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スカイプをしながらゲームの中で他の女とイチャイチャしたらブチ切れられた 210
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達也さんと一緒に遊びたい。
でも、わたしは我慢してる。
達也さんの前の彼女が『ネトゲ恋愛奮闘記』という
小説を書いていた。
彼女と繰り広げられた女の戦いが昨日のようによみがえる。
彼女は、達也さんの「特別になりたい」
私は達也さんの「火曜日の女になりたい」
でも、一週間に一度、火曜日に遊ぶ事さえ選ばれなかった。
私の記憶はどんどん消えて、笑う事を忘れて行った。
あんな辛い日々を繰り返すのはもう嫌だ。
そして、また多分達也さんには新しい女の人がいる。
何故なら、達也さんはログイン状態を非表示にわざわざしていたからだ。
もうね、どうでもいいの。
わたしも前の彼女のように達也さんから離れたい。
10の日を3ヵ月、一緒に遊ぶことがないだけで
彼の気持ちは私にたいして何の気遣いもないってことでしょう。
そて、こんなふうにああじゃないこうじゃないと彼を裁くのも嫌なの。
わたしはわたしで楽しみを見つけていくの。
カサンドラ症候群の女の人たちがアスペルガー症候群の男性に対して
「早く死んでほしい」
と、病んでいるのを見ると
自分がこんな精神状態に追いやられてしまうのも納得する。
*****
私がほんの少し私を好きになれたのは
がんばって努力して自分を変えて来たからだと思っていた
でも、また今同じように達也さんが他の女の人に
うつつを抜かす時
わたしはわたしを消したくなる
「世界でたった一人のかけがえない人」
と言ってくれたから
わたしはわたしを大切に育てようと思った
わたしも自分自身を「かけがえのない」と言えるように
達也さんに相応しい人に……。
わたしが今、動揺して死にたくなっているのは
達也さんのせいじゃない
わたしは生きていていいんだと
わたしは大切にされている
わたしには価値があると思い込んでいた自分が
ただの幻影だったと気付いたから
それはほんとに儚い泡雪のようなもの
掌に載せて
味わおうとすると溶けて儚く消えてしまう
達也さん視点でしか考えられないイルージョン
ありがとう
気付かせてもらえたんだ
これじゃあだめだって
蜃気楼の中で頭の中お花畑
辛いという字がある
もう少しで、幸せになれそう
「現実を認めたくない」自分がいて、
「現実を受け入れろ」という自分もいる
脆い自分
弱い自分
愛されたい自分
かまってちゃんの自分
そんな自分とまるごとひっくるめて折り合い付ける
桔梗もトラノオもマリーゴールドもインパチェンスも
秋風の心地よい流れに揺れている
ケ・セラ・セラ
達也さんと一緒に遊びたい。
でも、わたしは我慢してる。
達也さんの前の彼女が『ネトゲ恋愛奮闘記』という
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彼女と繰り広げられた女の戦いが昨日のようによみがえる。
彼女は、達也さんの「特別になりたい」
私は達也さんの「火曜日の女になりたい」
でも、一週間に一度、火曜日に遊ぶ事さえ選ばれなかった。
私の記憶はどんどん消えて、笑う事を忘れて行った。
あんな辛い日々を繰り返すのはもう嫌だ。
そして、また多分達也さんには新しい女の人がいる。
何故なら、達也さんはログイン状態を非表示にわざわざしていたからだ。
もうね、どうでもいいの。
わたしも前の彼女のように達也さんから離れたい。
10の日を3ヵ月、一緒に遊ぶことがないだけで
彼の気持ちは私にたいして何の気遣いもないってことでしょう。
そて、こんなふうにああじゃないこうじゃないと彼を裁くのも嫌なの。
わたしはわたしで楽しみを見つけていくの。
カサンドラ症候群の女の人たちがアスペルガー症候群の男性に対して
「早く死んでほしい」
と、病んでいるのを見ると
自分がこんな精神状態に追いやられてしまうのも納得する。
*****
私がほんの少し私を好きになれたのは
がんばって努力して自分を変えて来たからだと思っていた
でも、また今同じように達也さんが他の女の人に
うつつを抜かす時
わたしはわたしを消したくなる
「世界でたった一人のかけがえない人」
と言ってくれたから
わたしはわたしを大切に育てようと思った
わたしも自分自身を「かけがえのない」と言えるように
達也さんに相応しい人に……。
わたしが今、動揺して死にたくなっているのは
達也さんのせいじゃない
わたしは生きていていいんだと
わたしは大切にされている
わたしには価値があると思い込んでいた自分が
ただの幻影だったと気付いたから
それはほんとに儚い泡雪のようなもの
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味わおうとすると溶けて儚く消えてしまう
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