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🎃約束の10月30日 3ー11
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スレイブ達によってコバをいたぶる遊びは、天井知らずに熱狂していった。
電撃は引っ切りなしに起きてるし、コバの喘ぎ声も絶えず上がっていた。
好きでもない人間の喘ぎ声無理やり聞かされた俺はすっかりゲンナリしちまって、食欲も失せた。
目の前にせっかく美味そうなご馳走が並んでいるのに全然手が進まなくなっている。
琢美が気遣って肩を抱いてくれたから、俺はそのまま琢美の気遣いに甘える事にした。
琢美にもたれかかって、顔を半分琢美の胸に埋めて深呼吸すると、嗅ぎ慣れた琢美の臭いが体の中に広まって、少しは浮上出来た。
ホント、何で俺、こんな所で気分悪くなってるワケ?
今日は俺達がコバに迷惑かけられた詫びを入れて貰いに来たんじゃなかったけか?
落ち着いて来ると、段々状況の理不尽さにムカついて来た。
『もう帰ろうぜ』と琢美に言おうとして顔を上げた途端、画面から『キャー』という歓声が聞こえて、俺の気分は再び急降下した。
『ヤダコイツ!チンコに電気ショック受けて絶頂した!キモーイ!』キャッキャとはしゃぐスレイブ達の声が響いた。恐る恐る画面を見ると、ギャグにしか見えない情けない格好のコバが半分白目剥きながら体を大きくくねらせていた。
俺は今度は琢美の胸に完全に顔を埋めて力を込めて抱きついた。
そんで半ギレで高岡刑事に言ってやった。
「高岡刑事、アンタ、今日は詫び入れる為に俺達をココに呼び出したんじゃねぇの!?何も面白くないし、コバのキモい裸踊り無理やり見させられて気分悪いし、しかも元凶のコバ喜んでるじゃん、全然詫びになってないんだけど、もう帰って良いかな!?」
結構ドスを効かせて言ったつもりだったケド、琢美に抱きつきながらじゃ迫力不足だ。
電撃は引っ切りなしに起きてるし、コバの喘ぎ声も絶えず上がっていた。
好きでもない人間の喘ぎ声無理やり聞かされた俺はすっかりゲンナリしちまって、食欲も失せた。
目の前にせっかく美味そうなご馳走が並んでいるのに全然手が進まなくなっている。
琢美が気遣って肩を抱いてくれたから、俺はそのまま琢美の気遣いに甘える事にした。
琢美にもたれかかって、顔を半分琢美の胸に埋めて深呼吸すると、嗅ぎ慣れた琢美の臭いが体の中に広まって、少しは浮上出来た。
ホント、何で俺、こんな所で気分悪くなってるワケ?
今日は俺達がコバに迷惑かけられた詫びを入れて貰いに来たんじゃなかったけか?
落ち着いて来ると、段々状況の理不尽さにムカついて来た。
『もう帰ろうぜ』と琢美に言おうとして顔を上げた途端、画面から『キャー』という歓声が聞こえて、俺の気分は再び急降下した。
『ヤダコイツ!チンコに電気ショック受けて絶頂した!キモーイ!』キャッキャとはしゃぐスレイブ達の声が響いた。恐る恐る画面を見ると、ギャグにしか見えない情けない格好のコバが半分白目剥きながら体を大きくくねらせていた。
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結構ドスを効かせて言ったつもりだったケド、琢美に抱きつきながらじゃ迫力不足だ。
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