春秋花壇

小暑（しょうしょ）

小暑（しょうしょ）：二十四節気の6番目
小暑（しょうしょ）は、二十四節気の6番目で、夏至から約15日後に訪れる、日本の旧暦における季節の移り変わりを示す節目です。一般的には7月7日頃となり、暦の上では本格的な夏の始まりとされています。

小暑の特徴:

暑さのピーク: 小暑は、一年の中でも最も暑さが厳しい時期です。日差しが強くなり、気温も30度を超える日が多くなります。湿度も高くなり、蒸し暑い体感となります。
セミの声: セミが盛んに鳴き始め、夏の訪れを告げます。オスのセミがメスを引きつけるために鳴く声が、街や山里に響き渡ります。
蓮の花: 蓮の花が咲き誇ります。泥水の中で育ちながらも美しい花を咲かせる蓮は、清らかさと強さの象徴として古くから親しまれています。
小暑の風習:

小暑は、お盆の準備を始める時期とされています。お盆は、先祖の霊を供養する行事です。小暑には、お墓参りや仏壇掃除などの準備を始めます。
小暑には、暑気払いのために様々な風習が行われます。例えば、うなぎを食べたり、そうめんを食べたり、スイカを食べたりします。また、かき氷を食べたり、冷房を効かせたりして、涼を取ることも大切です。
小暑には、伝統的な和菓子である「夏菓子」を食べる習慣があります。夏菓子は、季節の果物や野菜を使った涼やかな味わいの和菓子です。
小暑の過ごし方:

暑い日には、水分補給をしっかりとしましょう。脱水症状を防ぐために、こまめに水分を補給することが大切です。
日差しが強いので、帽子や日傘などを活用しましょう。日焼け対策も忘れずにしましょう。
涼しい服装を心がけましょう。通気性の良い素材の服を着ると、汗をかいても快適に過ごせます。
早寝早起きをしましょう。睡眠不足は、体調不良の原因になります。
適度な運動をしましょう。運動不足は、体力低下や肥満につながります。
小暑は、夏の暑さを実感する時期ですが、同時に自然の美しさや力強さを感じられる時期でもあります。暑さ対策をしっかりとしながら、夏の風物詩を楽しんで過ごしましょう。