このユーザは規約違反のため、運営により削除されました。 前科者みたい 小説家になろうを腐ったみかんのように捨てられた 雑記帳

今が一番幸せ

　びちゃびちゃ、毎日良く雨が降ります。

秋霖、初秋のころの長雨。

柿は色づき、銀杏も黄色からオレンジ色に変わっていく今日この頃、

いかががお過ごしですか。

だんだん秋も深まり、木の葉が艶やかに色を添えていきます。

秋は一年のうちでも特別な時期です。

温暖な地方ではこの時期になると，空が青く澄み，晴天が続き，

夜間の気温が低下するので，山の木々の葉が徐々に黄色，

だいだい色，紅色と，さまざまな色に染まっていきます。

この時期になるとまた，常緑樹のマツやスギの地味な色が，

近縁の落葉樹の鮮やかな紅色や黄色を引き立てます。

楽しみですね。

子供たちと変わり行く時を楽しめるでしょうか。

わたくし、藤永 彩夏　25歳は、

6、4、2才と3人の子持ちですが

今が一番幸せです。

台風シーズンで騒がれていた1ヶ月前、

わたくしは、藤永 昌弘さん31歳と離婚いたしました。

理由は、昌弘さんの不倫と義理母の嫁いびりです。

わたくしは、3歳のときに父を亡くし、

母子家庭で育ちました。

ところが去年の今頃、その母もがんで身罷ったのです。

天涯孤独になってしまったのです。

母の入院したとき、義理母と昌弘さんは、病院にお見舞いに行くことも

一度もありませんでした。

まるで、天下でも取ったように邪険にわたくしを扱うようになったのです。

家事を手伝ってくれることもなく、

子育てに家事に仕事に母のお見舞いに

私はてんてこまいの生活をしておりました。

あれは、家庭というよりは、わたくしはただの家政婦という扱いでした。

あのままあの生活が続いたら、私は過労のため、倒れてしまったと思います。

ご自分たちは、ごみだしひとつ手伝わないのに、

口汚く、子供たちの前で私をののしります。

母が身罷って、お葬式のときも初七日も49日もまったく、

手伝ってはいただけませんでした。

それどころか、優しいねぎらいの言葉ひとつもなかったのです。

人間関係はどちらかが一方的に悪いということではないと思う。

何かがきっとこじれてしまって、いこじになっていったのでしょうね。

善悪はさておき、49日がすんだあたりから、

わたくしはどんどんうつ状態がひどくなり、

友達に病院に連れていってもらうと、

重症うつ病で入院を強く勧められました。

児童相談所に3人の子供たちを預かってもらい、

2週間の入院をしたのです。

その間も、義理母も昌弘さんも一度もお見舞いには来ていただけませんでした。

入院して、一週間が過ぎた頃、友達が病院に見舞いに来て、

一枚の写真を見せられました。

それは、私の家の玄関での写真で、

義理母と昌弘さんと女の人が嬉しそうに何かを話している写真でした。

友達が探偵さんを紹介してくれて、調査を開始しました。

なんと、その彼女はわたくしの入院した日からずっと私の家に泊まっているのです。

不倫の証拠はすぐに集まり、弁護士さんも紹介してもらって

退院予定の1日前に病院にお願いして帰ることにいたしました。

退院時は、友達、弁護士さん同行でいざ帰宅。

「あら、もう帰ってきたの」

義理母は、大慌て。

「連絡くらいしろよ」

昌弘さんも声を荒げて威圧してきます。

彼女はどうしていいかわからず、おろおろ。

とりあえず、みんなで話し合いです。

その彼女とは、3年くらい続いていたようです。

そして、わたくしと離婚して彼女と一緒になりたいと……。

「お前と子供を食わしてきたんだから、責任は果たしてきた」

と、いけしゃあしゃあとのたまうのです。

わたくしは、介護の仕事をしていますが、

家事や子育ては手抜きすることなく果たしてきたと思っております。

愛のない家に子供たちといることは健康にも教育にも悪い。

袖すりあうも多少の縁。

預貯金だけ折半にしてさっさとおいとましとうございます。

養育費とか言っても、もめて離婚が長引くのも嫌なのです。

さっさとBye Bye。

その日は、友達の家に泊まり、次の日、住む家を探しに行きました。

とっても古いおうちですが、お庭もついているところを見つけました。

退院後3日目。

子供たちを迎えに行って、まだ何もおいてないおうちに連れて行きました。

「もう、おばあちゃんに叱られなくて👍」

子供たちは大はしゃぎです。

身罷った母の生命保険のお金がかなりあるので、

わたくしは、ケアマネジャー（介護支援専門員）の資格を取れるように

がんばろうと思います。

災い転じて福となす。

家族4人。今が一番幸せな生活を送るのです。

ありがとうございました。

大切にされない事に慣れたらダメだよ。あなたを大切にしてくれない人と一緒にいると自己肯定感がどんどん下がって最終的には自尊心が壊れる。大切にされない事に慣れると感覚が麻痺してそれが普通だと錯覚し、悪い人間関係から抜け出せなくなっちゃうので気を付けて。あなたは大切にされるべきなんだよ

月日は流れて、5年。

上の息子は、11歳になった。

先日、池袋で家族でデパートに行っているときに、

偶然、昌弘さん、元夫に会った。

一緒に食事でもしようとレストランに行った。

「子供はひとりもいないんだよ」

彼は寂しそうにつぶやく。

そして、とっても困った顔をして、

「あいつさ、掃除どころか洗濯ひとつしないんだぜ」

「だって、ネイルが割れちゃうじゃない～♪」

と、いうそうだ。

義理母は、朝から晩まで家事、食事つくり、てんてこ舞いらしい。

そして、二人でためた貯金は彼女のブランド志向で

使い果たされて、カードローンで大変らしい。

「あのさ、いいにくいんだけど、離婚するから、

もう一回一緒になったよ」

「いやです!!」

ざまぁです。