日ごとに聖書を調べる

6月16日，日曜日

6月16日，日曜日

モーセの慣例通り割礼を受けない限り，救われない。（使徒 15:1）

1世紀の会衆には，クリスチャンになった異国の人は割礼を受ける必要がある，と主張するユダヤ人がいました。それは，反対者からの批判を避けるためだったようです。（ガラ 6:12）使徒パウロは，この意見は間違っていると考えていましたが，自分の意見を押し通そうとするのではなく，エルサレムにいる使徒や長老たちに判断を仰ぎました。（使徒 15:2）パウロがこのように行動したので，会衆の喜びと平和が保たれました。（使徒 15:30，31）何かのことでなかなか意見が一致しない時には，会衆を世話するようエホバから任命されている人たちに助けを求めるなら，平和を守ることができます。聖書に基づく指示は，多くの場合，出版物や組織から与えられるガイドラインの中に載せられています。自分の意見を通そうとするのではなく，そうした指示に従うなら，会衆の平和に貢献できます。塔研22.08 22ページ8-9節

聖書を毎日調べる 2024


6月16日（日曜日）の学び
使徒 15章：割礼の必要性に関する議論

1世紀のクリスチャン会衆では、異邦人信者が割礼を受ける必要があるかどうかについて、激しい議論が起こりました。ユダヤ人信者の中には、モーセの律法に従って割礼を受けることが救いの条件であると主張する人がいました。

一方、パウロやバルナバなどの使徒たちは、イエス・キリストへの信仰こそが救いの唯一の条件であり、割礼は必要ないと主張していました。この問題は、会衆の分裂につながる可能性さえありました。

そこで、エルサレムの使徒と長老たちは、この問題について話し合うことにしました。彼らは、聖書の教えと会衆の益を考慮した上で、異邦人信者が割礼を受ける必要はないという結論に達しました。

この決定は、会衆に大きな喜びと平和をもたらしました。また、パウロが自分の意見を押し通すのではなく、会衆の指導者たちに判断を仰いだことが、この問題の円満な解決につながったと言えるでしょう。

今日のクリスチャンへの学び

この出来事は、今日のクリスチャンにも重要な教訓を与えてくれます。

聖書に基づいて判断する: 何か問題が起こった時には、自分の意見や感情に流されるのではなく、常に聖書に基づいて判断することが大切です。
謙虚さを保つ: 自分の意見が正しいと確信していても、謙虚さを保ち、他の人の意見にも耳を傾けることが大切です。
会衆の平和を優先する: 個人の意見よりも、会衆全体の平和を優先することが大切です。
聖書を毎日調べることの重要性

毎日聖書を調べることは、信仰生活を成長させる上で非常に重要です。聖書を通して、神の言葉に触れ、神の導きを受けることができます。また、聖書は、様々な問題に対する知恵と理解を与えてくれます。

2024年の塔和研究

2024年の塔和研究では、様々なテーマが取り上げられています。これらの研究を通して、聖書の教えをより深く理解し、信仰生活を成長させることができます。

本日の学びを活かして

本日の学びを活かして、以下のような点に注意してみましょう。

何か問題が起こった時には、聖書に基づいて判断し、謙虚さを保ち、会衆の平和を優先する。
毎日聖書を調べ、信仰生活を成長させる。
2024年の塔和研究に積極的に参加する。
これらのことを心掛けることで、より良いクリスチャン生活を送ることができるでしょう。