
「お待たせしました。」
朱莉がトレーに2人分のコーヒーと小粒のクッキーを乗せて運んできた。
「ヘエ・・・これは又可愛らしサイズのクッキーだな。1円玉位の大きさかな?」
「はい、そうなんです。このコーヒーを買った時にレジの横で売っていたんです。きっとコーヒーと相性が良いのだと思って買ってみたんです。もしよろしければ食べてみて下さい。」
「うん、有難う。」
翔は早速クッキーを一粒口に入れてみた。バニラの香りと程よい甘さで口溶けの良いクッキーだった。
「どうですか?」
朱莉は心配そうに尋ねると、翔は笑顔で答えた。
「うん。美味しいよ。朱莉さんも食べてみるといいよ。」
「はい、いただきます。」
朱莉は一粒手に取り、口に入れて嬉しそうに顔を綻ばせた。
「うん・・・美味しいですね。」
朱莉の様子を見ながら翔は思った。
(朱莉さんは・・・明日香とは全く真逆のタイプなんだな・・。考えてみれば明日香と一緒にいた頃はどこかギスギスした雰囲気が常に俺達の間に流れていた気がする。こんな風に穏やかな気持ちでいられた事は・・今まで無かったな・・。やはり子育てをしていく環境としてはこういう雰囲気がいいんだろうな。)
気付けば、翔は朱莉とこのままずっと夫婦として暮らす幻想を抱いている事に気付き、慌てて首を振った。
(馬鹿な・・何を考えているんだ?蓮は明日香が産んだ子供だぞ?俺達の問題は何一つ解決していないと言うのに、俺は何を考えてしまったんだ?)
「翔さん?どうしましたか?」
「あ、い・いや。何でも無いよ。」
「先程私に話があると言っていましたけど・・・?」
「あ、ああ。そうなんだ・・・。」
翔は意を決したようにじっと朱莉を見つめると言った。
「朱莉さん・・・正直に答えて欲しいんだ。京極と・・沖縄で実は会った事があるんじゃないのかい?」
「!」
朱莉の肩がピクリと動くのを翔は見過ごさなかなった。
(やっぱりそうだったんだ・・・!でも・・何故だ?何故朱莉さんはその事を・・俺に黙っていたんだ?)
「あ・・あの、私・・・。」
(どうしよう・・・!翔先輩に知られてしまった・・・。けど・・・何故?何故翔先輩は・・私が沖縄で京極さんと会った事があると思ったの・・?)
テーブルの上で握りしめられた朱莉の手が震えている事に気付き、翔はハッとなった。
(京極の事を思い出し、震えているのか・・・?それとも俺の話で朱莉さんは震えている・・?)
「すまない、朱莉さんを怖がらせたり、責めたりするつもりは全く無いんだ。ただ・・・本当の事を知りたいんだ。・・・話してくれなか・・?」
「翔さん・・・。わ、分かりました・・・。」
もう、これ以上隠しておくことは出来ない・・。
朱莉は覚悟を決めた—。
(あの男・・・この六本木の億ションに住んでいると言う事は・・・相当地位が高い人物に違いない。一体何者なんだ・・・?)
京極正人と言う名前はネット上に溢れかえっていた。それを1つ1つしらみつぶしに探し・・・1件該当する人物がヒットした。
(この男かもしれないっ!)
翔はそのページをクリックした。
「京極正人・・・リベラルテクノロジーコーポレーション代表取締役か・・・やはりりな・・・。」
翔は次にリベラルテクノロジーコーポレーションについて検索を始めた。
「IT産業部門の経営者か・・・。年齢は・・30歳。大学2年の時に設立した会社なのか・・・中々やるな・・。自社ビルは・・・最近建てたばかりのようだな・・・。え?」
翔はそこで検索する手を止めた。
「そ、そんな・・・・嘘だろう・・・?」
翔は絶句して手を止めた—。
「ただいま戻りました。」
朱莉が玄関を開けると、丁度翔がリビングで蓮のミルクをあげているところだった。
「ああ。お帰り、朱莉さん。」
笑顔で言う翔に朱莉は言った。
「うわあ・・・翔さん。やっぱり改めてそういう姿を見ると本物のパパだなあって改めて感じました。」
「ハハハ・・・・そうかい?それは大分板について来たって事かな?」
「ええ、そうですね。この調子なら・・・。」
朱莉はそこで言葉を切った。
「え・・?どうしたんだ?朱莉さん。」
「い、いえ。何でもありません。私、手を洗ってきますね。」
朱莉はコートを脱ぐと、ハンガーにかけて洗面台へ手を洗いに行った。そして戻って来ると翔に声を掛けた。
「翔さん、蓮ちゃんのミルクが終わったら一緒に食事をしませんか?」
「ああ、いいね。丁度お腹が空いて来た頃だし・・・お願いしようかな?」
朱莉は笑顔で答えた。
「はい、すぐ用意しますね。」
そしてキッチンに立って食事の準備をしながら思った。
(不思議だな・・・・。以前の私だったら、翔先輩と話なんて簡単に出来なかったのに・・・。翔先輩の事が恥ずかしかったり・・時には怖い事もあったりして・・・。でも、今は・・・。)
朱莉はこの心の変化が何から来ているのか・・まだ自分自身良く分かってはいなかった―。
「うん。このカレー・・すごく美味しいな。」
2人でダイニングで向き合って食べながら、翔が感心したように言った。
「そうですね。やはり調理器具のお陰でしょうね。凄く重宝しているんです。買って良かったなって改めて思いました。」
「そうか・・・。そんなに良いなら俺も買ってみようかな・・?何処の通販サイトで買ったんだい?」
「はい、『ラージウェアハウス』で買ったんです。・・あ。」
朱莉はそこで言葉を切った。
「『ラージウェアハウス』か・・・。」
翔はそこで少し寂し気に言った。
「あ、あの・・・・すみません・・。」
朱莉は項垂れた。
「朱莉さん?何故謝るんだ?」
「翔さんの前で・・・九条さんの事を話してしまった・・・からです・・。」
「別に朱莉さんが謝る話では無いだろう?俺もあの通販サイトを利用したことがあるし・・・なかなか使いやすくて良いと思ったよ。今はクリスマス商戦で大変な時期かもしれないが・・・俺はあの通販会社は好きだな。」
「・・そうですね。私も・・好きです。レンちゃんのおもちゃ・・・実は全部そこの通販サイトで買ったんですよ?」
「あ・・・そう言えば、俺も蓮におもちゃを買って来たんだ。実は・・朱莉さんに見て貰ってから・・蓮に渡そうかと思ってね・・。」
何故か照れたように話す翔を見て朱莉は言った。
「え・・・?私が見てから・・・ですか?フフフ・・・そんな事しなくても・・翔さんはパパなんですよ?自由に蓮ちゃんにおもちゃを渡してあげていいですよ。」
「あ、ああ。そうなのかもしれないけど‥ほら、色々あるじゃないか。安全性に問題は無いかとか・・同じ物を持っているだとか・・・」
何故か慌てふためくように話す翔を見て朱莉は思った。
(翔先輩・・・こんな一面があったんだ・・私の知る翔先輩はいつも冷静で隙が無いタイプに見えていたけど・・。)
食事が終わり、朱莉がキッチンで食後のコーヒーを淹れている時にリビングからやってきた翔が言った。
「朱莉さん・・・。実は聞きたい事があるんだけど・・。」
「はい、ではコーヒーを淹れたら伺いますね。どちらで飲まれますか?」
「あ、ああ・・それじゃダイニングで飲もうかな?」
「はい、では少しお待ちくださいね。」
「お待たせしました。」
朱莉がトレーに2人分のコーヒーと小粒のクッキーを乗せて運んできた。
「ヘエ・・・これは又可愛らしサイズのクッキーだな。1円玉位の大きさかな?」
「はい、そうなんです。このコーヒーを買った時にレジの横で売っていたんです。きっとコーヒーと相性が良いのだと思って買ってみたんです。もしよろしければ食べてみて下さい。」
「うん、有難う。」
翔は早速クッキーを一粒口に入れてみた。バニラの香りと程よい甘さで口溶けの良いクッキーだった。
「どうですか?」
朱莉は心配そうに尋ねると、翔は笑顔で答えた。
「うん。美味しいよ。朱莉さんも食べてみるといいよ。」
「はい、いただきます。」
朱莉は一粒手に取り、口に入れて嬉しそうに顔を綻ばせた。
「うん・・・美味しいですね。」
朱莉の様子を見ながら翔は思った。
(朱莉さんは・・・明日香とは全く真逆のタイプなんだな・・。考えてみれば明日香と一緒にいた頃はどこかギスギスした雰囲気が常に俺達の間に流れていた気がする。こんな風に穏やかな気持ちでいられた事は・・今まで無かったな・・。やはり子育てをしていく環境としてはこういう雰囲気がいいんだろうな。)
気付けば、翔は朱莉とこのままずっと夫婦として暮らす幻想を抱いている事に気付き、慌てて首を振った。
(馬鹿な・・何を考えているんだ?蓮は明日香が産んだ子供だぞ?俺達の問題は何一つ解決していないと言うのに、俺は何を考えてしまったんだ?)
「翔さん?どうしましたか?」
「あ、い・いや。何でも無いよ。」
「先程私に話があると言っていましたけど・・・?」
「あ、ああ。そうなんだ・・・。」
翔は意を決したようにじっと朱莉を見つめると言った。
「朱莉さん・・・正直に答えて欲しいんだ。京極と・・沖縄で実は会った事があるんじゃないのかい?」
「!」
朱莉の肩がピクリと動くのを翔は見過ごさなかなった。
(やっぱりそうだったんだ・・・!でも・・何故だ?何故朱莉さんはその事を・・俺に黙っていたんだ?)
「あ・・あの、私・・・。」
(どうしよう・・・!翔先輩に知られてしまった・・・。けど・・・何故?何故翔先輩は・・私が沖縄で京極さんと会った事があると思ったの・・?)
テーブルの上で握りしめられた朱莉の手が震えている事に気付き、翔はハッとなった。
(京極の事を思い出し、震えているのか・・・?それとも俺の話で朱莉さんは震えている・・?)
「すまない、朱莉さんを怖がらせたり、責めたりするつもりは全く無いんだ。ただ・・・本当の事を知りたいんだ。・・・話してくれなか・・?」
「翔さん・・・。わ、分かりました・・・。」
もう、これ以上隠しておくことは出来ない・・。
朱莉は覚悟を決めた—。
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