転生したら王女だった!

みゆ

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8歳になった!

家庭教師が来た!

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1週間たち、待ちに待った家庭教師が来る日になった。

いや、やっぱね?
気になるじゃん?魔法とか。

魔法と無縁だった私からしたら魔法とかもう、憧れっていうか夢っていうか………ねぇ?

…………気になるじゃん!

もう、魔力制御は出来るようになってるんだよ!
あの鬼畜な王様からのミッションで、一昨年にはもう完璧になってるんだよ!

なのに!
魔力制御が完璧に出来るようになったのに!
魔法が使えないなんて!
ひどいじゃん!

そう思わないかい!?諸君!(誰に言ってんだこいつ………)

………言ってみたかっただけだから………気にしないで………うん…

てなわけで!

私は長年待った魔法が使えるようになることにめっちゃテンションが上がっているわけなのだよ!

ウザイかもだけど見捨てないでね!(いやだから誰に言ってんの………)

トントン

「サラ様、家庭教師様がご到着致しました。」

「分かったわ。すぐ向かうわ。」

やったああああ!!!

魔法!魔法!ま・ほ・う!

早く習いたいなあ!











トントン

「サラ・ステファニーです。」

「入りなさい。」

「失礼します。」

部屋に入ると、お父様と男の人がいた。

この人が家庭教師かな?

「サラ、この人が今日からお前に魔法を教える、
ツバサ・ロークレスだ。」

「ツバサ・ロークレスです。よろしくお願いします。」

「サラ・ステファニーです。こちらこそよろしくお願いします。」

「それでは、サラ。ツバサに迷惑のないように。」

「はい。」

むぅ。
私が迷惑かけると思ってるの?

迷惑かけたら魔法教えてくれないかもしれないじゃん?
そしたら、私がそんなことするわけないじゃん!
まあ、元から迷惑かけるつもりは無いけど。

「それでは練習場に向かいましょうか。」

「はい!」

ああ!早く魔法使いたいよー!











練習場に着いた。

「それではまず、サラさんに何の属性が使えるのか調べましょうか。」

「はい!」

先生は5つの石を取り出した。

「この石は、火、水、風、光、闇の魔石で、それぞれの石に魔力を流して光りだしたら、その属性を使えるってことになります。」

へぇー。
面白そう!

「それじゃあ、火からやってみてください。」

「はい!」







結果を言うと、私は、火、水、風、闇属性を使えるらしい。

光だけ反応がなかった。

「サラさんは、火、水、風、闇の4つの属性が使えるみたいですね。
次は、この中で何属性が1番使いやすいか調べましょうか。」

「はい!」

次はどんな感じに調べるんだろう?

「それじゃあ、この4つの石それぞれに魔力を流してみてください。
それで、1番光ったやつが1番使いやすい属性となります。」

凄いなー。
この石万能だな。







私は、風属性が1番使いやすいみたい!

「それでは、風属性の魔法を中心にやっていきましょう。」

「はい!」

「私が見本を見せますので、それを見てから練習しましょう。」

「分かりました!」

「最初は、初級魔法からやっていきましょう。」

「はい!」

生魔法!楽しみ!

「風よ、我が敵に衝撃を与えよ!風撃ウィンドショック

シュッ

おおー!
こ、これが魔法!

なんかよくわかんなかったけど凄い!

あ、あのー、あれだよ!

掌にに風が巻き起こって、それが前に、シュッ、って行ったんだよ!

凄い!
これが魔法!

「それじゃあ、サラさんもやってみましょう。」

「はい!」

「掌に魔力を集めて、詠唱を。」

掌に魔力を集める………

「風よ、我が敵衝撃を与えよ!風撃!」

シュッ

お、おおー!!
出来た!出来た!

「少し威力は弱いですが上出来ですよ。」

「やったー!……………あ。」

お、思わず声に出しちゃったあああ!!

は、恥ずかしい!

「くくっ。」

わ、笑われた!

「嬉しかったんですね。」

「………はい。」

ううー。恥ずかしい!

「年相応で可愛らしいですね。」

「あ、ありがとうございます。」

ああ!恥ずかしい!
とにかく!恥ずかしい!

「それじゃあ、続きをしましょうか。」

「は、はい!」








サラはその日の内に、初級魔法から下級魔法を全てできるようになった。(光属性と闇属性以外の)






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