パンプキンハニー・パン・パン ♥スイスパ サブストーリー１♥

🎃約束の１０月３１日 ２ー４

コバは、SMプレイと言うよりも、これはお笑い番組のコントかと問いたくなるような状況になっていた。
コントではない事を物語っているのは、コバの表情だけだった。
コバは、透明な樹脂製の二重のケースの内側に、仰向けのカエルの開きみたいな格好で、手足を箱の四角に拘束されて詰め込まれていた。
背景からすると、場所は恐らく店の外で、外プレイか何か専用の場所なのだろう、スレイブっぽい格好をした人達が、面白い見せ物を見る目をしながら、時折コバに罵声を浴びせながら見物していた。
コバが詰め込まれている樹脂ケースは、それぞれ、角をゴシック調の足で固定された、豪華かつ、いかにもな作りの箱だった。
どうも何か仕掛けがあるらしく、箱は、足の部分から内側に電線が伸びて、コバの身体を拘束している枷や、衣装の中に伸びていた。
透明な樹脂ケースは、夜の街の明かりに照らされて、いかにもSMプレイらしい怪しい雰囲気を纏っていた。
が、コバの格好が酷かった。
まず、後頭部から側頭をぐるりと包んで鼻からアゴを覆っているレザーの豚鼻のマスクをつけられていた。
鼻から頭頂部まではフリーだから、知り合いが見たらほぼ確実に誰だか分かる。
マスクもこういった物は普通、黒やショッキングピンクみたいな色が多いのに、なぜかポップなレモン色で、上半身は裸なんだが、両乳首に搾乳機のミニチュアみたいなものが取り付けられていた。
搾乳機同様、中が少し吸引力が有るらしく、筒の中のコバの乳首は少し吸い上げられている。しかも、その搾乳機のミニチュアにも電線がそれぞれ通っている。最悪だったのがバンツで、なんと白字に可愛いカボチャと豚の絵が描かれていた。
余りにもダザイ。