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スカイプをしながらゲームの中で他の女とイチャイチャしたらブチ切れられた 40
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夜中に達也さんから電話
「何してるんだ?」
「デートしてる」
「そうか」
ガチャン。電話は切られた。
達也さんだけが悪いんじゃないってわかってる。
「あんすずさんと遊んでおいで」
この5日間、達也さんはのどの痛みでほんとに辛そうだったから
回復を祝って、笑顔で送り出した。
はずだった……。
ヤンデレのかまってちゃんの境界性パーソナリティー障害の女が
いきなり、女は港なんていい子ぶりっこ出来る訳もなく、
あんすずさんのあおりともとれる訳の分からない行動でかき乱される。
まあ、それはいつものことで5度目ともなると、
少しは慣れて来た。
何が5度目かって。
達也さんからプレゼント。
この2年間で、リアルで5度のプレゼントを受け取っているが、
すべて女性問題勃発だった。
問題は、二人のイロコイ沙汰だけに留まらなくなってきている。
みるくのゲーム内のソロでエンドコンテンツに挑戦を見て、
周りが協力しようとしてくれていた。
そして、その優しいもくろみは、
みるくのただひたすら達也さんを待つ行動で、一蹴されてしまう。
ある女の子が、ミルクを含めた復帰した人たちが少しでも楽しめるようにと
ルームを作ってくれた。
達也さんがクエストを手伝ってくれたおかげで、
災厄と言う日課に出来るコンテンツに参加できるようになったのだが、
これが8人でないとクリアーできない。
ゴールデンタイムに寝ている事の多いみるくにとっては、
人がいなくて参加できない事が多かった。
「シドーいかない?」
何度か誘ってもらえた。
でも、達也と一緒に行きたいみるくはいつも断ってしまう。
このゲームは日課が多い。
一つのコンテンツを終わって、
「飯食ってくる。終わったら災厄いこうな」
と言う達也さんの言葉を信じて、
ずーと何時間も時には何十時間もただひたすら待つ。
そんなみるくを見て、周りはいらいらするみたい。
「わたしなら、待たない」
「わたしなら、その人と別れてもっと強くなる」
「その人と組んでも、アクセ一つ完成しないんでしょう」
「日課一つ、毎日コンスタントに出来ないじゃない」
「ていうか、みるくちゃん、どんどん病んで行ってるよ」
いわれてみりゃ、おっしゃる通り。
れん君と遊んでいた時は、宝珠も迷宮も日課も毎日コンスタントにこなせていた。
「それどころか、装備一つ見てもらってないでしょう」
シドー用にレンジャーの装備を整えようとしているみるくにとって、
御無理ごもっとも。
適格過ぎて涙が出るよ。
そんなこと、馬鹿じゃないんだから、とうに気付いて
それでも別れられなくて、現在に至るんだけどね。
みるくと達也の事を知る人々は、全員一致で別れろと言う。
みるくも他の人とつるんでみようと努力するのだが、
やっぱり電話かがかかって来ると、
達也の元に連れ戻されてしまう。
電話がかかって来たとき、前から知っているフレさんと日課のコンテンツをこなして、
桜を見に行っている時だった。
うーん、なんでかな。
色んな人から反対されても、
色んな人が気遣ってくれても、
やっぱりみるくは達也さんが好き。
優しく抱かれて、心も体もとろけそうになって
あなたの傍にまどろんでいる今この時が一番幸せ。
アフターケア、ピロートークがめちゃ丁寧。
愛されてるんだな。
大切にされてるんだなとどんどん達也さんを好きになる。
セロトニンやオキシトシンの幸せホルモンで満たされる。
バニラの香りのアロマで今日はセクシーに。
このまま、達也さんに溺れていたい。
春颯 さくら散りゆき 地を覆い
あやなす影に 琴音ひびかん
夜桜は、薄明りの中、妖艶に浮かび上がっている。
水面にはらはらと落ちる花びらは一つまた一つと静かに波紋の輪舞。
「何してるんだ?」
「デートしてる」
「そうか」
ガチャン。電話は切られた。
達也さんだけが悪いんじゃないってわかってる。
「あんすずさんと遊んでおいで」
この5日間、達也さんはのどの痛みでほんとに辛そうだったから
回復を祝って、笑顔で送り出した。
はずだった……。
ヤンデレのかまってちゃんの境界性パーソナリティー障害の女が
いきなり、女は港なんていい子ぶりっこ出来る訳もなく、
あんすずさんのあおりともとれる訳の分からない行動でかき乱される。
まあ、それはいつものことで5度目ともなると、
少しは慣れて来た。
何が5度目かって。
達也さんからプレゼント。
この2年間で、リアルで5度のプレゼントを受け取っているが、
すべて女性問題勃発だった。
問題は、二人のイロコイ沙汰だけに留まらなくなってきている。
みるくのゲーム内のソロでエンドコンテンツに挑戦を見て、
周りが協力しようとしてくれていた。
そして、その優しいもくろみは、
みるくのただひたすら達也さんを待つ行動で、一蹴されてしまう。
ある女の子が、ミルクを含めた復帰した人たちが少しでも楽しめるようにと
ルームを作ってくれた。
達也さんがクエストを手伝ってくれたおかげで、
災厄と言う日課に出来るコンテンツに参加できるようになったのだが、
これが8人でないとクリアーできない。
ゴールデンタイムに寝ている事の多いみるくにとっては、
人がいなくて参加できない事が多かった。
「シドーいかない?」
何度か誘ってもらえた。
でも、達也と一緒に行きたいみるくはいつも断ってしまう。
このゲームは日課が多い。
一つのコンテンツを終わって、
「飯食ってくる。終わったら災厄いこうな」
と言う達也さんの言葉を信じて、
ずーと何時間も時には何十時間もただひたすら待つ。
そんなみるくを見て、周りはいらいらするみたい。
「わたしなら、待たない」
「わたしなら、その人と別れてもっと強くなる」
「その人と組んでも、アクセ一つ完成しないんでしょう」
「日課一つ、毎日コンスタントに出来ないじゃない」
「ていうか、みるくちゃん、どんどん病んで行ってるよ」
いわれてみりゃ、おっしゃる通り。
れん君と遊んでいた時は、宝珠も迷宮も日課も毎日コンスタントにこなせていた。
「それどころか、装備一つ見てもらってないでしょう」
シドー用にレンジャーの装備を整えようとしているみるくにとって、
御無理ごもっとも。
適格過ぎて涙が出るよ。
そんなこと、馬鹿じゃないんだから、とうに気付いて
それでも別れられなくて、現在に至るんだけどね。
みるくと達也の事を知る人々は、全員一致で別れろと言う。
みるくも他の人とつるんでみようと努力するのだが、
やっぱり電話かがかかって来ると、
達也の元に連れ戻されてしまう。
電話がかかって来たとき、前から知っているフレさんと日課のコンテンツをこなして、
桜を見に行っている時だった。
うーん、なんでかな。
色んな人から反対されても、
色んな人が気遣ってくれても、
やっぱりみるくは達也さんが好き。
優しく抱かれて、心も体もとろけそうになって
あなたの傍にまどろんでいる今この時が一番幸せ。
アフターケア、ピロートークがめちゃ丁寧。
愛されてるんだな。
大切にされてるんだなとどんどん達也さんを好きになる。
セロトニンやオキシトシンの幸せホルモンで満たされる。
バニラの香りのアロマで今日はセクシーに。
このまま、達也さんに溺れていたい。
春颯 さくら散りゆき 地を覆い
あやなす影に 琴音ひびかん
夜桜は、薄明りの中、妖艶に浮かび上がっている。
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