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僕はもふもふのジュリアーノ ママの嫌いなNO.2

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「ママの最大の欠点だよね」

「保険会社のときからそうだよね」

「うるさーい」

ママは、超不機嫌。

ママは、トップを走ってるときには、

持続しようと必死で努力できるのですが、

2位になると、途端にやる気がなくなって、

分投げてしまいたくなるのです。

これは多分、子供のときからのしつけ。

「一番じゃなければ、びりのほうがまだ難しい」

という、両親の言葉に由来しているのではないか。

村始まって以来の神童といわれた父。

学校始まって以来の秀才といわれた母、

この二人とにとって、2位なんて言葉は、

あってはならないことだったのだろう。

ママは、今、毒子ではないし、

親を毒親とも思ってはいない。

しかし、ママの記憶の中のしつけは、

ひきもたしもせず、オールオアナツシングだった。

しかし、父は、源家族で足らないものは、

社会から学べという。

普通なら、一位、二位なんて成績を競う会社でもない限りは、

関係ない言葉なのだが、

まー、業界トップとかはよく使う言葉なのかな。

ナンバーワンより、オンリーワン、頭ではわかっているが、

このアルファポリスの現代文学で、

書きはじめてからずっと1位だったのに、

夕べの夜から2位になっている。

まあね、こんなこともあるさ。

と、受け入れようとするのだが、

必死で書き続けてしまう。

で、書けば書くほど、PVが減っていく。

24hポイント 3,480pt 小説 386 位 / 61,056件 現代文学 2 位 / 2,674件

ごきげんよう。

分投げたい。

パソコンの電源落としたい。


悪い時期ってのは、どこの扉を叩いても開かない。外へ向かおうとしてもドアが開かないから。じゃあ、どうすればいいか?内に向かえ、そういう指令なんです。内に向かうというのは棚卸しの時期だぞ、バーゲンセールの時期じゃないぞってこと。


小説を読むんだ

根を張るんだ

春に備えるんだ

語彙を増やすんだ

感動を与えられるような

エピソードを思い出すんだ

ねたを探すんだ

情景描写、心理描写を学ぶんだ

自己肯定感を高めろ

大丈夫

元気、感動、つながり

「ママ、よっぽどつらいんだね。彼におねだりしてる」

ねー、私が一番好き?

ああ、一番好きだよ

本当に、一番好き?

うん、大好きだよ。

一番?

うん、一番だよ。

面白いね、人間。

どこかで、バランスをとろうとしてる。

一つへこむと、承認欲求が

にょきにょき伸びてきて、

一番になりたがる。

朝からスカイプでいちゃいちゃしてる。

ごちそうさまー。

僕はもふもふのジュリアーノ。マルチーズなの。

かつてママに飼われていた。

今はお空のお星様。

ママを守るためにそばにいる。

ぼくは、むしろ二番のほうが気が楽だけどな。

トップを走り続ける人は、

こうして切磋琢磨するんだね。

勉強になります。

努力するねたができてよかったね。

ライバルが沢山いてよかったね。

成長し、変化できる材料があってよかったね。






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