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6月1日，土曜日

6月1日，土曜日

私の肉体はうじと土くれに覆われた。皮膚はかさぶたとうみだらけだ。（ヨブ 7:5）

ヨブは，とても順調な人生を送っていました。エホバとの良い関係を持っていました。たくさんの家族と仲良く暮らしていました。そして，とても裕福でした。（ヨブ 1:1-5）でもヨブは，たった1日のうちに，ほとんど全てを失いました。まず，財産を失いました。（ヨブ 1:13-17）そして，愛する子供たち全員が死んでしまいました。ヨブと妻は，10人の子供全員が死んでしまったと聞いた時，本当に大きな衝撃を受けたに違いありません。ヨブが衣服を引き裂き，地面に崩れ落ちたのも，無理もないことでした。（ヨブ 1:18-20）サタンは次に，ヨブの健康を損ない，尊厳を奪いました。（ヨブ 2:6-8）以前のヨブは，人々から大いに敬われ，助言を求められることもありました。（ヨブ 31:18）でも，今では誰もヨブを相手にしません。兄弟や友人たちからも避けられ，召し使いさえ言うことを聞こうとしません。（ヨブ 19:13，14，16）塔研22.06 21ページ5-6節

聖書を毎日調べる 2024


ヨブ記 7:5 について：深い苦しみを理解する
ヨブ記 7:5 において、ヨブは自身の肉体を「うじと土くれに覆われた」、皮膚を「かさぶたとうみだらけ」と表現しています。これは、ヨブが経験している極度の苦痛と絶望の象徴的な描写です。

かつて敬虔で裕福な人物であったヨブは、サタンの試練によって全てを失い、肉体的にも精神的にも大きな苦しみを味わっていました。愛する家族を失い、財産を失い、病魔に侵され、周囲の人々からも避けられるようになったヨブにとって、人生は生きる価値のないもののように思えたのかもしれません。

しかし、ヨブは決して神への信仰を捨てませんでした。苦しみの中でさえ、神への忠誠を保ち、神に対する疑問を投げかけながらも、神の存在を信じていました。

ヨブの言葉は、私たちに深い苦しみと絶望に直面したときの人間の弱さや葛藤をリアルに伝えています。同時に、そのような状況にあっても、神への信仰を貫くことの大切さも示唆しています。

聖書を毎日調べる 2024 において、ヨブの苦しみは、サタンの存在と神の摂理との関連で考察されています。サタンは、神への信仰を試すためにヨブに苦難を与えたと解釈されています。しかし、神はヨブの信仰を最後まで見守り、試練を乗り越えたヨブにさらに大きな祝福を与えたとされています。

ヨブ記の物語は、私たちに苦難の意味について考えさせてくれます。人生において苦しみや悲しみは避けられないものです。しかし、そのような状況にあっても、神への信仰を保ち、希望を失わずに生きることこそが重要であることをヨブの物語は教えてくれます。

以下の点について、さらに深く考えてみましょう。

ヨブはなぜこのような苦しみを経験しなければならなかったのでしょうか？
ヨブはどのようにして苦しみを乗り越えたのでしょうか？
ヨブの苦しみの経験から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか？
ヨブ記 7:5 は、私たちに深い苦しみと絶望に直面したときの人間の弱さや葛藤、そして神への信仰の大切さを教えてくれる聖句です。聖書全体を通して、ヨブの物語を深く理解することで、苦難の意味についてより深く考え、神への信仰を強めることができるでしょう。