35 / 1,479
婚約破棄 マスク着用は義務ではない
しおりを挟む
「ちょっと、これあなたの婚約者でしょう?」
淡いピンクのコスモスを買ってきて、大きな鉢に植え替えていたとき、
友達からLINEが入った。
涼やかな風がそよぐ。
買ってきたばかりのコスモスはゆらゆらと揺れて
秋の旬と彩を添えていた。
薄墨色に藤色を少しずつ混ぜたような雲は
幾重にも重なり合っていく。
婚約者、市原 高志33歳。
わたくし、石垣 あずさ24歳。
二人は、2年間付き合った後、今年の春に婚約した。
彼は、北海道から飛行機に乗って自宅に帰る途中の出来事だった。
マスク着用を拒否して、新潟の空港に降ろされてしまったらしい。
3蜜避けてクラスター予防
『換気の悪い密閉空間』
『多くの人が密集』
『近距離での密接した会話』🌸
見える世界(出来事や他人からの評価)
見えない世界(自分の心)
『生きやすい生き方を作ろう』
笑顔同封🌸
ソーシャルディスタンス。
マスクの着用、手洗い、うがい。
最近は、マスクかぶれ、マスク蒸れ、マスク肌荒れ。
いろいろ以前とは違うことに気を使う。
それも時代の流れなのかもしれないが。
婚約者、市原 高志さんは、嫌なものは嫌とはっきりいう人だった。
人間関係の揉め事は、正しいか正しくないかじゃ決められないんだよね。
その場の空気というか。
市原 高志さんは少し難聴気味。
まして、マスク着用しての会話は聞き取りずらい。
機内はエンジン音がうるさい。
周りの人も新型感染症のストレスでいらいらしていたのかもしれない。
とりあえず、こんなときこそ、自分がフォローしてあげないとと、
聞き上手になることを心がけて、彼からの連絡を待っていた。
ところが、世間というものは残酷で、
時間を追うほどに、彼への批判的な意見でうまっていく。
しまいには、彼からまだ何の連絡もないのに、
両親まで怒り出してしまう。
「こんな非常識なことをするやつのとろこに嫁にやれん」
静かな池に石でも投げ込んだような周りの反応に
わたくしは困惑してしまう。
「たとえ、マスク着用したくなくても
一応注意されたら素直に聞き従えばいいのに。
空気の読めないやつ」
どんどん彼の評価が下がっていく。
同じ列に座っていた乗客の男性から
「気持ち悪い。こんなんと一緒に乗られへん。あっち行け」
と言う暴言があったらしい。
売り言葉に買い言葉みたいな状況になったのだろうか。
機内に入ってから、チェックされ、注意されたというのも
理解できない話。
そんなにだめなら、乗り込む前にどうして
チェックしなかったんだろう。
長時間機内にとどまったわけでもないので不退去罪に当たらないし、
客室乗務員に質問するだけでは威力業務妨害にも当たらない
と、警察からはお咎めなしみたいなのだが。
わたくしも、マスク着用したくない人。
口の周りがベタベタして、カビが生えてきそうで、
拒絶反応を起こしてしまうんだよね。
ラジオ体操中もジョギング中もマスクしている人たちもいる。
すごい忍耐力。
リセットして、地球からの天籟に心を合わせよう。
知恵を得る人,
識別力を身に付ける人は幸せだ。
知恵を得ることは銀を得ることに勝り,
それを手にするのは金を手にするよりも価値がある。
それはサンゴよりも貴重で,
あなたが望むどんなものもこれにはかなわない。
長寿が右の手にあり,
富と栄誉が左の手にある。
知恵の道は心地よく,
その通り道はどこも平穏である+。
知恵はそれをつかむ人たちにとって命の木であり,
しっかりとつかんでいる人たちは幸せな人と呼ばれる。
みんなと共鳴できたらいいのにね。
淡いピンクのコスモスを買ってきて、大きな鉢に植え替えていたとき、
友達からLINEが入った。
涼やかな風がそよぐ。
買ってきたばかりのコスモスはゆらゆらと揺れて
秋の旬と彩を添えていた。
薄墨色に藤色を少しずつ混ぜたような雲は
幾重にも重なり合っていく。
婚約者、市原 高志33歳。
わたくし、石垣 あずさ24歳。
二人は、2年間付き合った後、今年の春に婚約した。
彼は、北海道から飛行機に乗って自宅に帰る途中の出来事だった。
マスク着用を拒否して、新潟の空港に降ろされてしまったらしい。
3蜜避けてクラスター予防
『換気の悪い密閉空間』
『多くの人が密集』
『近距離での密接した会話』🌸
見える世界(出来事や他人からの評価)
見えない世界(自分の心)
『生きやすい生き方を作ろう』
笑顔同封🌸
ソーシャルディスタンス。
マスクの着用、手洗い、うがい。
最近は、マスクかぶれ、マスク蒸れ、マスク肌荒れ。
いろいろ以前とは違うことに気を使う。
それも時代の流れなのかもしれないが。
婚約者、市原 高志さんは、嫌なものは嫌とはっきりいう人だった。
人間関係の揉め事は、正しいか正しくないかじゃ決められないんだよね。
その場の空気というか。
市原 高志さんは少し難聴気味。
まして、マスク着用しての会話は聞き取りずらい。
機内はエンジン音がうるさい。
周りの人も新型感染症のストレスでいらいらしていたのかもしれない。
とりあえず、こんなときこそ、自分がフォローしてあげないとと、
聞き上手になることを心がけて、彼からの連絡を待っていた。
ところが、世間というものは残酷で、
時間を追うほどに、彼への批判的な意見でうまっていく。
しまいには、彼からまだ何の連絡もないのに、
両親まで怒り出してしまう。
「こんな非常識なことをするやつのとろこに嫁にやれん」
静かな池に石でも投げ込んだような周りの反応に
わたくしは困惑してしまう。
「たとえ、マスク着用したくなくても
一応注意されたら素直に聞き従えばいいのに。
空気の読めないやつ」
どんどん彼の評価が下がっていく。
同じ列に座っていた乗客の男性から
「気持ち悪い。こんなんと一緒に乗られへん。あっち行け」
と言う暴言があったらしい。
売り言葉に買い言葉みたいな状況になったのだろうか。
機内に入ってから、チェックされ、注意されたというのも
理解できない話。
そんなにだめなら、乗り込む前にどうして
チェックしなかったんだろう。
長時間機内にとどまったわけでもないので不退去罪に当たらないし、
客室乗務員に質問するだけでは威力業務妨害にも当たらない
と、警察からはお咎めなしみたいなのだが。
わたくしも、マスク着用したくない人。
口の周りがベタベタして、カビが生えてきそうで、
拒絶反応を起こしてしまうんだよね。
ラジオ体操中もジョギング中もマスクしている人たちもいる。
すごい忍耐力。
リセットして、地球からの天籟に心を合わせよう。
知恵を得る人,
識別力を身に付ける人は幸せだ。
知恵を得ることは銀を得ることに勝り,
それを手にするのは金を手にするよりも価値がある。
それはサンゴよりも貴重で,
あなたが望むどんなものもこれにはかなわない。
長寿が右の手にあり,
富と栄誉が左の手にある。
知恵の道は心地よく,
その通り道はどこも平穏である+。
知恵はそれをつかむ人たちにとって命の木であり,
しっかりとつかんでいる人たちは幸せな人と呼ばれる。
みんなと共鳴できたらいいのにね。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる