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三章 和樹しか見えない
3 もっと変
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「智、起きて」
頭を撫でられて?んんーっ?ふあ~っあくびしながら背伸び。
「和樹おかえり」
「うん。ただいま」
ベッドの縁に座ってごめんねって俺の頭を撫でる。
「用事自体は二時間くらいで終わったんだけど、帰りに蒼士に捕まったんだ」
「ああ。それで夜中の返事か」
「うん。飲んで終電逃してね。仕方なく蒼士の部屋に泊まった。蒼士が荒れててね」
「ふーん」
朝ご飯も買ってきたから食べようって。俺風呂はいってないから先入って来ていい?って言うと、その間にやっておくよって。
俺がシャワー浴びて出ると朝食は出来ていて、ゴーってエスプレッソマシンが音を立ていた。
「さあ食べよう」
「うん。ありがとう」
いただきますと食べ始める。和樹的手抜き朝ご飯だ。でもこれは俺にとってはきちんとした朝食。トーストとサラダ、オムレツにベーコン、それにコーヒー。
「昨日ちゃんと夕飯は食べたのか?」
「うん。あそこの角のとんかつ屋さんで」
「そう…」
和樹やっぱり変だ。声の張りがいつもよりない感じがする。疲れてるとは違う、どこと言われると難しいけど変と感じる。
「蒼士さん、なんかあったの?」
「うん?いつものことだけど、またもや恋人豹変で荒れててね。愚痴に付き合っただけだよ」
「アハハ……それはまた」
アレは僕と好み似てると言っただろ?って。
「うん」
もしゃもしゃ……と俺はサラダを口にほおばった。
「今回の彼は二十三だそう。新卒の子と付き合ってたんだ」
「ふんふん。ずいぶん年上好きな子だね」
「うん。そうみたいだね」
「ふーん」
蒼士さんは本気のパートナーを探しているはずなんだが、その割には若い人が好きなんだそう。うーん、その彼が三年経っても二十五……ひとりに絞るには早いような気も……モヤモヤ。人に寄るかと聞いていた。
「まあ、結婚前提のような、一生のパートナーになって欲しくて蒼士は彼を大切にしてた」
「うん」
でも、「なんの仕事してるの?」って一年過ぎた頃聞かれて詳しく話したら、段々おかしくなりつつある。歴代よりはマシらしいけど、今じゃ奢られるのも当たり前と化してしまったそうだ。
「彼も決しておかしなお家の子ではないよ?でもね……」
「うん……」
和樹はパンをかじりながら、そんな不穏な感じの付き合いなのに先日、蒼士はお祖父さんと両親に小言を言われたらしくてねって。
「お前が男性が好きでもなんでもいいんだ。だが、落ち着きのないお前はパートナーが必要と我らは考える。手綱を引いてくれる者を近くに置いてくれ」
「なにそれ?」
蒼士はその言葉に納得がいかず、祖父を睨んだ。だが父が苦々しい顔をして口を挟んで来る。
「なあ、お前はもう四十になるんだぞ?匠海と協力してグループを成長させねばならない。従業員の生活も掛かっている。なのに!素行不良でお前のところの従業員から苦情が上がるとはどういうことだ!」
「ええ?俺仕事してるよ?」
すっとぼけたように蒼士が返事をすると、父は我慢の限界だと言わんばかり。
「お前時々抜けてるだろ!それも行き先言わずに!」
「ああ……それ」
先月の現場責任者会議で上がったと父親は苦々しく蒼士を叱る。
「あれは……少し休憩時間が長いくらいだよ?」
「そういうことじゃない!館内にいると思ってたら外にいることが多すぎるんだ。お前じゃないと対応出来ない時に限っていないってな!」
「はあ確かにね……それはごめんなさい」
多少悪そうにはなった蒼士に母親も困った子だと、ソファにふんぞり返る息子を見つめる。祖父も執務机から呆れたとため息。
「蒼士、お相手をこの仕事に就かせて欲しいとかではないの。あなたの奥さん?としてあなたを操縦して欲しいだけなのよ」
母さんまでと今度は蒼士はため息。多少不貞腐れながら、
「外で食事や休憩は控えます。それに俺だって探してない訳じゃないんだ」
「へえ?今の方はどうなの?」
こめかみに血管を浮かせ、無理やり笑顔を作る母の歪んだ微笑みに、蒼士は怯えてしどろもどろ。
「え?……えっと……今回もダメそうかも……アハハ…ごめん」
三人はまたかと。そして誰も怒りを隠さず、とりわけ母はキレた。
「ボケェ!いい年して遊んでんじゃないわよ!匠海は早くから結婚して、拓司さんも!和樹さんだってパートナー見つけて一緒に住んでんでしょ?あなたはなにしてるの!」
「そうだぞ!お前だけだぞ!」
両親は完全にキレて声を張り上げた。するとまぁまぁとお祖父さんが二人を宥めて、
「英一郎、久美子さん。この子は昔からそうだろ。やる気があるんだかないんだかでここまで来たんだよ。だがな蒼士」
「……はい。会長」
ここは本社会長の執務室。さすがにいつものようにじいちゃんとは呼ばない。一族で祖父を「じいちゃん」と呼んで慕うのは蒼士くらいだろう。尊敬と親しみを一番持っていて、彼の言うことは聞く。
「蒼士。今どきは男性パートナーでもいいじゃないか。私は尊重する。だから、私に伴侶だと会わせて欲しいんだ。お前が決めた人を否定などしないから」
その言葉に顔面蒼白。どうしようと真っ青になり、蒼士は絞り出した。
「ッ……はい。仕事も伴侶も頑張ります」
「うん。そうしてくれ」
……なんてことがあったらしくてと和樹は話してくれた。
「それはまた……今の蒼士さんには胸の痛い話で」
「でしょ?お嫁さんが来るのはとうの昔に諦めている。ならそれに該当する方を連れてこい!って三人に強く言われたそうだ」
「あはは……で、荒れたと」
「うん」
いい歳の男が独り身は不味いんだってさ。パーティは夫婦同伴が基本。うちは時々そういった志向の人が生まれるそう。お祖父さんの兄弟のうちのひとりにいたんだって。
その方がとてもいい人で真面目。グループの発展に多大な貢献したそうだ。だから偏見は少ないそう。
「蒼士は「俺は好きなのにあちらがおかしくなるだけだ!」とか叫んでさ。そうだねと慰めたけど、僕は思うところはある」
「うんそうね」
蒼士さんは若いパートナーと楽しく生きたいんだろうと想像はつく。そんな華やかな雰囲気のある人だと会った時思ったからね。気持ちが若いから若い人を好むのかも。でも現実的に考えれば……うーん。
「二十代前半で嫁は今どき無理じゃないの?そもそも嫁に行こうなんて思ってないし、女性だってその年代はキャリア積むんだって結婚したがらなくなってないか?」
和樹は、僕も会社の若い人見ててそう感じるねって。
「結婚に躊躇するのはキャリアや経済的なのもあるだろうけど、それ以外でも興味なさそうって僕は思ってる」
「あ~うん。最近は自分の楽しみに全振りしてる人多いもんね。ひとりが楽とか」
今の彼は近日中に別れる予定。俺の釣書ではない「俺の中身を愛して」くれる人を探す旅に出るそうだ。まあ、それがいいかもね。
「和樹?」
「あ、うん……」
ぼんやりして気のない返事。食べ終わって湯呑みのお茶を飲み切り、ごちそうさまと手を合わせ、ふらぁって立ち上がりシンクに下げて動かなくなった。
「和樹?」
「あ、ああ……」
どうしたんだろう?俺は新しいカップを出してエスプレッソマシンのスイッチ入れてゴー……和樹表情がないな。どうぞと渡すと無言で受け取りシュガー三本!入れてクルクル。そのままソファの方に行った。俺も後を追うようにコーヒーを入れて隣に。
「どうしたんだよ」
「うん……」
さすがにこれが続いていていると、俺がイライラしてくる。歯切れの悪い返事ばかりで、たぶん俺になにか言いたいんだろうけどさ。
「和樹、言いたいことは言え。さすがに俺もイライラする。出ていけって言うなら出ていくよ」
ハッと顔を上げてそれは、それだけは違う!と声を張り上げた。
「ならなんだ」
「僕は……智が好き……」
「うん」
いつもとは違う不安そうな声で俺が好きと言う。カップを握り見つめたまま。
「俺も和樹好きだよ?それがなに?」
不安げに顔を上げた……こんな自信なさ気な和樹は初めて見るな。俺に言わない何かが昨日もあったのか?余計変だもん。彼はまたスッと下向いて動かなくなった。
「和樹、俺は和樹が好き。どこにも行かないよ?」
「ああうん……僕はこの生活をずっと続けたいと考えていて……その」
「うん。それでいいんじゃないの?」
ふふっと笑ってありがとうって。そして動かなくなった。
ふふふ。よーし!言わせようじゃないか!俺は和樹の前に回り、肩を掴んで起こした。
「言え。俺はなんでも受け止める。和樹が好きだから。さあ言え!」
不安そうな雰囲気でためらっているようだか、言えと俺は畳み掛ける。
「智……僕は……君とずっと一緒にいたい」
「うん。俺もだよ?」
泣きそうな感じになってきた?なんで?どうしたんだよ!和樹!なにがあったんだよ!
頭を撫でられて?んんーっ?ふあ~っあくびしながら背伸び。
「和樹おかえり」
「うん。ただいま」
ベッドの縁に座ってごめんねって俺の頭を撫でる。
「用事自体は二時間くらいで終わったんだけど、帰りに蒼士に捕まったんだ」
「ああ。それで夜中の返事か」
「うん。飲んで終電逃してね。仕方なく蒼士の部屋に泊まった。蒼士が荒れててね」
「ふーん」
朝ご飯も買ってきたから食べようって。俺風呂はいってないから先入って来ていい?って言うと、その間にやっておくよって。
俺がシャワー浴びて出ると朝食は出来ていて、ゴーってエスプレッソマシンが音を立ていた。
「さあ食べよう」
「うん。ありがとう」
いただきますと食べ始める。和樹的手抜き朝ご飯だ。でもこれは俺にとってはきちんとした朝食。トーストとサラダ、オムレツにベーコン、それにコーヒー。
「昨日ちゃんと夕飯は食べたのか?」
「うん。あそこの角のとんかつ屋さんで」
「そう…」
和樹やっぱり変だ。声の張りがいつもよりない感じがする。疲れてるとは違う、どこと言われると難しいけど変と感じる。
「蒼士さん、なんかあったの?」
「うん?いつものことだけど、またもや恋人豹変で荒れててね。愚痴に付き合っただけだよ」
「アハハ……それはまた」
アレは僕と好み似てると言っただろ?って。
「うん」
もしゃもしゃ……と俺はサラダを口にほおばった。
「今回の彼は二十三だそう。新卒の子と付き合ってたんだ」
「ふんふん。ずいぶん年上好きな子だね」
「うん。そうみたいだね」
「ふーん」
蒼士さんは本気のパートナーを探しているはずなんだが、その割には若い人が好きなんだそう。うーん、その彼が三年経っても二十五……ひとりに絞るには早いような気も……モヤモヤ。人に寄るかと聞いていた。
「まあ、結婚前提のような、一生のパートナーになって欲しくて蒼士は彼を大切にしてた」
「うん」
でも、「なんの仕事してるの?」って一年過ぎた頃聞かれて詳しく話したら、段々おかしくなりつつある。歴代よりはマシらしいけど、今じゃ奢られるのも当たり前と化してしまったそうだ。
「彼も決しておかしなお家の子ではないよ?でもね……」
「うん……」
和樹はパンをかじりながら、そんな不穏な感じの付き合いなのに先日、蒼士はお祖父さんと両親に小言を言われたらしくてねって。
「お前が男性が好きでもなんでもいいんだ。だが、落ち着きのないお前はパートナーが必要と我らは考える。手綱を引いてくれる者を近くに置いてくれ」
「なにそれ?」
蒼士はその言葉に納得がいかず、祖父を睨んだ。だが父が苦々しい顔をして口を挟んで来る。
「なあ、お前はもう四十になるんだぞ?匠海と協力してグループを成長させねばならない。従業員の生活も掛かっている。なのに!素行不良でお前のところの従業員から苦情が上がるとはどういうことだ!」
「ええ?俺仕事してるよ?」
すっとぼけたように蒼士が返事をすると、父は我慢の限界だと言わんばかり。
「お前時々抜けてるだろ!それも行き先言わずに!」
「ああ……それ」
先月の現場責任者会議で上がったと父親は苦々しく蒼士を叱る。
「あれは……少し休憩時間が長いくらいだよ?」
「そういうことじゃない!館内にいると思ってたら外にいることが多すぎるんだ。お前じゃないと対応出来ない時に限っていないってな!」
「はあ確かにね……それはごめんなさい」
多少悪そうにはなった蒼士に母親も困った子だと、ソファにふんぞり返る息子を見つめる。祖父も執務机から呆れたとため息。
「蒼士、お相手をこの仕事に就かせて欲しいとかではないの。あなたの奥さん?としてあなたを操縦して欲しいだけなのよ」
母さんまでと今度は蒼士はため息。多少不貞腐れながら、
「外で食事や休憩は控えます。それに俺だって探してない訳じゃないんだ」
「へえ?今の方はどうなの?」
こめかみに血管を浮かせ、無理やり笑顔を作る母の歪んだ微笑みに、蒼士は怯えてしどろもどろ。
「え?……えっと……今回もダメそうかも……アハハ…ごめん」
三人はまたかと。そして誰も怒りを隠さず、とりわけ母はキレた。
「ボケェ!いい年して遊んでんじゃないわよ!匠海は早くから結婚して、拓司さんも!和樹さんだってパートナー見つけて一緒に住んでんでしょ?あなたはなにしてるの!」
「そうだぞ!お前だけだぞ!」
両親は完全にキレて声を張り上げた。するとまぁまぁとお祖父さんが二人を宥めて、
「英一郎、久美子さん。この子は昔からそうだろ。やる気があるんだかないんだかでここまで来たんだよ。だがな蒼士」
「……はい。会長」
ここは本社会長の執務室。さすがにいつものようにじいちゃんとは呼ばない。一族で祖父を「じいちゃん」と呼んで慕うのは蒼士くらいだろう。尊敬と親しみを一番持っていて、彼の言うことは聞く。
「蒼士。今どきは男性パートナーでもいいじゃないか。私は尊重する。だから、私に伴侶だと会わせて欲しいんだ。お前が決めた人を否定などしないから」
その言葉に顔面蒼白。どうしようと真っ青になり、蒼士は絞り出した。
「ッ……はい。仕事も伴侶も頑張ります」
「うん。そうしてくれ」
……なんてことがあったらしくてと和樹は話してくれた。
「それはまた……今の蒼士さんには胸の痛い話で」
「でしょ?お嫁さんが来るのはとうの昔に諦めている。ならそれに該当する方を連れてこい!って三人に強く言われたそうだ」
「あはは……で、荒れたと」
「うん」
いい歳の男が独り身は不味いんだってさ。パーティは夫婦同伴が基本。うちは時々そういった志向の人が生まれるそう。お祖父さんの兄弟のうちのひとりにいたんだって。
その方がとてもいい人で真面目。グループの発展に多大な貢献したそうだ。だから偏見は少ないそう。
「蒼士は「俺は好きなのにあちらがおかしくなるだけだ!」とか叫んでさ。そうだねと慰めたけど、僕は思うところはある」
「うんそうね」
蒼士さんは若いパートナーと楽しく生きたいんだろうと想像はつく。そんな華やかな雰囲気のある人だと会った時思ったからね。気持ちが若いから若い人を好むのかも。でも現実的に考えれば……うーん。
「二十代前半で嫁は今どき無理じゃないの?そもそも嫁に行こうなんて思ってないし、女性だってその年代はキャリア積むんだって結婚したがらなくなってないか?」
和樹は、僕も会社の若い人見ててそう感じるねって。
「結婚に躊躇するのはキャリアや経済的なのもあるだろうけど、それ以外でも興味なさそうって僕は思ってる」
「あ~うん。最近は自分の楽しみに全振りしてる人多いもんね。ひとりが楽とか」
今の彼は近日中に別れる予定。俺の釣書ではない「俺の中身を愛して」くれる人を探す旅に出るそうだ。まあ、それがいいかもね。
「和樹?」
「あ、うん……」
ぼんやりして気のない返事。食べ終わって湯呑みのお茶を飲み切り、ごちそうさまと手を合わせ、ふらぁって立ち上がりシンクに下げて動かなくなった。
「和樹?」
「あ、ああ……」
どうしたんだろう?俺は新しいカップを出してエスプレッソマシンのスイッチ入れてゴー……和樹表情がないな。どうぞと渡すと無言で受け取りシュガー三本!入れてクルクル。そのままソファの方に行った。俺も後を追うようにコーヒーを入れて隣に。
「どうしたんだよ」
「うん……」
さすがにこれが続いていていると、俺がイライラしてくる。歯切れの悪い返事ばかりで、たぶん俺になにか言いたいんだろうけどさ。
「和樹、言いたいことは言え。さすがに俺もイライラする。出ていけって言うなら出ていくよ」
ハッと顔を上げてそれは、それだけは違う!と声を張り上げた。
「ならなんだ」
「僕は……智が好き……」
「うん」
いつもとは違う不安そうな声で俺が好きと言う。カップを握り見つめたまま。
「俺も和樹好きだよ?それがなに?」
不安げに顔を上げた……こんな自信なさ気な和樹は初めて見るな。俺に言わない何かが昨日もあったのか?余計変だもん。彼はまたスッと下向いて動かなくなった。
「和樹、俺は和樹が好き。どこにも行かないよ?」
「ああうん……僕はこの生活をずっと続けたいと考えていて……その」
「うん。それでいいんじゃないの?」
ふふっと笑ってありがとうって。そして動かなくなった。
ふふふ。よーし!言わせようじゃないか!俺は和樹の前に回り、肩を掴んで起こした。
「言え。俺はなんでも受け止める。和樹が好きだから。さあ言え!」
不安そうな雰囲気でためらっているようだか、言えと俺は畳み掛ける。
「智……僕は……君とずっと一緒にいたい」
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