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2-10 変わりゆく関係
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午後4時―
「それじゃ、お母さん。又来るね?」
朱莉は椅子から立ちあがると言った。すると母は言った。
「朱莉、貴女ひょっとして今すごく忙しいんじゃないの?何だか顔色も良くないし、疲れているように見えるけど?」
「あ・・・。」
(そういえばレンちゃんの3時間おきのミルクやおむつ交換で・・寝不足気味かもしれない・・。けど・・・。)
「うううん、大丈夫だよ。お母さん。まだ仕事が慣れていないだけだから。私の心配はしなくて平気だよ?」
「そう?なら・・・いいけど・・・面会も本当に大丈夫よ?毎週来れなくたって。貴女の身体の方が大事だから。」
母は朱莉の手を握りしめると言った。
「うん、お母さん。でも・・・本当に平気だよ?それにお母さんに会いたいし。」
「朱莉・・・それじゃ本当に無理しないでね?」
「うん、分かってる。それじゃあね?」
そして朱莉は手を振って母の病室を後にした。
(16時半か・・・。冷蔵庫にはまだ買い置きがあるから・・買い物はしないで大丈夫そうね。でも明日からはネットスーパーで買い物をしたほうがいいかも。翔さん・・。1人で大丈夫かな?レンちゃん・・・泣いていないといいけどな・・・。)
その時、朱莉のスマホにメッセージの着信を知らせる音が鳴った。
(誰からかな?)
朱莉はスマホをタップして、中身を読んだ。そして笑みを浮かべるとメッセージをその場で打ち込んで送信すると急いで駐車場へと向かった―。
午後5時―
「あ~風呂はいいし、つまみも最高、ビールも美味かったし・・もう言う事無しだな。」
航は満足げに琢磨の運転する車内で言った。そんな航を見て琢磨が苦笑しながら言った。
「全く、人の奢りだからと言って、図々しい奴だな。好きなだけ飲んで好きなだけ食って・・。」
「何だよ?別にいいじゃないか。どうせ明日も休みなんだし。・・・それに好きなだけ飲んで食べろって言ったのは琢磨の方だろう?俺は今日はそうとう活躍したと思うぜ?何て言ったって、あの明日香の魔の手からお前を守ってやったんだからな?これ位当然の報酬だろう?」
「ったく・・何だよ。その魔の手って言うのは?」
琢磨は不満そうに言う。しかし、口では文句を言いながらもどことなく琢磨の顔は楽し気だった。
(きっと・・・航のこういう性格が・・朱莉さんには心地よかったのかもな。口は悪いが、何処か憎めない性格だし。)
そしてチラリと航を見た。
「ところで、航。お前の事どこで降ろせばいい?」
ナビを見ながら琢磨は尋ねた。
「え?何処でもいいのか?」
「ああ。いいぞ、上野の駅前付近でいいのか?」
「いや・・・なら朱莉の住んでいる自宅まで送ってくれよ。」
「な、何っ?!お、お前・・・何言ってるんだよっ?!正気なのかっ?!」
琢磨は突然の航の発言に驚いた。
「何だよ・・・?悪いか?琢磨・・・お前俺が何も知らないとでも思っていたのか?お前・・・俺が席を立った時、朱莉にメッセージ打っていただろう?」
「うっ!!な、何故それを・・・。」
琢磨がギクリとした表情を浮かべた。
「フフン。年下だと思って俺を舐めるなよ?いいか?俺は仮にも興信所の調査員なんだからな?対象者のちょっとしたしぐさや表情で大体の事は何となく勘で分かっちまうんだよ。お前自分で気付いていないのか?やけに嬉しそうな顔でメッセージを打ちこんで、その後は妙にソワソワして・・・次に着信が来た時に、真っ先に確認してほっとしたように笑って・・・。大方朱莉に今夜訪ねても良いか、メッセージを送ってOKの返事が、貰えた・・。そんな所じゃ無いか?どうだ?間違えてるか?」
「い、いや・・・悔しいが・・・全て当たっている・・・。だけど本当に凄いな航は。まさかそこまで俺の行動を読まれていたとはな・・。やはり航。お前はチャラそうに見えるが、調査員としての腕は確かなようだな?やはりこれからの企業調査の依頼はお前に任せる事にするよ。」
「おい、チャラいだけ余計だ。でも・・そうか?まさかあの九条琢磨にそこまで言われると悪い気はしないな?」
航は照れ笑いしながら言った。
「ああ、だから今夜は朱莉さんの所へ行くのは遠慮しろ。」
「はあっ?!お前一体何言ってるんだよっ?!ふざけるなっ!」
琢磨は酔いで赤くなった顔をますます赤らめると抗議した。
「お前なあ・・・朱莉さんの所にはまだ生後1か月にも満たない赤ん坊がいるんだぞ?そんな酒の匂いをプンプンさせて行ってもいいと思っているのか?」
琢磨に指摘されてそこで航は初めて自分の犯した失態に気付いた。
「くう~そうだった・・・・。俺はまたしても酒で失敗を・・・あの時もビールさえ飲んでなければ夜のロマンチックな観覧車を朱莉と2人で乗る事が出来たのに・・。」
「おい?!何だっ?!今の話はっ!どういう事なんだよ?俺に詳しく話せっ!」
それを聞いた琢磨の心境は穏やかでは無い。
「煩いっ!初めから朱莉に会いに行くつもりがあったんなら、どうして事前に俺に言わなかったんだよっ!畜所―っ!俺を騙したなっ?!」
「うわっ!お前車の中で暴れるなよっ!おい!いい加減にしないと降ろすぞっ!」
「おうっ!やれるもんならやってみろっ!」
そして車内では男2人の口論が勃発するのであった—。
同時刻―
「翔さん。遅くなって申し訳ございません。只今戻りました。」
息せき切って朱莉は玄関のドアを開けた。
「ああ、朱莉さん。お帰り。今丁度蓮にミルクを作ろうとしていた所なんだ。」
翔はお腹が空いて泣いている蓮を胸に抱きかかえながらお湯を沸かしていた。
「すみません、すぐに手を洗ってきます。」
朱莉は慌ただしく靴を脱ぐと、すぐにコートを脱いで洗面台へ向かうと手を洗って来た。
「私がミルクを作りますね。」
ガスコンロへ向かうと朱莉は言った。
「ああ、頼むよ。それじゃ俺は蓮のおむつの様子を見るから。」
「はい、お願いします。」
朱莉が言うと、翔は笑みを浮かべて未だに泣き続ける蓮をベビーベッドに運ぶとおむつの様子を確認した。
(ああ・・・やっぱり汚れていたか・・・。)
翔は以前朱莉に教えて貰った通りにおむつを交換すると蓮がようやく泣き止んだ。
「ふう・・・どうだ?蓮。気持ちよくなっただろう?」
消毒面で手を綺麗に拭きながら翔は蓮に話掛けた。
するとそこへミルクを作って持って来た朱莉がやって来た。
「フフフ・・・。翔さん、そうやって沢山蓮ちゃんに話しかけてあげてください。言葉を早く覚えてくれるように。」
「ああ、そうするよ。朱莉さん・・・。ミルク作ってくれたんだね?ありがとう。」
「いえ、それで・・・どうされますか?ミルクあげますか?それとも私からあげますか?」
朱莉が尋ねると、翔は少しためらいがちに言った。
「悪いけど・・・朱莉さんにお願いしてもいいかな?これから家に戻って仕上げないとならない仕事が出来たんだ。」
「え?そうだったんですか?申し訳ございませんでした。お忙しい所だったのに・・。」
朱莉は慌てて頭を下げると翔は言った。
「いや、朱莉さん。そんな謝らないでくれ。朱莉さんが忙しい時は俺が手を貸すのは当然の事なんだから。それじゃ、俺はもう行くよ。」
「はい、お世話になりました。」
朱莉は蓮を抱き上げ、翔を玄関まで見送った。
「ほら、レンちゃん。パパにバイバイしましょうね~。」
朱莉は蓮の小さな手を握り、小さなバイバイをさせた。
「パパ・・・・。」
翔は口の中で小さく呟いたのを朱莉は聞き逃さなかった。そして顔を真っ赤にさせると言った。
「あ、す・すみませんっ!図々しくも翔さんの事をパパなんて言って・・・っ!」
「い、いや・・それは事実だから別に構わないけど・・ただ・・。」
「?」
朱莉は顔を上げて翔を見た。
「い、いや・・・何でも無い。それじゃ・・・蓮の事宜しく頼よ。」
そう言うと、翔は玄関を出てドアを閉めた。
そして小さく呟いた。
「俺は・・・あの時、一体何を言おうとしていたんだ・・・?」
そして頭を押さえてため息をつくと、階下へ降りて行った―。
「それじゃ、お母さん。又来るね?」
朱莉は椅子から立ちあがると言った。すると母は言った。
「朱莉、貴女ひょっとして今すごく忙しいんじゃないの?何だか顔色も良くないし、疲れているように見えるけど?」
「あ・・・。」
(そういえばレンちゃんの3時間おきのミルクやおむつ交換で・・寝不足気味かもしれない・・。けど・・・。)
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「そう?なら・・・いいけど・・・面会も本当に大丈夫よ?毎週来れなくたって。貴女の身体の方が大事だから。」
母は朱莉の手を握りしめると言った。
「うん、お母さん。でも・・・本当に平気だよ?それにお母さんに会いたいし。」
「朱莉・・・それじゃ本当に無理しないでね?」
「うん、分かってる。それじゃあね?」
そして朱莉は手を振って母の病室を後にした。
(16時半か・・・。冷蔵庫にはまだ買い置きがあるから・・買い物はしないで大丈夫そうね。でも明日からはネットスーパーで買い物をしたほうがいいかも。翔さん・・。1人で大丈夫かな?レンちゃん・・・泣いていないといいけどな・・・。)
その時、朱莉のスマホにメッセージの着信を知らせる音が鳴った。
(誰からかな?)
朱莉はスマホをタップして、中身を読んだ。そして笑みを浮かべるとメッセージをその場で打ち込んで送信すると急いで駐車場へと向かった―。
午後5時―
「あ~風呂はいいし、つまみも最高、ビールも美味かったし・・もう言う事無しだな。」
航は満足げに琢磨の運転する車内で言った。そんな航を見て琢磨が苦笑しながら言った。
「全く、人の奢りだからと言って、図々しい奴だな。好きなだけ飲んで好きなだけ食って・・。」
「何だよ?別にいいじゃないか。どうせ明日も休みなんだし。・・・それに好きなだけ飲んで食べろって言ったのは琢磨の方だろう?俺は今日はそうとう活躍したと思うぜ?何て言ったって、あの明日香の魔の手からお前を守ってやったんだからな?これ位当然の報酬だろう?」
「ったく・・何だよ。その魔の手って言うのは?」
琢磨は不満そうに言う。しかし、口では文句を言いながらもどことなく琢磨の顔は楽し気だった。
(きっと・・・航のこういう性格が・・朱莉さんには心地よかったのかもな。口は悪いが、何処か憎めない性格だし。)
そしてチラリと航を見た。
「ところで、航。お前の事どこで降ろせばいい?」
ナビを見ながら琢磨は尋ねた。
「え?何処でもいいのか?」
「ああ。いいぞ、上野の駅前付近でいいのか?」
「いや・・・なら朱莉の住んでいる自宅まで送ってくれよ。」
「な、何っ?!お、お前・・・何言ってるんだよっ?!正気なのかっ?!」
琢磨は突然の航の発言に驚いた。
「何だよ・・・?悪いか?琢磨・・・お前俺が何も知らないとでも思っていたのか?お前・・・俺が席を立った時、朱莉にメッセージ打っていただろう?」
「うっ!!な、何故それを・・・。」
琢磨がギクリとした表情を浮かべた。
「フフン。年下だと思って俺を舐めるなよ?いいか?俺は仮にも興信所の調査員なんだからな?対象者のちょっとしたしぐさや表情で大体の事は何となく勘で分かっちまうんだよ。お前自分で気付いていないのか?やけに嬉しそうな顔でメッセージを打ちこんで、その後は妙にソワソワして・・・次に着信が来た時に、真っ先に確認してほっとしたように笑って・・・。大方朱莉に今夜訪ねても良いか、メッセージを送ってOKの返事が、貰えた・・。そんな所じゃ無いか?どうだ?間違えてるか?」
「い、いや・・・悔しいが・・・全て当たっている・・・。だけど本当に凄いな航は。まさかそこまで俺の行動を読まれていたとはな・・。やはり航。お前はチャラそうに見えるが、調査員としての腕は確かなようだな?やはりこれからの企業調査の依頼はお前に任せる事にするよ。」
「おい、チャラいだけ余計だ。でも・・そうか?まさかあの九条琢磨にそこまで言われると悪い気はしないな?」
航は照れ笑いしながら言った。
「ああ、だから今夜は朱莉さんの所へ行くのは遠慮しろ。」
「はあっ?!お前一体何言ってるんだよっ?!ふざけるなっ!」
琢磨は酔いで赤くなった顔をますます赤らめると抗議した。
「お前なあ・・・朱莉さんの所にはまだ生後1か月にも満たない赤ん坊がいるんだぞ?そんな酒の匂いをプンプンさせて行ってもいいと思っているのか?」
琢磨に指摘されてそこで航は初めて自分の犯した失態に気付いた。
「くう~そうだった・・・・。俺はまたしても酒で失敗を・・・あの時もビールさえ飲んでなければ夜のロマンチックな観覧車を朱莉と2人で乗る事が出来たのに・・。」
「おい?!何だっ?!今の話はっ!どういう事なんだよ?俺に詳しく話せっ!」
それを聞いた琢磨の心境は穏やかでは無い。
「煩いっ!初めから朱莉に会いに行くつもりがあったんなら、どうして事前に俺に言わなかったんだよっ!畜所―っ!俺を騙したなっ?!」
「うわっ!お前車の中で暴れるなよっ!おい!いい加減にしないと降ろすぞっ!」
「おうっ!やれるもんならやってみろっ!」
そして車内では男2人の口論が勃発するのであった—。
同時刻―
「翔さん。遅くなって申し訳ございません。只今戻りました。」
息せき切って朱莉は玄関のドアを開けた。
「ああ、朱莉さん。お帰り。今丁度蓮にミルクを作ろうとしていた所なんだ。」
翔はお腹が空いて泣いている蓮を胸に抱きかかえながらお湯を沸かしていた。
「すみません、すぐに手を洗ってきます。」
朱莉は慌ただしく靴を脱ぐと、すぐにコートを脱いで洗面台へ向かうと手を洗って来た。
「私がミルクを作りますね。」
ガスコンロへ向かうと朱莉は言った。
「ああ、頼むよ。それじゃ俺は蓮のおむつの様子を見るから。」
「はい、お願いします。」
朱莉が言うと、翔は笑みを浮かべて未だに泣き続ける蓮をベビーベッドに運ぶとおむつの様子を確認した。
(ああ・・・やっぱり汚れていたか・・・。)
翔は以前朱莉に教えて貰った通りにおむつを交換すると蓮がようやく泣き止んだ。
「ふう・・・どうだ?蓮。気持ちよくなっただろう?」
消毒面で手を綺麗に拭きながら翔は蓮に話掛けた。
するとそこへミルクを作って持って来た朱莉がやって来た。
「フフフ・・・。翔さん、そうやって沢山蓮ちゃんに話しかけてあげてください。言葉を早く覚えてくれるように。」
「ああ、そうするよ。朱莉さん・・・。ミルク作ってくれたんだね?ありがとう。」
「いえ、それで・・・どうされますか?ミルクあげますか?それとも私からあげますか?」
朱莉が尋ねると、翔は少しためらいがちに言った。
「悪いけど・・・朱莉さんにお願いしてもいいかな?これから家に戻って仕上げないとならない仕事が出来たんだ。」
「え?そうだったんですか?申し訳ございませんでした。お忙しい所だったのに・・。」
朱莉は慌てて頭を下げると翔は言った。
「いや、朱莉さん。そんな謝らないでくれ。朱莉さんが忙しい時は俺が手を貸すのは当然の事なんだから。それじゃ、俺はもう行くよ。」
「はい、お世話になりました。」
朱莉は蓮を抱き上げ、翔を玄関まで見送った。
「ほら、レンちゃん。パパにバイバイしましょうね~。」
朱莉は蓮の小さな手を握り、小さなバイバイをさせた。
「パパ・・・・。」
翔は口の中で小さく呟いたのを朱莉は聞き逃さなかった。そして顔を真っ赤にさせると言った。
「あ、す・すみませんっ!図々しくも翔さんの事をパパなんて言って・・・っ!」
「い、いや・・それは事実だから別に構わないけど・・ただ・・。」
「?」
朱莉は顔を上げて翔を見た。
「い、いや・・・何でも無い。それじゃ・・・蓮の事宜しく頼よ。」
そう言うと、翔は玄関を出てドアを閉めた。
そして小さく呟いた。
「俺は・・・あの時、一体何を言おうとしていたんだ・・・?」
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