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カラス何故なくの
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私は一体何のために生まれて来たのでしょうか。
中1で村始まって以来の悪と言われ、
家出をして何度も保護されて親に迎えにこさせ、
中2で精神病と診断され、幻覚幻聴の中、訳が分からなくなり
こう生きたい、こうなりたいと考えられる頃には
立派な毒子になっていた。
生れて来ない方が良かった子も世の中にいるんですね。
身罷った母は悲しそうに
「子供は親の背中を見て育つものだと思っていた」
志乃は泣き叫びます。
「背中を見て育ちたくてもあなたはいなかったのよ」
「わたしの家族の絵の中には母親はいつも仕事をしていて
たまに家にいるかと思えば、疲れ果てて居眠りしてる。
だから寝かせてあげたくて、話しかける事も頭を撫でてもらうことも無かった」
何時までも親のせいにしてるんじゃねえよ。
とは思うのだが、親が家事をしている記憶がない。
メンタリストDAIGOが、ホームレスや生活保護者に対して
命を軽視する発言を繰り返して炎上しているように
人に迷惑をかけるだけの存在もいるんですよね。
統合失調症、重症うつ病、摂食障害、薬物アルコール依存症、
ニコチン依存症、Look At Me症候群、境界性パーソナリティ障害、
解離性障害、注意欠陥障害、愛着障害ets
あらゆる彼女につけられた病名の中で右往左往する。
いのちの電話に必死に助けを求める彼女を
子供たちは何も無かった事にして耐えた。
だって、毎日自殺を繰り返しているようなものだから…。
「カラス何故なくのカラスは山に♪」
断片的に覚えている記憶は、6年辞めていたお酒を飲んで
失意のあまり我を失い、洋服を着たまま湯船につかっている。
中学2年生の息子と小学1年生の娘は驚きのあまり
どうしていいかを解らず、聖書研究をしてもらっていた
クリスチャン会衆の姉妹や兄弟を呼んで助けを求めた。
そして、何日か後、会衆の長老兄弟が聖書司会者の姉妹と
一緒に尋ねて来られて、
「お酒の問題は時間を掛けて対処するとしても、
やめていたタバコを吸うのは早急に辞めてください」
と、穏やかに愛情豊かにサディッションして下さった。
なのに、なのにだ。
あの恐ろしいアルコール依存症がまた始まってしまったと
恐怖に捕らわれた志乃は、長老の助言に耳を貸さなかった。
むしろ、いたって反抗的なアルコール依存症者の特質そのまま露わにし、
「なんでいま、煙草の事なんて言うのよ」
と、心の中で呟いたのである。
時は流れ季節は移ろう。
あれから30年の年月が流れた。
あの時、幼かった子供達も今では無事にいいお年のおじさまおばさまである。
女性のリハビリ施設に買った一軒家を処分してまで入ったのに、
再飲酒なんて、手の打ちどころがない。
1年も入寮していたのに。
それでもどうにもならなかったお酒の問題からは、何故か奇跡のように
解放されている。
1年に1.2度、飲酒する事があるが、問題飲酒や連続飲酒をする事はない。
でも、煙草はあれから何度チャレンジしても一度もやめられないでいる。
「神様、ごめんなさい」
そして、それっきり、聖書研究は打ち切られてしまった。
どんなに後悔しても後の祭り。
アルコール依存より、ニコチン依存の方が手ごわかった。
もしも、タバコが止められたらそのまま死んでもいいとさえ
思うのである。
簡単な話じゃないか。
煙草辞めればいいんだから。
ってことなんだよね。
麻薬患者のように、ニコチンを手に入れる為なら何でもする。
食費を削ったり、被服費を削ったり。
なのに辞める為の努力はできない。
辞められたらいいのにね。
恥ずかしいのか、やめたいとさえ思わなくなってきている。
恐ろしい状態。
「我が子よ,賢くあって,わたしの心を歓ばせよ。
わたしを嘲弄している者にわたしが返答するためである」。
―箴 27:11。
サタンは、神を嘲弄して、
「志乃がタバコを止められるわけがないじゃないか。
あなたを愛するよりは快楽を愛する者なんだから」
と、言っているのかな。
悔しいな。
何とかならないかな。
何とかしてください。
私たちの主要な代理者、イエス・キリストのみなを通して
この祈りをみ前に捧げます。アーメン。
𝒢𝑜𝑜𝒹 𝓂𝑜𝓇𝓃𝒾𝓃𝑔
𝐻𝒶𝓋𝑒 𝒶 𝓃𝒾𝒸𝑒 𝒹𝒶𝓎
前をしっかり見るの。
たとえ、小学校から通学路が突然、川になったとしても
その記憶を変える事は出来ない。
過去は記憶。
変えられない者は受け入れるの。
変えていける物は何かを探して
じっくり取り組んで行こう。
取り敢えず、鏡の前にいって
「つらかったね。訳わからなかったよね。こわかったね」
と、頭を撫でてみよう。
そして、鏡に向かってにっこりと笑って
「もう、大丈夫だよ」
って、にこやかに笑うの。
笑顔同封。
鏡は先に笑わない。
こんな私を愛してくれてありがとう。
中1で村始まって以来の悪と言われ、
家出をして何度も保護されて親に迎えにこさせ、
中2で精神病と診断され、幻覚幻聴の中、訳が分からなくなり
こう生きたい、こうなりたいと考えられる頃には
立派な毒子になっていた。
生れて来ない方が良かった子も世の中にいるんですね。
身罷った母は悲しそうに
「子供は親の背中を見て育つものだと思っていた」
志乃は泣き叫びます。
「背中を見て育ちたくてもあなたはいなかったのよ」
「わたしの家族の絵の中には母親はいつも仕事をしていて
たまに家にいるかと思えば、疲れ果てて居眠りしてる。
だから寝かせてあげたくて、話しかける事も頭を撫でてもらうことも無かった」
何時までも親のせいにしてるんじゃねえよ。
とは思うのだが、親が家事をしている記憶がない。
メンタリストDAIGOが、ホームレスや生活保護者に対して
命を軽視する発言を繰り返して炎上しているように
人に迷惑をかけるだけの存在もいるんですよね。
統合失調症、重症うつ病、摂食障害、薬物アルコール依存症、
ニコチン依存症、Look At Me症候群、境界性パーソナリティ障害、
解離性障害、注意欠陥障害、愛着障害ets
あらゆる彼女につけられた病名の中で右往左往する。
いのちの電話に必死に助けを求める彼女を
子供たちは何も無かった事にして耐えた。
だって、毎日自殺を繰り返しているようなものだから…。
「カラス何故なくのカラスは山に♪」
断片的に覚えている記憶は、6年辞めていたお酒を飲んで
失意のあまり我を失い、洋服を着たまま湯船につかっている。
中学2年生の息子と小学1年生の娘は驚きのあまり
どうしていいかを解らず、聖書研究をしてもらっていた
クリスチャン会衆の姉妹や兄弟を呼んで助けを求めた。
そして、何日か後、会衆の長老兄弟が聖書司会者の姉妹と
一緒に尋ねて来られて、
「お酒の問題は時間を掛けて対処するとしても、
やめていたタバコを吸うのは早急に辞めてください」
と、穏やかに愛情豊かにサディッションして下さった。
なのに、なのにだ。
あの恐ろしいアルコール依存症がまた始まってしまったと
恐怖に捕らわれた志乃は、長老の助言に耳を貸さなかった。
むしろ、いたって反抗的なアルコール依存症者の特質そのまま露わにし、
「なんでいま、煙草の事なんて言うのよ」
と、心の中で呟いたのである。
時は流れ季節は移ろう。
あれから30年の年月が流れた。
あの時、幼かった子供達も今では無事にいいお年のおじさまおばさまである。
女性のリハビリ施設に買った一軒家を処分してまで入ったのに、
再飲酒なんて、手の打ちどころがない。
1年も入寮していたのに。
それでもどうにもならなかったお酒の問題からは、何故か奇跡のように
解放されている。
1年に1.2度、飲酒する事があるが、問題飲酒や連続飲酒をする事はない。
でも、煙草はあれから何度チャレンジしても一度もやめられないでいる。
「神様、ごめんなさい」
そして、それっきり、聖書研究は打ち切られてしまった。
どんなに後悔しても後の祭り。
アルコール依存より、ニコチン依存の方が手ごわかった。
もしも、タバコが止められたらそのまま死んでもいいとさえ
思うのである。
簡単な話じゃないか。
煙草辞めればいいんだから。
ってことなんだよね。
麻薬患者のように、ニコチンを手に入れる為なら何でもする。
食費を削ったり、被服費を削ったり。
なのに辞める為の努力はできない。
辞められたらいいのにね。
恥ずかしいのか、やめたいとさえ思わなくなってきている。
恐ろしい状態。
「我が子よ,賢くあって,わたしの心を歓ばせよ。
わたしを嘲弄している者にわたしが返答するためである」。
―箴 27:11。
サタンは、神を嘲弄して、
「志乃がタバコを止められるわけがないじゃないか。
あなたを愛するよりは快楽を愛する者なんだから」
と、言っているのかな。
悔しいな。
何とかならないかな。
何とかしてください。
私たちの主要な代理者、イエス・キリストのみなを通して
この祈りをみ前に捧げます。アーメン。
𝒢𝑜𝑜𝒹 𝓂𝑜𝓇𝓃𝒾𝓃𝑔
𝐻𝒶𝓋𝑒 𝒶 𝓃𝒾𝒸𝑒 𝒹𝒶𝓎
前をしっかり見るの。
たとえ、小学校から通学路が突然、川になったとしても
その記憶を変える事は出来ない。
過去は記憶。
変えられない者は受け入れるの。
変えていける物は何かを探して
じっくり取り組んで行こう。
取り敢えず、鏡の前にいって
「つらかったね。訳わからなかったよね。こわかったね」
と、頭を撫でてみよう。
そして、鏡に向かってにっこりと笑って
「もう、大丈夫だよ」
って、にこやかに笑うの。
笑顔同封。
鏡は先に笑わない。
こんな私を愛してくれてありがとう。
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