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ネズミ算とは?

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ネズミ算とは?
ネズミ算とは、ネズミの繁殖力になぞらえて、物事の数が急速に増殖していくことを表す言葉です。具体的には、以下の2つの意味合いがあります。

1. 数の急速な増加

ネズミは繁殖力が非常に高く、1匹のメスが1年に3~5回、1回あたり5~10匹の子を出産することができます。つまり、1組のネズミが1年で30匹以上の子孫を残す可能性もあるのです。

このネズミの驚異的な繁殖力になぞらえて、短期間のうちに数が急速に増殖していくことを「ネズミ算」と表現します。例えば、以下のような場合にネズミ算という言葉が使われます。

悪質な噂が広まる様子
借金が膨らむ様子
インターネット上の情報が拡散する様子
2. 悪いことの急速な広まり

ネズミは害獣であり、多くの被害をもたらします。そのため、ネズミ算という言葉には、悪いものが急速に広まっていくというニュアンスも含まれます。例えば、以下のような場合にネズミ算という言葉が使われます。

犯罪が蔓延する様子
病気が広まる様子
経済格差が広がる様子
ネズミ算という言葉の注意点

ネズミ算という言葉は、ネズミの繁殖力という生物学的な事実を基にしていますが、必ずしもネズミに関する事柄にのみ用いられるわけではありません。むしろ、ネズミの繁殖力になぞらえて、数の急速な増加や悪いことの急速な広まりを表現するために使われることが多い言葉と言えるでしょう。

また、ネズミ算という言葉には、ネズミに対する嫌悪感や恐怖感といった感情が伴う場合もあります。そのため、この言葉を使う際には、相手を不快にさせないよう注意する必要があります。

ネズミ算の類義語

雪だるま式
幾何級数的増加
爆発的増加
燎原の火
止まらない増加
際限のない増加
ネズミ算の対義語

微増
緩やかな増加
停滞
減少
縮小
例文

悪質なデマがネズミ算のように広まり、社会不安を煽った。
借金がネズミ算のように膨らみ、ついに返済不能に陥った。
インターネットの普及により、情報がネズミ算のように拡散するようになった。
近年、犯罪がネズミ算のように蔓延し、人々の安全が脅かされている。
感染症がネズミ算のように広がり、多くの人命が失われた。
経済格差がネズミ算のように広がり、社会の分断が深刻化している。
ネズミ算という言葉は、数の急速な増加や悪いことの急速な広まりを表現する際に便利な言葉です。しかし、その言葉の意味やニュアンスを理解した上で、適切な場面で使用することが重要です。
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