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「FUCK YOUッ! ぶち殺すぞゴミめらッ!! 質問すれば返ってくるのが当たり前かッ? あぁん?
お前達は皆、まるで幼児の様にこの世を自分中心に、“求めれば周りが右往左往して世話を焼いてくれる”、臆面も無くまだそんな風に考えてやがる。
甘えるな! 世間はお前らのお母さんではないッ! お前らはシャバで甘えに甘え、負けに負けてここにいる折り紙つきのクズだ。クズには元来権利など何も無い。 船の中でも…外でもだ…!」『賭博黙示録カイジ』より引用
みるくは昨日から、ガーデニングのボランティアグループのお仕事で城北中央公園に水やりをしに行っている。
広大な土地の水やりは11リットルのじょうろで何度も足を運ぶほど、ホースの届かない所があったり、
早朝5時頃、水やりしたのにお昼にはからからに乾いていたりした。
誰かが笑顔になってくれるために無償で働ける自分が嬉しかった。
一つ一つのお花との一期一会。
「頑張ってるね」
「暑いね」
「ありがとうね」
話しかけながら丁寧にできるだけ泥が跳ねない様に水やりをしていく。
咲き終わった花や枯れた枝は切り落とす。
嬉しい楽しい時間だった。
11リットルのじょうろは本当に重い。
何度も何度も水を汲んでは水をあげていく。
インパチェンスなど、しなーとなっているお花にはたっぷりと多めに。
グラジオラスや鬼百合などの球根には少し控えめに。
心のおもてなしを施せる自分を自画自賛していた。
心のどこかで誰かがねぎらいの言葉でもかけてくれるとでも思っていたのだろうか。
今日一日だけ、誰かに良いことをひとつして、そして相手に気づかせません。
もし誰かが気づいたなら、数には入れません。
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https://pin.it/4tP2j2A via @pinterest
https://pin.it/3C5xwkl via @pinterest
https://pin.it/39VkqWP via @pinterest pic.twitter.com/zYk5AhYj93
いいえ、褒めてもらえるなどとは思っていなかったと思う。
でも、叱られるとも思っていなかった。
正確に言うと、叱られたのではなく注意を受けたのだが……。
「ここから先に自転車を持ち込まないでください」
じょうろを自転車の後ろに載せる為に水飲み場の傍に止めていた。
すなおに、
「はい、ごめんなさい」
と言えばいいものを、暑いのと蚊に刺されて痒いのと
いいえ、そんなのはいいわけだな。とにかく、いたって反抗的な性格だから
即座に沸騰したやかんのように
「なら、この重いじょうろをどうすればいいんですか?」
と切り付けるように言葉を放ってしまう。
優しそうなイケメンの職員さんは、
別な水が出る所とかホースの場所とか一緒に考えてくださった。
みるくも、自分の答え方が反抗的である事に気付き深々と頭を下げ、
丁寧にお礼を言った。
はうーー。
達也さんにもものの言い方がきついと言われている。
歯から出た言葉は戻らないと小さな頃から何度も注意されている。
人ってホントに中々変われないよね。
よしよし、メンタル軟弱なみるくさん。
今日一日、よく頑張ったね。
いいこいいこ。
てへ。
もこもこのお布団にしたいくらい白い雲が青い空に浮かんでる。
入道雲とは、積雲が発達してできる「雄大積雲」や「積乱雲」の俗称であり、巨大でもくもくとした雲のこと。 昼間には可愛らしく浮かんでいたお天気雲が夕方にはすっかり黒くなり大雨を降らせることもあるので、雨に降られないためには雲の動きに注意することが必要です。
眩しいくらいの光がきらきらときらめいている。
木立が揺らぎうるさいくらいの蝉しぐれが斉唱、重唱、合唱する。
よくあるドラマの夏の風物詩。
風がそよぐ。
はたはたとビッグTシャツが背中で膨らむ。
きもちいい。
作業が終わって下のベンチで木々を観察していたら、
カードキャプターさくらの月城雪兎 (つきしろゆきと)さんの
ような人が隣のベンチに座った。
たわいない世間話に心がほぐれていく。
初対面の人にも気さくに話しかけられるのは
みるくが保険の外交で支社長から一日3件の特別飛び込み訪問を
課せられていたおかげだろう。
楽しいひと時にさっきまでおこちゃまな自分の対応を忘れる。
これからしばしの間、一日2回の水やり。
LINEに頑張ると書いてしまったから、やるっきゃないよね。
やっつけ仕事じゃなくて、丁寧に心を込めてできたらいいな。
大好きな夏。段々アクティブでポジティブになっていく。
滴り落ちる汗を拭いながら動けることに感謝している。
達也さんは、トウモロコシを植えたのに枯れちゃったと言っていたけど
一緒にガーデニングできたらいいな~♪
獲れたての完熟プチトマトをさっと洗って達也さんの口に。
フルーツのような甘さにびっくりするだろうな。
「これ、ほんとにトマト?」
達也さんの為なら、何でもできる気がするから不思議。
ねー。ずーと貴方を好きでいてもいいのかな?
昨日、オンラインゲームでバンマに行ったり、迷宮に行ったりして楽しかった。
今が一番幸せ。
ありがとうございます。
素敵な人間関係の決め手は
「ありがとう」のたった一言
感謝は人の心を開き
運命を開く
感謝はライフスタイル
笑⾨来福
怡然⾃楽
あなたが大好き
生まれてきてよかった
生きていてよかった
あなたと出会えてよかった
達也さんとラベンダー畑を見に行く事が出来ますように
その日まで、マイガーデンのラベンダーの手入れ、頑張ろう。
ありがとう https://pic.twitter.com/yjq4VadL7C
お前達は皆、まるで幼児の様にこの世を自分中心に、“求めれば周りが右往左往して世話を焼いてくれる”、臆面も無くまだそんな風に考えてやがる。
甘えるな! 世間はお前らのお母さんではないッ! お前らはシャバで甘えに甘え、負けに負けてここにいる折り紙つきのクズだ。クズには元来権利など何も無い。 船の中でも…外でもだ…!」『賭博黙示録カイジ』より引用
みるくは昨日から、ガーデニングのボランティアグループのお仕事で城北中央公園に水やりをしに行っている。
広大な土地の水やりは11リットルのじょうろで何度も足を運ぶほど、ホースの届かない所があったり、
早朝5時頃、水やりしたのにお昼にはからからに乾いていたりした。
誰かが笑顔になってくれるために無償で働ける自分が嬉しかった。
一つ一つのお花との一期一会。
「頑張ってるね」
「暑いね」
「ありがとうね」
話しかけながら丁寧にできるだけ泥が跳ねない様に水やりをしていく。
咲き終わった花や枯れた枝は切り落とす。
嬉しい楽しい時間だった。
11リットルのじょうろは本当に重い。
何度も何度も水を汲んでは水をあげていく。
インパチェンスなど、しなーとなっているお花にはたっぷりと多めに。
グラジオラスや鬼百合などの球根には少し控えめに。
心のおもてなしを施せる自分を自画自賛していた。
心のどこかで誰かがねぎらいの言葉でもかけてくれるとでも思っていたのだろうか。
今日一日だけ、誰かに良いことをひとつして、そして相手に気づかせません。
もし誰かが気づいたなら、数には入れません。
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いいえ、褒めてもらえるなどとは思っていなかったと思う。
でも、叱られるとも思っていなかった。
正確に言うと、叱られたのではなく注意を受けたのだが……。
「ここから先に自転車を持ち込まないでください」
じょうろを自転車の後ろに載せる為に水飲み場の傍に止めていた。
すなおに、
「はい、ごめんなさい」
と言えばいいものを、暑いのと蚊に刺されて痒いのと
いいえ、そんなのはいいわけだな。とにかく、いたって反抗的な性格だから
即座に沸騰したやかんのように
「なら、この重いじょうろをどうすればいいんですか?」
と切り付けるように言葉を放ってしまう。
優しそうなイケメンの職員さんは、
別な水が出る所とかホースの場所とか一緒に考えてくださった。
みるくも、自分の答え方が反抗的である事に気付き深々と頭を下げ、
丁寧にお礼を言った。
はうーー。
達也さんにもものの言い方がきついと言われている。
歯から出た言葉は戻らないと小さな頃から何度も注意されている。
人ってホントに中々変われないよね。
よしよし、メンタル軟弱なみるくさん。
今日一日、よく頑張ったね。
いいこいいこ。
てへ。
もこもこのお布団にしたいくらい白い雲が青い空に浮かんでる。
入道雲とは、積雲が発達してできる「雄大積雲」や「積乱雲」の俗称であり、巨大でもくもくとした雲のこと。 昼間には可愛らしく浮かんでいたお天気雲が夕方にはすっかり黒くなり大雨を降らせることもあるので、雨に降られないためには雲の動きに注意することが必要です。
眩しいくらいの光がきらきらときらめいている。
木立が揺らぎうるさいくらいの蝉しぐれが斉唱、重唱、合唱する。
よくあるドラマの夏の風物詩。
風がそよぐ。
はたはたとビッグTシャツが背中で膨らむ。
きもちいい。
作業が終わって下のベンチで木々を観察していたら、
カードキャプターさくらの月城雪兎 (つきしろゆきと)さんの
ような人が隣のベンチに座った。
たわいない世間話に心がほぐれていく。
初対面の人にも気さくに話しかけられるのは
みるくが保険の外交で支社長から一日3件の特別飛び込み訪問を
課せられていたおかげだろう。
楽しいひと時にさっきまでおこちゃまな自分の対応を忘れる。
これからしばしの間、一日2回の水やり。
LINEに頑張ると書いてしまったから、やるっきゃないよね。
やっつけ仕事じゃなくて、丁寧に心を込めてできたらいいな。
大好きな夏。段々アクティブでポジティブになっていく。
滴り落ちる汗を拭いながら動けることに感謝している。
達也さんは、トウモロコシを植えたのに枯れちゃったと言っていたけど
一緒にガーデニングできたらいいな~♪
獲れたての完熟プチトマトをさっと洗って達也さんの口に。
フルーツのような甘さにびっくりするだろうな。
「これ、ほんとにトマト?」
達也さんの為なら、何でもできる気がするから不思議。
ねー。ずーと貴方を好きでいてもいいのかな?
昨日、オンラインゲームでバンマに行ったり、迷宮に行ったりして楽しかった。
今が一番幸せ。
ありがとうございます。
素敵な人間関係の決め手は
「ありがとう」のたった一言
感謝は人の心を開き
運命を開く
感謝はライフスタイル
笑⾨来福
怡然⾃楽
あなたが大好き
生まれてきてよかった
生きていてよかった
あなたと出会えてよかった
達也さんとラベンダー畑を見に行く事が出来ますように
その日まで、マイガーデンのラベンダーの手入れ、頑張ろう。
ありがとう https://pic.twitter.com/yjq4VadL7C
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