さくらこものがたり

楽しいホワイトデー

「うわー、パパありがとう」

さくらこは、バレンタインのお返しにホワイトデーで

パパからもらったプレゼントを開けて大喜びをしている。

よっぽど嬉しかったのだろう。

ぴょんぴょん飛び跳ねて、小躍りしている。

その姿がまるで幼女みたいで、かわいかった。

ママもパパからプレゼントを貰って、

にこにこしていた。

さくらこへのプレゼントは白いレースのついたエプロン。

ママへのプレゼントは、白のスタンドカラーのシャツドレスだった。

そして、みんなで食べようとヨックモック○のクッキー。

これ、だーいすき。

お口の中でバターとみるくの香がとろけるの。

似たような感じのお菓子があるけど、やっぱり味と香りは雲泥の差。

なーんて、しったかしております。

そしてね、今日は、午後からみんなで焼肉屋さんにランチを食べに行くの。

さくらこの貯金もなんと、780万にもなったんだよ。

26ヶ月で。すごいよね。

拡張がんばってるからね。

そして、パパとママは結婚して2年になります。

「おめでとう」

食べ放題にしたんだけど。

さくらこは、ホルモンが気に入って、

すこしカリカリになるくらいまで焼いています。

龍が如くというゲームの中で、

生焼けのホルモンの話が出てくるらしく、

新聞店の他の男の人たちが

「もっと焼かれなアカンのや 俺らは。
いくら着飾っても いくらええ生活しても
所詮ヤクザ━━ 育ちのええ肉とはちゃう」

というセリフがあるらしくて、

その味の違いが知りたかったのだけど、

生焼けは食中毒になるとも書かれていた。

それにしても、夢のような出来事だよね。

外食で焼肉なんて。

だって、給食がないときは、食べるものがなくて

ずーとおなかすかせていたりしたんだよ。

さくらこは、お肉を焼きながら、

嬉しさの余り、涙が出てくるほどだった。

「パパ、ママ、結婚おめでとう」

パパとママは、結婚して二年も過ぎているけど、

結婚式も新婚旅行もまだだった。

本当は、今日、食事のあと、新婚旅行をプレゼントしようと思っていのだが、

新型感染症ウイルスで世間が騒がしいから、

落ち着いてからということになった。

「さくらこちゃん、卒業式も入学式もどうなるかわからないままだね」

パパが心配そうに、さくらこの顔を覗きこむ。

「それも過ぎてみたら、きっといい思い出に」

「そうだな、前代未聞だもんな」

今日の18時に、安倍総理の記者会見が行われる予定。

ミングる避けて、出来るだけおとなしくしようと思う。

「ミングる」避けて！

「ｍｉｎｇｌｅ」、「人と入り交じる」という意味の言葉で、感染の拡大を防ぐために「ミングる」をできるかぎり避けることが必要。

「人が集まる風通しの悪い場所」を避けるだけで、新型感染症ウイルスの感染が拡大するスピードを抑え、重症化するリスクが高い人に感染させてしまう機会を減らすことができ、多くの人々の重症化を食い止めて、命が救える。

ライヴハウス、屋形船、スポーツジムなどを避ける。

新型感染症ウイルス　「ミングる」避けて！ クラスター、スーパースプレッダーを防ごう。

「お肉は何がおいしかった?」

「カルビかな」

「わたしも」

「俺も」

3人とも、カルビがお気に入りみたい。

網の上で、ジュワーと、耳に心地いい油の弾ける音と共に、

香ばしい匂いが立ち昇る。

肉の焼ける、食欲をそそる音、白濁とした油が透明に変わり、

美しい赤身に、こんがりと焼き目がつく。

肉の色が少しずつ変わり、煙をまとって茶色く変わっていく。

たれは、さくらこは甘めの物にコチジャン、にんにくを混ぜた。

レバーは臭みがあるので、多めにたれをつけて食べた。

あまーい。旨みが口いっぱいに広がり、上あごにほどよく辛味が絡む。

カルビは、韓国語で肋骨を意味するが、韓国料理においてはその周辺に付いている肉、つまりばら肉のことを言う。多くの場合牛のカルビの焼肉を指すが、豚・鶏においてもカルビと言うこともある。

3人とも、正直な話し、カルビがどこなのか知らなかった。

知らないで使ってる言葉って、結構あるよね。

ホルモン焼き（ホルモンやき）とは、内臓肉（もつ）を焼く料理。狭い意味では、小腸、大腸を、広い意味では正肉以外のかつて廃棄していた部位をも含む臓物肉全般が含まれ、皮、胃、肝臓、心臓、腎臓、子宮、肺、腸などを用いる。かつては焼肉専門店や屋台、大阪の一部では「ホルモン屋」[1]などで供される料理であったが、味付けされたパック製品が販売されていることから一般家庭においても食される事もある。

「焼肉」や串に刺して「やきとん（焼き鳥）」としても食べられている。また、鉄板を使用して焼いた料理は「鉄板焼き」などの「鉄板焼き料理」となる。

レバーも少しなら食べられる。

タン塩もおいしいよね。

牛タン（ぎゅうタン）は、牛の舌部が食用に供される場合に用いられる名称。

こんな風に書いたら、なんか食べず楽なってくるからやーめた。

牛さん、ごめんね。

おいしく頂きました。

ご馳走様でした。

儲かる美男はもうカルビなん？

トントロは、焼くと油の部分が半透明の白っぽい色になるのに、

カルビーは、どうして赤身の部分と白い部分が色が変わらないんだろう。

なんか変なの。

店を出た途端、ぼたん雪が降ってきた。

道路につく頃には、消えているのだが、

春の雪、風情がありますね。

寒い><

3月14日　 #季語　 #俳句　 #短歌

春の朝
あたたか
蜆
卒業
春時雨
津波
冴返る
啓蟄
春蘭
匂鳥
春雨　
牡丹の芽
開帳
兼好
雛納

春雨に　しっぽり濡れて　風邪模様