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6月6日，木曜日

6月6日，木曜日

お金は身の守り……である。（伝 7:12）

ソロモンは非常に裕福で，ぜいたくな暮らしをしていました。（王一 10:7，14，15）一方，イエスは財産がほとんどなく，家も持っていませんでした。（マタ 8:20）とはいえ，ソロモンもイエスも，物に対してバランスの取れた見方を持っていました。この2人が持っていた知恵は，どちらもエホバ神から与えられたものだったからです。ソロモンは，お金があれば，生活に必要な物を手に入れることができ，時には，欲しい物も買えるかもしれない，ということを認めていました。とはいえ，裕福だったソロモンも，お金よりももっと大事なものがあるということを理解していました。例えば，「多くの富よりも良い名[または，「良い評判」，脚注]を選べ」と述べています。（格 22:1）また，お金を愛する人は自分が持っている物にまず満足できない，とも述べています。（伝 5:10，12）そして，お金に頼ってはいけない，と警告しています。どれほど多くのお金を持っていても，それは瞬く間に消え去ってしまうことがあるからです。（格 23:4，5）塔研22.05 21ページ4-5節

聖書を毎日調べる 2024


伝道者 7:12：お金の価値とバランスの取れた見方
伝道者 7:12 で、ソロモンは「お金は身の守り……である」と述べています。これは、お金が私たちに様々な利便性や利益をもたらすことを意味していると言えるでしょう。

しかし、ソロモンは非常に裕福で贅沢な暮らしをしていた人物であるにもかかわらず、お金よりも大切なものがあることを理解していました。格言 22:1 では、「多くの富よりも良い名[または，「良い評判」，脚注]を選べ」と述べており、お金よりも名誉や評判の方が価値が高いことを示唆しています。

また、伝道者 5:10, 12 では、お金を愛する人は決して満足することができない と述べています。これは、お金を追い求めることが、真の幸福や満足感につながるわけではないことを意味しています。

さらに、格言 23:4, 5 では、お金は一瞬にして失われる可能性がある と警告しています。これは、お金に過度に依存することは危険であり、真の価値を見失わないことが重要であることを教えてくれます。

一方、イエスは財産がほとんどなく、家も持っていませんでした。しかし、イエスもまた、物に対してバランスの取れた見方 を持っていました。

マタイ 6:24 で、イエスは「だれでも，二人の主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛し，あるいは，一方に固執して他方を軽視することはできません。あなたがたは，神にも富にも仕えることはできません」と述べています。

この言葉から、イエスはお金よりも神を第一に考えるべき だと教えていることがわかります。

聖書を毎日調べる 2024 では、ソロモンとイエスの両方の見方を踏まえ、お金に対するバランスの取れた見方を持つことの重要性を強調しています。

お金は確かに便利な道具ですが、人生において最も重要なものではありません。

真の幸福や満足感は、お金ではなく、神との良好な関係、良い人間関係、そして有意義な活動から得られるものです。

私たちは、お金にとらわれることなく、賢くお金を活用し、より重要で価値のあることに焦点を当てるように努めましょう。

以下、お金に対するバランスの取れた見方を保つために役立つヒントをご紹介します。

お金よりも大切なものをリストアップする: 家族、友人、健康、信仰など、自分にとって本当に大切なものを書き出してみましょう。
予算を立て、計画的に支出する: 収入と支出を把握し、計画的に無駄遣いを減らしましょう。
貯蓄 and 計画的な投資: 将来のために計画的に貯蓄し、賢く投資しましょう。
施し and 喜んで与える: 恵まれない人に施したり、ボランティア活動に参加したりすることで、お金を社会貢献に役立てましょう。
お金に対する感謝の気持ちを忘れない: お金がもたらす恵みに感謝し、謙虚な気持ちを持ち続けましょう。
お金との健全な関係を築くことは、より豊かな and 充実した人生につながります。