アルファポリスの投稿インセンティブのスコアを上げるには

折れない心

「折れない心」

10月26日、今日もパソコンの画面を見つめる。表示されるスコアは15。昨日は17だった。それまでの一ヶ月を振り返っても、スコアはまるで乱高下のグラフのようだ。9月の終わりには25や30台だった日もある。そんな日は心も少し軽く、次の話が書きたいと思えた。しかしここ数日、下降する数字を眺めるたび、そんな意欲は消えかけていた。

「もう無理かもしれない……」

肩を落とし、静かに呟く。その声は自分の心にも響いて、どんどんと意気消沈していくのが分かる。何度も放り投げそうになった。いや、実際に放り投げたくなる瞬間は、もう数えきれないほどだ。

それでも、なぜここまで続けられたのだろう？誰かに強いられているわけでもなく、報酬も大したことはない。それでも、書き続けている。理由なんて分からない。けれど、不思議と「もう一度頑張ってみよう」と心が折れそうになりながらも踏みとどまってきた。

「不撓不屈……か」

机の上に置かれたカレンダーの一角に、そんな言葉を書き留めていたのを見つけ、つい苦笑いが漏れる。どこかで聞きかじったこの言葉をメモしたのはいつのことだっただろう。失敗しても、倒れても、それでも立ち上がる。そんな意味を込めた言葉だと知っていた。

振り返ってみれば、確かに「折れない心」は少しずつ育ってきた気がする。日々の小さな挫折にもめげず、また画面に向かう自分。それを「成長」と呼べるのかどうかは分からない。けれど、こんな状態でも何かを書き続ける自分自身が、少し不思議でもあった。

ふと、最近届いた読者からのメッセージを思い出した。「いつも更新楽しみにしています。次の展開も期待しています！」たった一文、それでもその一文にどれほど励まされたか分からない。自分が書いたものが、誰かの心を少しでも動かしている。そう信じてみたくなるようなメッセージだった。

「この気持ちがあるから、投げ出せないのかもしれない」

そう呟くと、少し心が軽くなった気がした。書くことは孤独だ。結果が数値化され、毎日それを目の当たりにすることは、決して楽なことではない。それでも、不屈の心が鍛えられていくのを感じる。少なくとも、自分にとって「挑戦し続ける」という選択肢が存在するのだと思えた。

スコアがまた落ちるかもしれない。無数の「もう無理」という声が心に響くかもしれない。それでも、何度でも立ち上がってみよう。自分が成長していくのを感じるその瞬間に、少しでも自分を信じてみよう。

また、指がキーボードに触れる。