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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?
第8話 嫌われていた理由
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「は?」
わけがわからなかった……。妹から出てきた言葉は断絶の言葉ではなく祝福の言葉だった。
「嬉しい……お兄ちゃん……」
妹は目に涙を浮かべるとベットの上の僕にしがみつく……部屋に入る事さえ拒む妹が、僕のベットの上に乗りさらに僕にしがみつくなんて一体どういう事なのか?
予想だにしない妹の行動……とりあえず僕は落ち着く様に妹を諭し、自らも落ち着く為に一度深く深呼吸をする。
「お兄ちゃん……」
ベットの上で綺麗に正座をし、うるうるとした目で、僕をじっと見つめる妹……昨日までの顔とは一切違う、別人かと思わせられる様な表情と態度の変化に僕は戸惑っていた。
「えっと……その……詩音は、僕の事……嫌いだったんでは?」
何も考えられない……とりあえず今の状況、疑問に思う事を直接妹にぶつけてみた。
「……うん……嫌い……大嫌い……だった」
妹は僕の言葉を聞いた瞬間悲しそうな顔でそう言った。
「じゃ、じゃあ何で? それにどうして嫌いに? 僕……何かした?」
それじゃあ何でいきなり抱きつくの? と思ったが、とりあえずそれは置いておくとして、僕はとりあえず妹に嫌われていた理由、なぜ嫌いになったのか? それが知りたかった……。
「……あのね……私……お兄ちゃんに嫌われたから……だから私も嫌いになってやる……って」
「──へ?」
「……お兄ちゃん……私の事嫌いになったんでしょ?」
涙を浮かべてそう言う妹……いや、ちょっと待って、嫌いになる所か僕はずっと妹の事が……好きだったんだけど? だって今さっきも妹の事を思い浮かべて……僕は……。
「……そんなわけ…………いや……何でそんな風に思ったの?」
何か妹の中できっかけがあったのかもと、僕はそう聞き返す。
「…………お風呂……」
「……へ?」
「……お兄ちゃん……お風呂に別々で入ろう……って……」
「……は?」
「言われて……私……悲しかった……お兄ちゃんに嫌われたって……」
「いや……それって、あの小学生の時の?」
「うん……お兄ちゃん、もう私と一緒に入らないって……私……思ったの……お兄ちゃん私の身体が変になったからだって……」
「……変?」
「……おっぱいが大きくなったから……あとその……生えて来たから……」
「いや、え?」
ちょっと待って、いや、一体……妹は何を言い出してるんだ……。
「だから私……頑張って痩せて……おっぱいも大きくならない様に……最近はお金貯めて……その……エステに行ったり……」
「いや、え? エステ? いや、ちょっと待って」
「でも、でも……それでもどんどん成長していくの……お兄ちゃん……私……頑張ったの……でもどんどん身体が大人になって……だからどんどんお兄ちゃんに嫌われてるって……」
「……いや……そんな……まさか」
細く長い手足、薄い胸……細い腰……ガリガリまでは行かないが詩音はかなり細く幼い、勿論高校生には全く見えない。
「さっきの絵も細くて小さな女の子ばかりで……やっぱりお兄ちゃんは……ああいう子供みたいな人が好み何だって……」
「ち、違う! 僕は……妹が、僕の妹が……好きなんだ、し、詩音が好きなんだ! だから……だから、詩音との事を想像して……だから……」
「──本当に?……お兄ちゃん……今の私でも……良いの? 好きでいてくれるの?」
「あ、当たり前だろ、僕はロリコンじゃない!」
「……う、嬉しい! お兄ちゃん! 私も……好き!」
妹はそう言って抱き付いて来た。
そんな妹を……僕はそっと抱き締める。
妹の甘い香りが漂う、細くてもやはり女の子……柔らかい感触が僕の身体の全面から伝わってくる。
暫く抱き合ってると妹は僕の耳元で囁いて来た。
「お兄ちゃん……あの頃に戻りたい……」
「あの頃?」
「……うん……一緒にお風呂に入ってた……あの頃に」
小学生の頃、仲の良かった兄妹の頃に、妹はそう言った。
「……うん……そうだね」
僕がそう言うと妹は満面の笑みで言った。
「本当! よし! じゃあ行こうお兄ちゃん!」
そう言うと妹はベットから立ち上がり僕の手を引っ張る。
「い、行こうって、どこへ?」
「決まってるじゃない、一緒にお風呂に入ろうお兄ちゃん!」
「…………えええええええええ!」
そして僕達の時間が巻き戻る……あの仲のよかった、あの頃に……。
わけがわからなかった……。妹から出てきた言葉は断絶の言葉ではなく祝福の言葉だった。
「嬉しい……お兄ちゃん……」
妹は目に涙を浮かべるとベットの上の僕にしがみつく……部屋に入る事さえ拒む妹が、僕のベットの上に乗りさらに僕にしがみつくなんて一体どういう事なのか?
予想だにしない妹の行動……とりあえず僕は落ち着く様に妹を諭し、自らも落ち着く為に一度深く深呼吸をする。
「お兄ちゃん……」
ベットの上で綺麗に正座をし、うるうるとした目で、僕をじっと見つめる妹……昨日までの顔とは一切違う、別人かと思わせられる様な表情と態度の変化に僕は戸惑っていた。
「えっと……その……詩音は、僕の事……嫌いだったんでは?」
何も考えられない……とりあえず今の状況、疑問に思う事を直接妹にぶつけてみた。
「……うん……嫌い……大嫌い……だった」
妹は僕の言葉を聞いた瞬間悲しそうな顔でそう言った。
「じゃ、じゃあ何で? それにどうして嫌いに? 僕……何かした?」
それじゃあ何でいきなり抱きつくの? と思ったが、とりあえずそれは置いておくとして、僕はとりあえず妹に嫌われていた理由、なぜ嫌いになったのか? それが知りたかった……。
「……あのね……私……お兄ちゃんに嫌われたから……だから私も嫌いになってやる……って」
「──へ?」
「……お兄ちゃん……私の事嫌いになったんでしょ?」
涙を浮かべてそう言う妹……いや、ちょっと待って、嫌いになる所か僕はずっと妹の事が……好きだったんだけど? だって今さっきも妹の事を思い浮かべて……僕は……。
「……そんなわけ…………いや……何でそんな風に思ったの?」
何か妹の中できっかけがあったのかもと、僕はそう聞き返す。
「…………お風呂……」
「……へ?」
「……お兄ちゃん……お風呂に別々で入ろう……って……」
「……は?」
「言われて……私……悲しかった……お兄ちゃんに嫌われたって……」
「いや……それって、あの小学生の時の?」
「うん……お兄ちゃん、もう私と一緒に入らないって……私……思ったの……お兄ちゃん私の身体が変になったからだって……」
「……変?」
「……おっぱいが大きくなったから……あとその……生えて来たから……」
「いや、え?」
ちょっと待って、いや、一体……妹は何を言い出してるんだ……。
「だから私……頑張って痩せて……おっぱいも大きくならない様に……最近はお金貯めて……その……エステに行ったり……」
「いや、え? エステ? いや、ちょっと待って」
「でも、でも……それでもどんどん成長していくの……お兄ちゃん……私……頑張ったの……でもどんどん身体が大人になって……だからどんどんお兄ちゃんに嫌われてるって……」
「……いや……そんな……まさか」
細く長い手足、薄い胸……細い腰……ガリガリまでは行かないが詩音はかなり細く幼い、勿論高校生には全く見えない。
「さっきの絵も細くて小さな女の子ばかりで……やっぱりお兄ちゃんは……ああいう子供みたいな人が好み何だって……」
「ち、違う! 僕は……妹が、僕の妹が……好きなんだ、し、詩音が好きなんだ! だから……だから、詩音との事を想像して……だから……」
「──本当に?……お兄ちゃん……今の私でも……良いの? 好きでいてくれるの?」
「あ、当たり前だろ、僕はロリコンじゃない!」
「……う、嬉しい! お兄ちゃん! 私も……好き!」
妹はそう言って抱き付いて来た。
そんな妹を……僕はそっと抱き締める。
妹の甘い香りが漂う、細くてもやはり女の子……柔らかい感触が僕の身体の全面から伝わってくる。
暫く抱き合ってると妹は僕の耳元で囁いて来た。
「お兄ちゃん……あの頃に戻りたい……」
「あの頃?」
「……うん……一緒にお風呂に入ってた……あの頃に」
小学生の頃、仲の良かった兄妹の頃に、妹はそう言った。
「……うん……そうだね」
僕がそう言うと妹は満面の笑みで言った。
「本当! よし! じゃあ行こうお兄ちゃん!」
そう言うと妹はベットから立ち上がり僕の手を引っ張る。
「い、行こうって、どこへ?」
「決まってるじゃない、一緒にお風呂に入ろうお兄ちゃん!」
「…………えええええええええ!」
そして僕達の時間が巻き戻る……あの仲のよかった、あの頃に……。
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