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変態とまれ
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一日中裸でいてみた
もうすぐ70歳になろうというおばあさんの裸なんて見られたもんじゃないのに
飽き飽きするような日常から、何とか変化や成長を楽しみたい。
「低体温症で早く死なないかな」
何を馬鹿なことを言っているんだか……。
記憶障害がひどいから、誰とも約束できない。
昨日も今日も誰とも口をきいてない。
「おはよう」
のあいさつさえしてない。
仙人みたいな暮らしだね。
待ち合わせしても忘れてしまうんだから、どうしようもないよね。
博士の愛した数式のように自分の世界だけにとどまる。
シュポシュボ。
オイルライターが燃料切れなのか丸いギザギザをこすってもこすっても火がつかない。
仕方なくオイルを入れるのだが、うまく入れられなくて
「くさっ」
あんまり好きなにおいではない。
裸のままだから、ちょっと散歩に行く。
ちょっと外に出て花を見るってことはできない。
結局、何度も何度もお風呂に入って時間をつぶすんだよな。
子供の頃の田舎だと、お風呂をたくのも
小さな木を「とんのす」と呼ばれる竹で編んだ籠をしょって裏山に取りに行って。
新聞紙を丸めて火をつけて、小さな木にもう少し太い木に薪にって
火吹きだけをフーフーして口の周りが真っ黒になりながら、
バチバチと燃える火の粉を眺め用心しながら周囲に火が飛ばないようにって整理整頓。
細心の注意しながら燃やしていく。
これ、結構、注意欠陥多動性障害(ADHD)のわたしにとっては試練だったんだろうな。
だって、その衝動性から安全を確認しないで気の向くままどこかに行きたくなるだろうし。
(((uдu*)ゥンゥン
そう考えると、結構頑張っていたのかもしれない。
発達障害ではない定型発達の人にとっては何でもないことなんだろうけどね。
これが一人で上手にできるまでは、きっと親は何度も何度も見に来たり、教えたり、確認したりしてるんだろうけど、そんな記憶は消しとんで、まるで初めから一人でできたような気になってる。
全く子供ってやつは、褒められたことや愛されたこと、衣食住のお世話。
きれいさっぱりと忘れて、叱られたこと、足らなかったことばかり覚えて毒親扱いする。
ひどいもんだよね。
そんなことを考えながら、つらつらと一日は過ぎていき、
また同じように、与えられたものまだ残ってるものに注目するのではなく、
失ったもの足りないものばかりに注目して文句ばかり言ってるんだろうな。
明日はお金が入るんだ。
カスタードと生くりーむの入ったシュークリームが買える―。
うふふふ。
はたらく細胞の肺炎球菌がおもしろい。
生理解剖病理で習った図面がかすかに浮かぶ。
どうでもいいようなことはいつまでも記憶に残ってるんだから~♪
こんな楽しい物語が書けたらいいのにな。
血液は、体のすべての細胞に酸素と栄養素を運び、老廃物を運び去る液体です。体全体の約 8% を占め、水分、赤血球、白血球、血小板で構成されています。
本当に人間のつくりは畏怖の念を起こさせるほどくすしく作られている。
正常に細胞が働いてくれていることに感謝。
「変態とまれー」
いい加減服着なさいよ。
もうすぐ70歳になろうというおばあさんの裸なんて見られたもんじゃないのに
飽き飽きするような日常から、何とか変化や成長を楽しみたい。
「低体温症で早く死なないかな」
何を馬鹿なことを言っているんだか……。
記憶障害がひどいから、誰とも約束できない。
昨日も今日も誰とも口をきいてない。
「おはよう」
のあいさつさえしてない。
仙人みたいな暮らしだね。
待ち合わせしても忘れてしまうんだから、どうしようもないよね。
博士の愛した数式のように自分の世界だけにとどまる。
シュポシュボ。
オイルライターが燃料切れなのか丸いギザギザをこすってもこすっても火がつかない。
仕方なくオイルを入れるのだが、うまく入れられなくて
「くさっ」
あんまり好きなにおいではない。
裸のままだから、ちょっと散歩に行く。
ちょっと外に出て花を見るってことはできない。
結局、何度も何度もお風呂に入って時間をつぶすんだよな。
子供の頃の田舎だと、お風呂をたくのも
小さな木を「とんのす」と呼ばれる竹で編んだ籠をしょって裏山に取りに行って。
新聞紙を丸めて火をつけて、小さな木にもう少し太い木に薪にって
火吹きだけをフーフーして口の周りが真っ黒になりながら、
バチバチと燃える火の粉を眺め用心しながら周囲に火が飛ばないようにって整理整頓。
細心の注意しながら燃やしていく。
これ、結構、注意欠陥多動性障害(ADHD)のわたしにとっては試練だったんだろうな。
だって、その衝動性から安全を確認しないで気の向くままどこかに行きたくなるだろうし。
(((uдu*)ゥンゥン
そう考えると、結構頑張っていたのかもしれない。
発達障害ではない定型発達の人にとっては何でもないことなんだろうけどね。
これが一人で上手にできるまでは、きっと親は何度も何度も見に来たり、教えたり、確認したりしてるんだろうけど、そんな記憶は消しとんで、まるで初めから一人でできたような気になってる。
全く子供ってやつは、褒められたことや愛されたこと、衣食住のお世話。
きれいさっぱりと忘れて、叱られたこと、足らなかったことばかり覚えて毒親扱いする。
ひどいもんだよね。
そんなことを考えながら、つらつらと一日は過ぎていき、
また同じように、与えられたものまだ残ってるものに注目するのではなく、
失ったもの足りないものばかりに注目して文句ばかり言ってるんだろうな。
明日はお金が入るんだ。
カスタードと生くりーむの入ったシュークリームが買える―。
うふふふ。
はたらく細胞の肺炎球菌がおもしろい。
生理解剖病理で習った図面がかすかに浮かぶ。
どうでもいいようなことはいつまでも記憶に残ってるんだから~♪
こんな楽しい物語が書けたらいいのにな。
血液は、体のすべての細胞に酸素と栄養素を運び、老廃物を運び去る液体です。体全体の約 8% を占め、水分、赤血球、白血球、血小板で構成されています。
本当に人間のつくりは畏怖の念を起こさせるほどくすしく作られている。
正常に細胞が働いてくれていることに感謝。
「変態とまれー」
いい加減服着なさいよ。
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