転生したら王女だった!

みゆ

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転生!

私は王女らしい

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ふわあー。
朝だー!

「おはよう。サラ。」

おはよう!お母さん!

いやー。
私のお母さんって美人だなー。
私が男の子だったらきっと初恋はお母さんだと思うよ。

「ローズ様、ハルト様とレオン様がお越しになりました。」

「あら、もう来たの?早いわね。」

「どうやら、昨日は1時間だけ寝て、すぐに城を出たみたいです。」

「ローズ!サラ!おはよう!」

「おかあさん!サラは?サラは?」

「おはよう。ハル、レオン。
とりあえずそこに座りなさい。」

「「?」」

?お母さん?

「ふふふ。
ハル、レオン。1時間しか寝てないというのは本当かしら?」

「ああ。」

「はい。」

「そう。
ハル。貴方は普段から王としての仕事で忙しいから1時間しか寝なくても大丈夫なのはわかるわ。
でも、レオン。貴方はまだ子供よ。ちゃんと寝なさい。」

「むっ!ぼくはりっぱなおにいちゃんだもん!こどもじゃないもん!」

「ふふ。そうね。言い方を変えるわ。
お兄ちゃんは、サラの手本にならなくちゃいけないの。
もしサラがレオンを見て、1時間しか寝なくなったらどうするの?」

「うっ!」

「分かるわよね?」

「はい。
これからはきをつけます。」

「ふふふ。気をつけろと言ってるんじゃないの。
やめろと言ってるの。分かる?」

「これからはちゃんとねます!」

「よく出来ました。
サラはこっちよ。
ラン、サラとレオンをお願い。」

「畏まりました。」

…………お母さん怒ってる?

まあ、子供が1時間しか寝ないのはダメだよね。
それにレオンって私のお兄ちゃんでしょ?
それでまだ小さいってことは、2歳か3歳かな?
そんな歳の子が1時間しか寝ないのは体に悪い!
怒るのは当たり前だね!

それにしても、お父さんが王?
お父さんが王ってことはお母さんは………王妃だよね?
その子供は王子や王女になるよね?
…………私って王女になるよね。




ええええええ!?!?
王女!?
私が!?
無理無理無理!!
王女とか無理!

「サラ様?」

「サラ?どうしたの?」

え?あ、大丈夫だよ!
ただ自分が王女になったのにびっくりしただけだから。

まあ、この事は今度考えればいっか。
とりあえず今は!
お兄ちゃんと遊ぶ!

「サラ!なにする?」

うーん。
どうしようかなー。

「レオン様、積み木なんてどうでしょうか?」

「うん!つみきにする!」

積み木かー。
……………はずいな。
まあ、お兄ちゃんと遊べると思えば!

「それじゃあ、なにをつくろうかなー。」

うーん。
これとこれを合わせて、これをくっつけて………………………………………できた!

「あ!サラすごい!おかあさんだ!」

「!これは!サラ様上手です!」

えへへ。
褒められたー!やったー!

んじゃあ次は………………………………
あとはこれをこうすれば……………よし!できた!

「こんどはおとうさんだ!」

「!サラ様上手です!」

ふっふーん。
凄いだろー。

はっ!私って積み木の天才かもしれない!
なんか燃えてきた!








それからサラは、ローズとハルトの話が終わるまで、積み木をしまくっていた。






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