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13, (エロ)

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ゾックの舌が歯茎や舌の付け根を撫でるたび、じんじんした痺れが背中を走ってむず痒い気分になる。
何だか頭がふわふわしてきて、僕の舌に擦り付いてくるゾックの舌を反射的に舐め返した。

それに気づいたゾックが、僕の舌を引き摺り出して絡めるように舌を擦り合わせてくる。
口の中に流れ込んできたゾックの唾液は何だか甘いように感じた。
いつのまにかそれを舐めとるように、体を目一杯捻って僕もゾックにキスをし返していた。
ぴちゃぴちゃと口の擦れ合う音が耳に響いて何だか恥ずかしい。
息継ぎのために少し唇を離した。

「マル、気持ちいいか?嫌なら今辞めよう。これ以上は、私が引き返せなくなる。」

ゾックが僕を覗き込んでさらりと額に流れる僕の髪を梳いた。

「気持ち、いい?この……ムズムズ、が?」

訳がわからなくて息継ぎの合間に聞き返す。

「ああ。その、マルのが勃っている。気持ちがいいからじゃないのか?」

「たって、る?」

ゾックの言葉の意味を探るため彼の視線の先を辿る。
すると、僕の股間が膨らんでいた。

「あっ、待って、戻すから。」

「戻す?」

「うん。父さんや兄さんが、はしたない事だからこうなったら静かに深呼吸して元に戻しなさいって。」

言われた通りに鎮めようと息を深く吐いて吸う。
しかしその最中、ゾックに耳殻を背後からペロリと舐められてゾワリした感覚がからだを走った。

「ひぁっ、ちょ、ゾック……だめぇ」

耳を食むように唇で擦られながら、前に回ってきたゾックの両手がシャツ越しに僕の乳首を擦り始める。

「ひっ、あっ……はぁ、それ、変だからぁ……」

乳首を擦られてもやっぱりジンジンして、更に頭に甘い感覚が広がる心地までした。
はしたなくなっている箇所を戻さなきゃいけないのに、ゾックの行動が続くとますます中心に熱が溜まる感覚がする。

これが気持ちいいってことなの?

「ゾック、気持ちいいから、やだぁ……」

「なぜ?マル、大丈夫だ。身を任せていいから。」

「で、でもっ、はしたないの戻らにゃ、あっ、まって……」

なんとゾックが、僕の膨らんだものを握り込んで擦り始めた。

「あっ、やだっ…言った。嫌だって言ったぁ……」

「マルの体は嫌がってないじゃないか。我慢せず気持ちよくなっていいんだぞ、マル……」

ゾックの声が何だか上擦ったようになる。
服越しに擦るのが少し早くなって思わず声が出た。

「しかし、マル、君ももういい大人なのにご家族は少し過保護すぎるな。君が魅力的過ぎて度々暴漢に狙われるせいだというのは分かるが……」

「あっ、ひぁっ……んぁ」

色々なゾクゾクするところを触られながら話されて、ゾックの話があまり頭に入って来ない。

これ、これ……気持ちいい。

「ゾック……これ気持ちくて、変だからぁ」

与えられ感覚をどう受け止めたらいいか分からない。
それに混乱して僕が言うとゾックの手が止まって、ごくりと息を呑む音がした。

止まった刺激に何だかもどかしくなっていたら、すぐに動きが再開する。
今度は僕のズボンのボタンを外して、ゾックの分厚い手が下着の中に入り込んで直接勃ち上がったはしたないものを握った。

「あっ、なに……あ、ああぁっ!」

そのまま優しく上下に擦られて、今までとは比べものにならない刺激に思わず声が出た。

「マル、安心していい。マルのペニスは私にいっぱい愛されて沢山射精するために今まで貞操を守ってきたんだからな。これからは私に全部任せてくれ。」

「ひっ……あぁっ、はぁ……あっ、あんっ」

ゾックの早口の言葉も全然耳に入ってなかった。
それくらい気持ちが良くて、だんだん何が込み上げてくる感覚に襲われる。

「まっ……やらっ、何っか、へんなのぉ…んんっ、あっ」

「マル、そのまま我慢しないでイくといい。ほら、初めて夫に愛されて可愛く射精するころ、私に見せてくれないか?」
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