上 下
12 / 17

後編1(↓エロ)

しおりを挟む
傾向:調教、拘束、監禁、放置、焦らし、淫語、連続絶頂、結腸責め、快楽堕ち
————————————

いつものように遠くに鳥の声を聞いて眼が覚める。
部屋の明るさらかいって、ちょうど起きる時間くらいだろう。

いつもなら身支度してご飯の準備。
寝起きが悪い息子を起こして朝食を食べたら、どうせまた夜には帰ってくる彼の旅立ちを見送って店の開店準備をする。
そんな日常が始まるはずの朝だ。

ただ今日、いつもはあるはずのない人間の温もりが、僕の背中にびったり張り付いた体から伝わってくる。
リーベと一緒に寝るなんて何年ぶりだろう。1人部屋を与えてから、寝室はずっと別だった。

小さい頃と同じように寝ながらぎゅうっと抱きついてくるリーベはとても可愛いのだけど、あの頃と違うのはリーベも僕も裸でリーベの肌や筋肉の感触をはっきり感じられること。
……それとさっきからお尻の中に感じる圧迫感。こ、これ、リーベの、多分絶対入ってるんだけど……まさかリーベ挿れたまま寝ちゃったの!?

恥ずかしい昨日の記憶をどうにか辿っても、散々イかされたのは覚えてるけど途中から記憶が途切れている。
僕が寝てもしつこくハメ続けてたらしい中のものは、今もちゃんと分かるくらいの硬さだ。
朝の生理現象かもしれないけど、夜あれだけ出しといてまだ朝元気になる余裕があるなんて、さすが勇者の体力だなとちょっと感心してしまった。

とにかく身支度をする必要があるので、胴体に絡みついている腕を外す。
麻痺は全部解けてるらしく関節がちょっと痛む時があるけど体は自由に動いた。

リーベは寝起きがとても悪いから腕を動かしたくらいじゃスンともしていなかった。
下半身はまだどうにかする勇気が出なくて、上体だけ振り返ってリーベを見る。
すやすや眠るあどけない寝顔が視界に入った。

うん、とても可愛い。
指を伸ばして頬を撫でた。

十分癒しを補給した後、決意して両手をマットにつく。
そのまま体を持ち上げると、リーベから離れた分中に埋め込まれたものがずるっと抜けていった。

「んんっ……」

術は解けているのか昨日感じた信じられないくらいの気持ちよさはないけど、それでもリーベのものが中を擦る感覚にまだ少し感じてしまい声が漏れる。

あと少しで全部抜けるところまで体を離した直後。
いきなり背後から離れかけの腰を掴まれた。

ぐっじゅんっ

「んあ゛あぁっ!!」

捕らえられて素早く引き戻されながら、抜けかけていた熱も勢いよく中に押し戻ってくる。
予想してなかった内壁への強い刺激に思わず声が出た。

ずずっ、ずちゅっ!ずっ、ずぱんっ!ぱんっぱんっ!

「あっ、あぁっ!っあんっ!……りっ、りぃべ……んあぁっ!」

荒々しく抜き差しされ、肌がぶつかり合う音が朝日で明るい室内に響く。
散々夜に拓かれた中は、呪文が解けても剛直が一方的にゴリゴリ擦り上げるだけで気が遠くなるくらいの快感を味わえるようになってしまっていた。
また密着した背後から、熱い吐息が耳元にかかってぞくっとする。

ずぶんっ!
びゅくくっ、びゅるっびゅっ

「あっイくっ……っあ゛あ゛ぁっ……」

ぴゅくっ、ぴゆっ…ぽたたっ、
一晩で何度も注がれたものがまた大量に中に吐き出されるのを感じながら、自分の前からも薄くて水みたいになった同じものが流れ出ていく感覚に身を委ねた。
吐き出したものを中に擦り付けるようにしばらく動いていたリーベのペニスがずるっと抜け出ていく。

「はぁっ……おとうさん……だいすき……」

行為が終わっても相変わらず後ろからぎゅうぎゅう抱きついてくるリーベがたどたどしく呟くのを僕の耳が余さず拾った。
絶頂の余韻の中で聞こえた言葉の破壊力に胸がきゅうぅっと締め付けられる。

「おっ……お父さんもリーベが大好きだよ!!」

勢いよく振り返って抱きしめようと手を伸ばした。

「……ん?」

顔を見ればリーベは眉を寄せて迷惑そうにしている。
今起きましたとばかりに目をコシコシ擦って小さくあくびを漏らした。

「い、今、リーベがお父さんのこと好きって……」

「は?言ってないけど。……やめろって。」

目尻に見つけた小さな目ヤニをとってあげようとしたら鬱陶しそうに手を跳ね除けられた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】奴隷に堕ちた騎士

蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。 ※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。 誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。 ※無事に完結しました!

オメガに転化したアルファ騎士は王の寵愛に戸惑う

hina
BL
国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。 それはビッチングによるものだった。 幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。 国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。 ※不定期更新になります。

皇城から脱走しようとする皇帝のペット

匿名希望ショタ
BL
鬼畜なご主人様である皇帝から逃げるペット。

[R18]エリート一家の長兄が落ちこぼれ弟を(性的に)再教育する話

空き缶太郎
BL
(※R18・完結済)エリート一家・皇家に生まれた兄と弟。 兄は歴代の当主達を遥かに上回る才能の持ち主であったが、弟は対象的に優れた才能を持たない凡人であった。 徹底的に兄と比較され続けた結果グレてしまった弟。 そんな愚弟に現当主となった兄は… (今回試験的にタイトルを長文系というか内容そのまま系のやつにしてみました)

潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話

あかさたな!
BL
潜入捜査官のユウジは マフィアのボスの愛人まで潜入していた。 だがある日、それがボスにバレて、 執着監禁されちゃって、 幸せになっちゃう話 少し歪んだ愛だが、ルカという歳下に メロメロに溺愛されちゃう。 そんなハッピー寄りなティーストです! ▶︎潜入捜査とかスパイとか設定がかなりゆるふわですが、 雰囲気だけ楽しんでいただけると幸いです! _____ ▶︎タイトルそのうち変えます 2022/05/16変更! 拘束(仮題名)→ 潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話 ▶︎毎日18時更新頑張ります!一万字前後のお話に収める予定です 2022/05/24の更新は1日お休みします。すみません。   ▶︎▶︎r18表現が含まれます※ ◀︎◀︎ _____

愛され副団長の愛欲性活

彩月野生
BL
マウウェル国の騎士団、副団長であるヴァレオは、自国の王と騎士団長、オーガの王に求婚されてしまう。 誰も選べないと話すも納得されず、3人が結託し、誰も選ばなくていい皆の嫁になれと迫られて渋々受け入れてしまう。 主人公 28歳 副団長 ヴァレオ 柔らかな栗毛に黒の目 騎士団長を支え、王を敬愛している。 真面目で騎士である事に誇りをもっているため、性には疎い。 騎士団長 35歳 エグバート 長い赤褐色の髪に緑の目。 豪快なセックスで言葉責め。 数多の男女を抱いてきたが、ヴァレオに夢中になる。 マウウェル国の王 43歳 アラスタス 長い金髪に青の目。紳士的だがねちっこいセックスで感想を言わせる。 妻がいるが、愛人を作ったため追い出した。 子供がおらずヴァレオに産ませようと目論む。 イール オーガの若い王だが一番の巨漢。180歳 朱色の肌に黒髪。シャイで優しいが、甘えたがりで乳首を執拗に吸う。 (誤字脱字報告不要)

【R18/短編】政略結婚のはずなのに夫がめちゃくちゃ溺愛してくる

ナイトウ
BL
溺愛王弟攻め、素直第2王子受け 政略結婚、攻めのフェラ、乳首責め、本番無し 〈世界観の雑な補足〉 何か適当な理由で同性の政略結婚がある。

【BL・R18】可愛い弟に拘束されているのは何ででしょうか…?

梅花
BL
伯爵家長男の俺は、弟が大好き。プラチナブロンドの髪や青色の瞳。見た目もさることながら、性格も良くて俺を『にーに』なんて呼んだりしてさ。 ても、そんな弟が成人を迎えたある日…俺は… 基本、R18のため、描写ありと思ってください。 特に告知はしません。 短編になる予定です。地雷にはお気をつけください!

処理中です...