かあさんのつぶやき

春の突風

春の突風

訪問看護が無事に終わった。

今日は風が強いから、外に出ない方がいいと助言された。

確かに、庭に止めた自転車も台風の時のように倒れている。

以前にも、突風にあおられて自転車に乗ることができなかったことがある。

何とか押して進んだのだが、歩道のガードレールに叩きつけられそうになりながら、こらえた。

子供の頃から、奇妙な癖で、強い風に傘をさして歩くのが好きだった。

えんこ傘のようにそっくり返ってしまうのがおもしろかった。


雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだを持ち

欲は無く

決して瞋からず

何時も静かに笑っている

けなげな少女になれたようでうれしかった。

あれから、60年以上の時が過ぎ、ダメだといわれているのに出かけていく自分はちっとも変われていないと思う。

桜の花が咲き誇る春のある日、私は公園で読書をしていた。暖かい日差しと、遠くから聞こえる子供たちの笑い声が心地よかった。

ふと、背後で強い風を感じた。振り返ると、桜の花びらが突風に巻き上げられ、空を舞っている。まるでピンク色の竜巻が吹き荒れているようだった。

私は思わず立ち上がり、その光景に見とれた。花びらは風に翻弄されながら、様々な形を描いていく。まるで、春の喜びを表現しているかのようだった。

しばらくすると、突風は止んだ。公園には静寂が戻り、花びらは静かに地面に降り注いだ。

私は再び読書をしようと座ったが、心が落ち着かない。突風によって舞い上がった花びらは、私の心に何かを残していった。

それは、春の力強さ、そして儚さだった。

春は、新しい始まりの季節である。同時に、別れや旅立ちの季節でもある。

突風は、その両方を象徴しているように思えた。

私は、花びらが舞い散る中、しばらく考え事をした。

そして、これからの人生をどう歩んでいこうか、改めて思いを巡らせた。

春は、新たな可能性に満ちた季節である。

私も、この春の風に乗り、新しい一歩を踏み出そうと決意した。

公園を出ると、私は街を歩き始めた。

街路樹の桜も、風に揺れていた。

私は、風に揺れる桜を見ながら、これからの未来について考えた。

未来は、どうなるかわからない。

しかし、私は恐れていない。

なぜなら、私には春の力強さが信じられるからだ。

どんな困難も乗り越えて、必ず前に進んでいける。

そう確信していた。

春は、希望の季節である。

私は、春の風に吹かれながら、希望に満ちた未来を思い描いた。


突風が去り去りゆく春の日に
桜の花びらが風に舞う

その美しい舞いに
私の心も揺れる

突然の変化に
驚きと喜びを感じながら

風の力強さを噛みしめる

春は新しい始まりの季節
別れや旅立ちの季節でもある

花びらが地面に散りばめられるように
人々も時と共に移り変わる

突風が去り去りゆく春の日に
私は新たな一歩を踏み出す

未来への希望と勇気を抱き
風に吹かれて前進する

春の風よ、私を導いてくれ
新たな可能性を開いてくれるように

突風が去り去りゆく春の日に
私は自分自身を取り戻す

だらしない生活にさようならを告げ
新たな人生を歩み始める

春の突風が私の心を揺さぶる
だが、それは新たな出発の合図でもある

私は春の風に乗り、未来へと向かう
希望と勇気を胸に、風に身を委ねる