上 下
341 / 412

投稿ガイドライン(物語風)

しおりを挟む
https://www.alphapolis.co.jp/guidelines

アルファポリス投稿ガイドライン
アルファポリスに投稿する作品は、以下のガイドラインを遵守したものとします。遵守されていない作品を発見した場合、作品の公開制限もしくは削除を行うことがあります。下記の禁止行為を含む悪質な行為に対しては、会員IDの削除を行うことがあります。

投稿ガイドライン(物語風)

「アルファポリスの投稿ガイドラインを守らないと、作品が削除されることもあるのよ」
新人作家のレイナは、編集担当のカオリにそう言われ、思わず息を呑んだ。

「えっ、具体的にどういうことが禁止されているんですか?」
レイナは疑問を投げかける。カオリは微笑みながらパソコンの画面を指差した。そこには明確なガイドラインが書かれていた。

禁止行為の一覧
他者の著作権を侵害する行為
「つまり、他の作家さんの作品を無断でコピーしたり、引用元を明記しないことね。リスペクトが大切よ。」

誹謗中傷や差別的表現の含まれる内容
「他人を傷つける言葉や偏見のある表現は絶対ダメよ。誰もが気持ちよく作品を楽しめる環境を守るためにね。」

成人向けの過激な内容や公序良俗に反する表現
「具体的には過激な暴力や性的な描写。適切なバランスを保って。」

宣伝行為や商業目的の投稿
「作品の中に無理やり商品をねじ込んだりするのもNGよ。」

宗教や政治に偏った主張
「読者の考えを一方的に押し付けるような内容も避けてね。」

レイナは一つひとつ頷きながら聞いていた。しかし、その表情には少しの不安が浮かんでいる。

「もし、知らない間に違反してしまったらどうなるんですか?」

カオリは少し真剣な顔つきになり、こう続けた。
「場合によっては、作品が非公開になったり、最悪の場合はアカウントの削除もあり得るわ。でもね、ガイドラインをきちんと読んで、誠実に取り組めば大丈夫。運営側も作家を応援する姿勢は変わらないから。」

レイナの決意
その日の夜、レイナは改めてガイドラインを読み込みながら、自分の新作小説を推敲していた。

「これは私の物語だ。誰にも迷惑をかけずに、私の想いをちゃんと届けるんだ。」

キーボードを叩く指先に力がこもる。文字の一つひとつに、自分が守るべき責任と、読者への誠意を込めていた。

最後の一文
数日後、レイナの投稿した新作は大きな反響を呼んだ。感想欄には「心が温まった」「次回作が楽しみ」という読者の声が並び、レイナは満面の笑みを浮かべた。

「ガイドラインは作家を縛るものじゃない。むしろ、読者と私をつなぐ大切な架け橋なんだ。」

彼女はそう気づき、新たな物語を紡ぐためにまたパソコンに向かうのだった。







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お久しぶりです、元旦那様

mios
恋愛
「お久しぶりです。元旦那様。」

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

義姉の不倫をバラしたら

ほったげな
恋愛
兄と結婚したのにも関わらず、兄の側近と不倫している義姉。彼らの不倫は王宮でも噂になっていた。だから、私は兄に義姉の不倫を告げた……。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします

希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。 国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。 隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。 「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

もう、いいのです。

千 遊雲
恋愛
婚約者の王子殿下に、好かれていないと分かっていました。 けれど、嫌われていても構わない。そう思い、放置していた私が悪かったのでしょうか?

私の部屋で兄と不倫相手の女が寝ていた。

ほったげな
恋愛
私が家に帰ってきたら、私の部屋のベッドで兄と不倫相手の女が寝ていた。私は不倫の証拠を見つけ、両親と兄嫁に話すと…?!

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

処理中です...