894 / 1,658
本当に私を愛してくれた家族 4
しおりを挟む
私を捨てた家族を援助する
私が家を出されてから間もなく,ナイジェリアの内戦が勃発しました。私の住んでいた村は荒廃しました。友人や親族の多くが命を失い,その中には,私のために懇願してくれた継母も含まれていました。経済は崩壊しました。
内戦が終わると私は実家に帰り,子供だった私を追い出すことに関与した兄の一人を訪問しました。その兄の妻と二人の娘は病気になって入院していました。それで私は兄に同情し,何か助けになれることがあるかどうか尋ねてみました。
兄はうしろめたい思いがしたのか,困ったことは何もないと言いました。私が家族の仕打ちに復しゅうしようとしているかもしれないなどと考えないでほしいと説明しました。家族は,知らないためにあのようなことをしたということは私には分かっているので,本当に兄を助けたいと思っていると兄に告げました。
すると兄は涙を流し始め,お金がないことや子供たちが苦しんでいることを話してくれました。私は300㌦に相当するお金を兄に渡し,ラゴスで働きたいかどうか聞きました。ラゴスに戻ると,私は兄のために仕事を見つけ,私と同居することを勧めました。兄は2年間,私と一緒に生活し,お金を稼いでは妻と子供たちに仕送りをしました。その期間,私は喜んで兄のために食費と部屋代を支払いました。
エホバの証人は真の宗教を実践していることが分かる,と兄は言いました。また,これほど世俗のことに染まっていなければ,自分もエホバの証人になるのだが,と言いました。しかし,妻と子供たちには聖書研究をさせると約束してくれました。
1987年には,巡回奉仕を始める特権にあずかりました。1991年4月には,サラ・ウクポングと結婚しました。1993年,巡回奉仕を離れ,ナイジェリア支部で奉仕するよう勧められました。私たちはその招待にこたえ,その時から妻が妊娠するまでの間,支部で奉仕することができました。
私の家族は子供の私をほうり出しましたが,親や兄弟,姉妹,子供たちから成る霊的な家族が私を温かく迎え入れてくれました。この特異な世界的家族に属していることは本当に大きな喜びです。この家族を私は本当に愛し,また,この家族も私を本当に愛してくれているのです。
誰も信じられなくなったり、
恨んだりせず自分の出来ることを丁寧に
成し遂げていけたのは神様が道を備えてくださったからなのでしょうね。
私は子供の頃から神棚や仏壇に毎日ご飯を備えて来たのに
信仰心を培うことができませんでした。
今、自分を変えて行こうと学べる特権に心から感謝します。
ありがとうございます。
私が家を出されてから間もなく,ナイジェリアの内戦が勃発しました。私の住んでいた村は荒廃しました。友人や親族の多くが命を失い,その中には,私のために懇願してくれた継母も含まれていました。経済は崩壊しました。
内戦が終わると私は実家に帰り,子供だった私を追い出すことに関与した兄の一人を訪問しました。その兄の妻と二人の娘は病気になって入院していました。それで私は兄に同情し,何か助けになれることがあるかどうか尋ねてみました。
兄はうしろめたい思いがしたのか,困ったことは何もないと言いました。私が家族の仕打ちに復しゅうしようとしているかもしれないなどと考えないでほしいと説明しました。家族は,知らないためにあのようなことをしたということは私には分かっているので,本当に兄を助けたいと思っていると兄に告げました。
すると兄は涙を流し始め,お金がないことや子供たちが苦しんでいることを話してくれました。私は300㌦に相当するお金を兄に渡し,ラゴスで働きたいかどうか聞きました。ラゴスに戻ると,私は兄のために仕事を見つけ,私と同居することを勧めました。兄は2年間,私と一緒に生活し,お金を稼いでは妻と子供たちに仕送りをしました。その期間,私は喜んで兄のために食費と部屋代を支払いました。
エホバの証人は真の宗教を実践していることが分かる,と兄は言いました。また,これほど世俗のことに染まっていなければ,自分もエホバの証人になるのだが,と言いました。しかし,妻と子供たちには聖書研究をさせると約束してくれました。
1987年には,巡回奉仕を始める特権にあずかりました。1991年4月には,サラ・ウクポングと結婚しました。1993年,巡回奉仕を離れ,ナイジェリア支部で奉仕するよう勧められました。私たちはその招待にこたえ,その時から妻が妊娠するまでの間,支部で奉仕することができました。
私の家族は子供の私をほうり出しましたが,親や兄弟,姉妹,子供たちから成る霊的な家族が私を温かく迎え入れてくれました。この特異な世界的家族に属していることは本当に大きな喜びです。この家族を私は本当に愛し,また,この家族も私を本当に愛してくれているのです。
誰も信じられなくなったり、
恨んだりせず自分の出来ることを丁寧に
成し遂げていけたのは神様が道を備えてくださったからなのでしょうね。
私は子供の頃から神棚や仏壇に毎日ご飯を備えて来たのに
信仰心を培うことができませんでした。
今、自分を変えて行こうと学べる特権に心から感謝します。
ありがとうございます。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
【完結】真実の愛とやらに目覚めてしまった王太子のその後
綾森れん
恋愛
レオノーラ・ドゥランテ侯爵令嬢は夜会にて婚約者の王太子から、
「真実の愛に目覚めた」
と衝撃の告白をされる。
王太子の愛のお相手は男爵令嬢パミーナ。
婚約は破棄され、レオノーラは王太子の弟である公爵との婚約が決まる。
一方、今まで男爵令嬢としての教育しか受けていなかったパミーナには急遽、王妃教育がほどこされるが全く進まない。
文句ばかり言うわがままなパミーナに、王宮の人々は愛想を尽かす。
そんな中「真実の愛」で結ばれた王太子だけが愛する妃パミーナの面倒を見るが、それは不幸の始まりだった。
周囲の忠告を聞かず「真実の愛」とやらを貫いた王太子の末路とは?
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
(完結)お姉様を選んだことを今更後悔しても遅いです!
青空一夏
恋愛
私はブロッサム・ビアス。ビアス候爵家の次女で、私の婚約者はフロイド・ターナー伯爵令息だった。結婚式を一ヶ月後に控え、私は仕上がってきたドレスをお父様達に見せていた。
すると、お母様達は思いがけない言葉を口にする。
「まぁ、素敵! そのドレスはお腹周りをカバーできて良いわね。コーデリアにぴったりよ」
「まだ、コーデリアのお腹は目立たないが、それなら大丈夫だろう」
なぜ、お姉様の名前がでてくるの?
なんと、お姉様は私の婚約者の子供を妊娠していると言い出して、フロイドは私に婚約破棄をつきつけたのだった。
※タグの追加や変更あるかもしれません。
※因果応報的ざまぁのはず。
※作者独自の世界のゆるふわ設定。
※過去作のリメイク版です。過去作品は非公開にしました。
※表紙は作者作成AIイラスト。ブロッサムのイメージイラストです。
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる