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夏の宵

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夏の宵

24h.ポイント 0pt 0 小説 187,035 位 / 187,035件 現代文学 7,866 位 / 7,866件

なんで毎日更新してるのに、0ptなの?

ストレスで、帯状疱疹が治らない。

灼熱感と痛みで口を開けるのもしんどかった。

「何か楽しいことないかな~♪」

「楽しむために成功しようとがんばるではなくて、楽しんでいるから気がついたら成功しているんだって」

家にいてもつまらないから、出かけることにした。

わたし、安西詩織23歳。

ケアマネージャーになりたくて、在宅介護で仕事をしながら、

アルファポリスで小説を書いている。

熱の花なのか、2.3日前にできた唇のそばの水泡が、気になる。

ネットで調べると帯状疱疹らしい。

連休中なので、病院にも行けない。

まぁ、そのうち治るでしょう。

さっとシャワーを浴びて、買ったばかりのブルーグレーのワンピースに袖を通す。

薄衣の花柄スカーフをさりげなく首に添えた。

「これで立派にフェミニン」

女子力アップでいい感じ。

行先は、歌舞伎町かな?

SNSのXで、フォロワーさんのホストクラブに行ってみようかなと思っている。

初回、3000円だし、大丈夫だよね。

怖いもの見たさでどきどきしてる。

それにしても、帯状疱疹できているのに人混みに出かけて平気かな?

広がらないかな?

誰かに移したりしないかな?

人間て不思議よね。

こんな小さな粟粒のような水泡が一粒できているだけで、

一日中気になってるんだから。

夏の宵はまだ涼しさを感じることができる時間帯で、私は歌舞伎町のネオン街を歩いていた。フォロワーさんが紹介してくれたホストクラブ『スターライト』の看板が見えてくると、心臓が少し高鳴った。初めてのホストクラブということで、何を期待していいのか分からないまま、ドアを押し開けた。

店内は煌びやかで、照明が柔らかな光を放っていた。ホストたちが各テーブルに散らばり、お客様との会話に花を咲かせている。私は少し緊張しながらも、受付の男性に声をかけた。

「初めてなんですけど、よろしくお願いします。」

男性は優しく微笑み、「初回3000円ですので、こちらのシートにお名前と連絡先をご記入ください」と言った。

書き終えた後、案内された席に座ると、しばらくして一人のホストがやってきた。彼の名前は「ユウキ」。細身で整った顔立ち、黒髪が少し長めで、優しげな瞳が印象的だった。

「こんばんは、詩織さん。ユウキです。今日は楽しんでいってくださいね。」

「こんばんは、ユウキさん。緊張してますが、よろしくお願いします。」

彼は優しく微笑みながら、

「大丈夫ですよ、まずはリラックスして。何か飲み物を頼みましょうか?」と提案してくれた。

私たちはお互いに自己紹介をしながら、お酒を注文した。ユウキは話し上手で、私の緊張をすぐにほぐしてくれた。彼の笑顔と穏やかな声に癒されるうちに、次第に楽しい時間が過ぎていった。

「詩織さん、普段はどんなことをされているんですか?」ユウキが尋ねる。

「私は在宅介護の仕事をしながら、小説を書いています。アルファポリスで毎日更新してるんですが、なかなかポイントがつかなくて...」と答える。

ユウキは興味深そうに頷き、「それは大変ですね。でも、小説を書いているなんて素敵です。どんな物語を書いているんですか?」

「主に恋愛小説です。現代の若者たちの恋愛をテーマにしたものが多いですね。」

「素敵ですね。いつか詩織さんの作品を読んでみたいです。」

その言葉に、私は少し照れくさくなったが、嬉しかった。ユウキとの会話は心地よく、ストレスを忘れさせてくれる。やがて時間が過ぎ、店を後にするころには、少し元気を取り戻した自分に気付いた。

帰り道、夜風に吹かれながら、私はユウキとの楽しい時間を思い出していた。ホストクラブは怖いものと思っていたが、意外にも温かく迎えられ、リフレッシュすることができた。また訪れてみようかと思いながら、家路についた。

そして、家に帰ると、ふと携帯に通知が来ていることに気付いた。アルファポリスからの通知だった。開いてみると、いつもより多くのポイントがついていることに驚いた。もしかして、ユウキが読んでくれたのだろうか?それとも、ただの偶然?

どちらにせよ、その瞬間、私の心には少しの希望と喜びが広がった。これからも小説を書き続けよう、そう決心した夏の宵だった。

新しい何かが始まる。

そう、わたしはこのときめきを楽し院でいる。









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