変態とまれ!! 1.2

早乙女庵の秘密

早乙女庵の秘密

早乙女庵は、古い木造の大学生寮だった。18歳の大学生、翔太はこの寮に住んでいた。翔太は、大学生活を始めたばかりで、新しい環境に馴染むために毎日忙しく過ごしていた。

ある夜、翔太は寮の廊下を歩いていると、一枚の古びた紙切れが足元に落ちているのに気づいた。拾い上げてみると、それは昔の寮生の日記の一部だった。日記には、男性の性欲について赤裸々に書かれており、翔太は興味をそそられた。

「寮のどこかにもっとこの日記があるのかもしれない」と思い、翔太は探し始めた。寮の隅々を探索するうちに、彼は物置部屋の奥に隠された古いトランクを見つけた。トランクを開けると、そこには数冊の日記が詰まっていた。

翔太は自分の部屋に戻り、最初の日記を読み始めた。日記は、20年前にこの寮に住んでいた男の話だった。彼もまた18歳で、大学生活の始まりに性欲について葛藤していた。

「大学生活が始まり、自由になったと同時に、自分の性欲が抑えられなくなった。夜になると、寮の静けさが逆に自分の内面を暴き出す。」

翔太はその言葉に共感を覚えた。自分も同じように感じていたからだ。日記を読み進めるうちに、翔太はその男が特定の女性に惹かれていたことを知った。その女性もまた、寮の住人だった。

「彼女の微笑みを見るたびに、胸が高鳴る。彼女の近くにいると、自分の性欲が増幅されるのを感じる。」

翔太は、その気持ちが理解できた。自分も同じように感じる女性がいたからだ。彼女の名前は美奈、同じ寮に住む美しい女性だった。

ある日、翔太は美奈と廊下ですれ違った。彼女の微笑みと香りが翔太の心を掴んだ。翔太は勇気を出して話しかけ、二人は徐々に親しくなっていった。美奈もまた、翔太に好意を抱いているようだった。

ある晩、翔太は美奈と一緒に夜の庭を散歩することになった。月明かりの下、二人は静かに歩きながら話をした。美奈の笑顔と声が、翔太の心を温めた。突然、彼女が立ち止まり、翔太の目を見つめた。

「翔太くん、あなたは何か悩んでいるの？」

翔太は少し戸惑いながらも、自分の心の中の葛藤を打ち明けた。美奈は彼の話を真剣に聞き、優しく微笑んだ。

「翔太くん、その気持ちは自然なことよ。でも、無理に抑え込む必要はないと思う。大切なのは、自分を理解し、相手を尊重することよ。」

美奈の言葉に翔太は救われたような気がした。そして、彼女の手を取り、静かにキスをした。美奈もまた、優しく彼に応えた。

その夜、翔太は自分の部屋に戻り、日記を再び開いた。日記の最後のページには、こう書かれていた。

「自分の性欲に向き合うことで、本当の自分を見つけることができた。そして、彼女との絆が深まり、愛が芽生えた。」

翔太はその言葉を心に刻み、美奈との関係を大切に育んでいくことを誓った。彼は自分の性欲を恐れず、むしろそれを受け入れることで、真の愛を見つけることができた。

早乙女庵の古い寮で、翔太は自分自身を見つけ、愛する人と共に新しい未来を歩み始めたのだった。


変な夢……。