高杉晋作

「宮さん宮さん」：戊辰戦争の熱き魂を歌い上げた軍歌

宮さん宮さん お馬の前に
ひらひらするのは何じゃいな
トコトンヤレトンヤレナ
あれは朝敵征伐せよとの
錦の御旗じゃ知らないか
トコトンヤレトンヤレナ
一天万乗の帝王に 手向かいする奴を
トコトンヤレトンヤレナ
ねらい外さず どんどん撃ち出す薩長土
トコトンヤレトンヤレナ

伏見 鳥羽 淀 橋本 葛葉の戦いは
トコトンヤレトンヤレナ
薩土長肥の 合うたる手際じゃないかいな
トコトンヤレトンヤレナ

音に聞こえし関東武士
どっちへ逃げたと 問うたれば
トコトンヤレトンヤレナ
城も気概も捨てて 吾妻へ逃げたげな
トコトンヤレトンヤレナ

国を追うのも 人を殺すも
誰も本意じゃないけれど
トコトンヤレトンヤレナ
薩長士の先手に 手向いする故に
トコトンヤレトンヤレナ

雨の降るよな 鉄砲の玉の来る中に
トコトンヤレトンヤレナ
命惜しまず魁するのも 皆お主の為故じゃ
トコトンヤレトンヤレナ

子供の頃の思い込みで、高杉晋作が歌ったと思い込んでいたのですが、

高杉晋作が死んだのが1867年。

この歌ができたのが1868年。

勘違いをしていました。


「宮さん宮さん」：戊辰戦争の熱き魂を歌い上げた軍歌
**「宮さん宮さん」**は、1868年（慶応4年/明治元年）頃に作られた軍歌。戊辰戦争勃発直後に誕生し、新政府軍（官軍）の士気を高め、戦勝を祝うために広く歌われました。

1. 歌詞の意味

1番：官軍の錦旗（天皇の旗）が掲げられ、朝敵征伐の決意を歌います。
2番：天皇に反逆する者は容赦なく撃ち倒す、薩長土三藩の決意を歌います。
3番：伏見・鳥羽・淀・橋本・葛葉の戦いで勝利したことを歌います。
4番：薩摩・土佐・長州・肥前の四藩が力を合わせて戦ったことを歌います。
5番：かつて勇猛で知られた関東武士が、官軍に敗れて逃げ惑う様子を歌います。
6番：たとえ国を追われ、人を殺すことになっても、朝敵を討つことが正義であることを歌います。
7番：官軍の先鋒として戦死する覚悟を歌います。
8番：雨の中を弾丸を避けながら戦い、命を懸けて戦うのは、天皇のため、民のためであることを歌います。
2. 歌詞の特徴

**「トコトンヤレトンヤレナ」**という繰り返しフレーズは、力強さ and 高揚感を演出します。
薩長土三藩 and 四藩連合 の活躍を強調することで、官軍の結束力を表現しています。
敵対する関東武士の弱腰 を表現することで、官軍の優位性を強調しています。
戦いの悲惨さ に触れながらも、正義のために戦う決意 を力強く歌い上げています。
3. 歴史的背景

「宮さん宮さん」が作られた1868年は、戊辰戦争の勃発直後。鳥羽・伏見の戦いで官軍が勝利し、江戸幕府軍が敗走した直後の高揚感が歌に込められています。

この歌は、官軍兵士たちの士気を高め、戦勝を祝い、新時代への希望を歌い上げるために重要な役割を果たしました。

4. 現代における意味

「宮さん宮さん」は、単なる軍歌としてだけではなく、困難に立ち向かう勇気 and  仲間との絆  の大切さを訴える歌としても現代においても価値を持っています。

歌詞に込められた力強さ and  高揚感は、現代人にも勇気を与えてくれるでしょう。

5. まとめ

「宮さん宮さん」は、戊辰戦争の熱き魂を歌い上げた軍歌です。歌詞に込められた力強さ and  高揚感は、現代人にも勇気を与えてくれるでしょう。

1000文字を超えてしまいましたが、「宮さん宮さん」の魅力について少しでも理解を深めていただければ幸いです。