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5.双頭の龍の思い①〜レイザ視点〜
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今日は姉上が学園に初登校した記念すべき日だ。
すべて完璧に手配したと思っていたのに、痛恨のミスがあったことが発覚したので、こうして妹のレイリンと二人で今度の対策を話し合っている。
「まったくなんでお姉様に婚約者がいることを調べなかったのよ、レイザ!あのハリロン・ルーズナが相手だなんて最悪だわ。お姉様に相応しくないっ!初日から不快な思いをさせるなんて妹失格だわ」
涙目の妹は近くにあったクッションを投げつけてくる。こんな感情を露わにするレイリンは珍しい。
姉上が絡んでいるからだ。
双頭の龍である僕達が心を動かす唯一の人、それが姉上だ。
「…僕のミスだ、反省している」
「レイザらしくないわ。いつもならこんなミスしないでしょっ!お姉様と一緒に暮らせるからって、浮かれてしまっていたのね!」
妹が言っていることは正しい。
あのクラスに編入するように手配したのは僕だ。
もっとちゃんと調べたら、ルーズナ侯爵家の次男が姉の形ばかりの婚約者だって分かったはずだ。
我が家では姉の話題が両親の口から出たことはない。
だから姉の婚約者の存在だって聞いたことがないから、病弱ゆえにいないものだと思い込んでいた。
だからこんな結果になった。
落ち込んでいる僕に妹がシュンとして、『ごめんなさい、レイザ』と謝ってくる。
「言い過ぎたわ。お姉様、なんだかんだ言っても学園生活をとても楽しみにしていたでしょ?だからこんな事になって、がっかりされちゃったかなと思って…。凄く悲しかったの。レイザが悪いわけではないのにイライラして八つ当たりしちゃったわ。怒ってる?レイザ」
「いいや、怒ってないよ。レイリンの気持ちは痛いほど分かるから。でも姉上が僕らにがっかりすることはないよ、絶対に」
妹は僕の言葉に大きく頷く。
レイリンだって、姉上が僕達に対して負の感情を抱くなんて本気では思ってはいない。
「ええ、そうね。お姉様だけはどんな時も私達の味方だものね」
「ああ、どんな僕達でも姉上は失望したりしないさ」
姉上だけだった。
『双頭の龍』ではなく僕達自身を見てくれるのは。
――昔も今も…。
僕と妹は生まれながらにして期待されていた。
両親は典型的な貴族で、公爵家に役立つ双子をそれはそれは大切に育てていた。だがそれは愛情からではなく、体裁とか見栄とか欲とかそんなものだけだった。
『レイザ、レイリン。公爵家の者ならこれくらい出来て当然です』
『『はい、お母様』』
『どんな時も誰に対しても絶対にすきを見せるな』
『『はい、お父様』』
どんなに頑張っても褒められることはなかった。出来て当然で、それ以外の選択肢など与えられない。
――息苦しかった毎日。
でも生まれた時からその環境しか知らなかったから、僕達は立派な両親の考えに染まっていた。
姉の存在は知っていたけれど、実際に会ったのは僕達が七歳になった頃だった。
『会えて嬉しいわ。初めまして、私があなた達の姉のハナミアよ』
初めて会った姉は青白い顔色で、年上のくせに僕達よりも体が小さく、見るからに弱々しかった。
公爵家の人間失格だと思った。
父上達が『欠陥品』と言っていたわけだな。
『弟のレイザです。よろしくお願いします、姉上』
『お姉様、妹のレイリンです。よろしくお願いします』
礼儀正しく挨拶したけど、僕の口調は冷めたものだった。それは妹も同じで、僕と同じことを考えているなと分かった。
三週間だけ領地に滞在することになった僕達は姉を無視した。役に立たない人間に割く時間など無駄だと教えられてきたからだ。
それでも姉上は僕らに話し掛けてきた。
『レイザもレイリンも、乗馬がすごく上手ね』
『出来て当たり前です』
『すごいね、二人とも!三ヶ国語も話せるなんて』
『当然ですわ』
出来て当たり前のことを大袈裟に褒める姉上。
最初はこんな事もできないのかと心のなかで見下していた。
でも姉上は僕達が転んだら『みっともないところを見せるんじゃない』ではなく『大丈夫?』と心配してくれた。
僕達は相変わらず無視をしていたけれど、次はどんなことを言ってくれるんだろうと期待するようになっていった。
それは妹も同じだった。
ある日の夕食のこと。
僕と妹が苦手な食材が食卓に上がった。いつもなら我慢して飲み込んでいたけど、それが出来ない大きさだった。
残したら王都にいる両親に報告が行く。そして『公爵家の人間なのに』と叱責されるのだ。
……あれは嫌だ。全部を否定されるから。
妹を見れば涙目になっている。僕も泣きそうだった。
すると、姉上が僕達の皿の上に残っている赤いトマトを勝手に食べ始めた。
『みっともない真似はおやめください!』と周囲から叱られてもやめず、そして吐いて寝込んだ。
姉上は言い訳などしなかった。
そして僕達もありがとうとは言わなかった。自分より下の者に頭を下げるなと教わっていたから。
あの人は欠陥品なんだから…。
王都に戻る前に、寝込んでいる姉上のもとに挨拶に行くと『大丈夫?』と聞いてきた。
初めて会ったときよりも青白い顔をして、今にも死にそうなほど苦しそうで自分のほうが大丈夫じゃないのに。
『大丈夫ってなにがですか?』
『二人とも無理し過ぎだよ。頑張るのは良いことだと思うよ。でもね、休んでもいいし苦手なものがあってもいいと思う。頑張らないレイザとレイリンでも私は大好き。だって私の弟と妹なんだから。…私ばっかり休んでいてごめんね。お願いだから、無理しないで』
何も言えずにいる僕達の頭を、姉は今にも折れそうな細い手で『いい子だね』と優しく撫でてくれた。
『うわぁーーん、姉上、ごめんなさい』
『…ひっく…うぁーーーん。ありがとう、お姉様』
『うん、二人とも素直でいい子だね。……ゴフッ…』
そう言ってから姉は吐血し生死の境を彷徨った。
数日後に目覚めた姉は、僕達を見て真顔で聞いてきた。
『あら、天使がいるわ♪ということは、ここは天国?』
『て、天国ではありません、姉上!』
『お姉様は生きていますわ!』
僕達が必死に否定すると、姉上はふわっと笑った。
『でも天使がいるわね。ふふ、私の弟と妹は可愛い天使達なのね』
僕達はまた声を上げて泣いた。
それは生まれて初めて流した嬉し涙だった。
その日から、僕とレイリンにとって、姉上は特別になった。
すべて完璧に手配したと思っていたのに、痛恨のミスがあったことが発覚したので、こうして妹のレイリンと二人で今度の対策を話し合っている。
「まったくなんでお姉様に婚約者がいることを調べなかったのよ、レイザ!あのハリロン・ルーズナが相手だなんて最悪だわ。お姉様に相応しくないっ!初日から不快な思いをさせるなんて妹失格だわ」
涙目の妹は近くにあったクッションを投げつけてくる。こんな感情を露わにするレイリンは珍しい。
姉上が絡んでいるからだ。
双頭の龍である僕達が心を動かす唯一の人、それが姉上だ。
「…僕のミスだ、反省している」
「レイザらしくないわ。いつもならこんなミスしないでしょっ!お姉様と一緒に暮らせるからって、浮かれてしまっていたのね!」
妹が言っていることは正しい。
あのクラスに編入するように手配したのは僕だ。
もっとちゃんと調べたら、ルーズナ侯爵家の次男が姉の形ばかりの婚約者だって分かったはずだ。
我が家では姉の話題が両親の口から出たことはない。
だから姉の婚約者の存在だって聞いたことがないから、病弱ゆえにいないものだと思い込んでいた。
だからこんな結果になった。
落ち込んでいる僕に妹がシュンとして、『ごめんなさい、レイザ』と謝ってくる。
「言い過ぎたわ。お姉様、なんだかんだ言っても学園生活をとても楽しみにしていたでしょ?だからこんな事になって、がっかりされちゃったかなと思って…。凄く悲しかったの。レイザが悪いわけではないのにイライラして八つ当たりしちゃったわ。怒ってる?レイザ」
「いいや、怒ってないよ。レイリンの気持ちは痛いほど分かるから。でも姉上が僕らにがっかりすることはないよ、絶対に」
妹は僕の言葉に大きく頷く。
レイリンだって、姉上が僕達に対して負の感情を抱くなんて本気では思ってはいない。
「ええ、そうね。お姉様だけはどんな時も私達の味方だものね」
「ああ、どんな僕達でも姉上は失望したりしないさ」
姉上だけだった。
『双頭の龍』ではなく僕達自身を見てくれるのは。
――昔も今も…。
僕と妹は生まれながらにして期待されていた。
両親は典型的な貴族で、公爵家に役立つ双子をそれはそれは大切に育てていた。だがそれは愛情からではなく、体裁とか見栄とか欲とかそんなものだけだった。
『レイザ、レイリン。公爵家の者ならこれくらい出来て当然です』
『『はい、お母様』』
『どんな時も誰に対しても絶対にすきを見せるな』
『『はい、お父様』』
どんなに頑張っても褒められることはなかった。出来て当然で、それ以外の選択肢など与えられない。
――息苦しかった毎日。
でも生まれた時からその環境しか知らなかったから、僕達は立派な両親の考えに染まっていた。
姉の存在は知っていたけれど、実際に会ったのは僕達が七歳になった頃だった。
『会えて嬉しいわ。初めまして、私があなた達の姉のハナミアよ』
初めて会った姉は青白い顔色で、年上のくせに僕達よりも体が小さく、見るからに弱々しかった。
公爵家の人間失格だと思った。
父上達が『欠陥品』と言っていたわけだな。
『弟のレイザです。よろしくお願いします、姉上』
『お姉様、妹のレイリンです。よろしくお願いします』
礼儀正しく挨拶したけど、僕の口調は冷めたものだった。それは妹も同じで、僕と同じことを考えているなと分かった。
三週間だけ領地に滞在することになった僕達は姉を無視した。役に立たない人間に割く時間など無駄だと教えられてきたからだ。
それでも姉上は僕らに話し掛けてきた。
『レイザもレイリンも、乗馬がすごく上手ね』
『出来て当たり前です』
『すごいね、二人とも!三ヶ国語も話せるなんて』
『当然ですわ』
出来て当たり前のことを大袈裟に褒める姉上。
最初はこんな事もできないのかと心のなかで見下していた。
でも姉上は僕達が転んだら『みっともないところを見せるんじゃない』ではなく『大丈夫?』と心配してくれた。
僕達は相変わらず無視をしていたけれど、次はどんなことを言ってくれるんだろうと期待するようになっていった。
それは妹も同じだった。
ある日の夕食のこと。
僕と妹が苦手な食材が食卓に上がった。いつもなら我慢して飲み込んでいたけど、それが出来ない大きさだった。
残したら王都にいる両親に報告が行く。そして『公爵家の人間なのに』と叱責されるのだ。
……あれは嫌だ。全部を否定されるから。
妹を見れば涙目になっている。僕も泣きそうだった。
すると、姉上が僕達の皿の上に残っている赤いトマトを勝手に食べ始めた。
『みっともない真似はおやめください!』と周囲から叱られてもやめず、そして吐いて寝込んだ。
姉上は言い訳などしなかった。
そして僕達もありがとうとは言わなかった。自分より下の者に頭を下げるなと教わっていたから。
あの人は欠陥品なんだから…。
王都に戻る前に、寝込んでいる姉上のもとに挨拶に行くと『大丈夫?』と聞いてきた。
初めて会ったときよりも青白い顔をして、今にも死にそうなほど苦しそうで自分のほうが大丈夫じゃないのに。
『大丈夫ってなにがですか?』
『二人とも無理し過ぎだよ。頑張るのは良いことだと思うよ。でもね、休んでもいいし苦手なものがあってもいいと思う。頑張らないレイザとレイリンでも私は大好き。だって私の弟と妹なんだから。…私ばっかり休んでいてごめんね。お願いだから、無理しないで』
何も言えずにいる僕達の頭を、姉は今にも折れそうな細い手で『いい子だね』と優しく撫でてくれた。
『うわぁーーん、姉上、ごめんなさい』
『…ひっく…うぁーーーん。ありがとう、お姉様』
『うん、二人とも素直でいい子だね。……ゴフッ…』
そう言ってから姉は吐血し生死の境を彷徨った。
数日後に目覚めた姉は、僕達を見て真顔で聞いてきた。
『あら、天使がいるわ♪ということは、ここは天国?』
『て、天国ではありません、姉上!』
『お姉様は生きていますわ!』
僕達が必死に否定すると、姉上はふわっと笑った。
『でも天使がいるわね。ふふ、私の弟と妹は可愛い天使達なのね』
僕達はまた声を上げて泣いた。
それは生まれて初めて流した嬉し涙だった。
その日から、僕とレイリンにとって、姉上は特別になった。
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