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5歳児、違法ケシ発見！草花好き、一瞬で判別

5歳児、違法ケシ発見！草花好き、一瞬で判別

茨城県東海村で、5歳の男の子が違法栽培されているアツミゲシを発見した。草花が大好きな男の子は、車窓から見ただけで瞬時に判別し、その危険性を認識したという。

5歳児の鋭い観察力
大曽根諒ちゃん（5）は、13日午後、保育園帰りの車中で父親の運転する車に乗車中、沿道に咲く薄紫色の花を発見した。その花は、アツミゲシと呼ばれる違法栽培が禁止されている植物だった。

諒ちゃんは、図鑑で見たアツミゲシを瞬時に思い出し、「アツミゲシだ！」と叫んだという。父親の泰人さん（36）は、「走行中の車内から一瞬で見つけるとは」と、息子の観察力の高さに驚いた様子で語った。

諒ちゃんは、散歩中に見かけた植物を図鑑で調べるのが大好きで、特に毒を持つ植物に興味があるという。今回の発見も、日頃の観察力と興味が成せる技だったと言えるだろう。

違法栽培のケシ
アツミゲシは、地中海沿岸原産で、麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、麻薬取締法で栽培や所持が禁止されている。

今回の件では、村道沿いに83本のアツミゲシが生えており、県ひたちなか保健所職員が13日までに全て抜き取った。

県薬務課によると、昨年1年間で県内では133カ所で計9675本の違法なケシが確認されている。違法でないケシと見分けることは難しいため、同課は「違和感や怪しいと思ったら最寄りの保健所へ連絡してほしい」と呼びかけている。

草花好きの少年の発見
草花好きの諒ちゃんによる発見は、違法栽培のケシを見つける上で大きな役割を果たした。彼の鋭い観察力と興味は、地域の安全を守ることに貢献したと言えるだろう。

今回の件は、違法栽培のケシが身近に潜んでいることを改めて認識させてくれるとともに、草花好きの少年の行動力と観察力の高さに感銘を与えてくれる。