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五章 僕のこれから
10.辺境伯の領地に狩りに行く
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「ルチアーノ俺たちとも遊ぼうぜ?」
ジュスランはイレールが淹れてくれたフルーツ水を飲みながら僕の肩を抱いてくれた。
「う~ん……まだ何にも結果が出なくてさ」
お風呂上がりのいつものまったりタイム。僕は二人に抱かれて幸せに浸っていた。いくつになろうが二人の胸は僕の定位置だ。
「テオフィルの研究は当たりだったそうじゃないか」
「うん。それはそうなんだけどね。その治療はお金のある人しか受けられないと思うんだ。だから、みんなが使えるお薬でなんとかしたいし、はやり病はもうなんも……」
う~ん……魔力治療は高額になるよなあ。あの傷とかイボとかなくすのって、ものすごく魔力使うらしいんだよ。テオフィルたちがたぶんそうだろうって患者に試したら、ヘロヘロになったそうだ。だからポーション代も含めてになるだろうなあ……とか考えてると、それは医者の領分だろ?あいつらに任せろよとチュッと。
「そうなんだけどさ。僕も薬草とか調べたり、奇跡的に治った人はなんでだろ?って調べたりしてて……たまに僕永遠に生きれないかなあとか真面目に思っちゃっうんだ。時間が足りない」
「あはは、それは無理。どんな聖人でもそれは無理だ」
んな事は分かってるよ!オーブに入っても生きてるとは言えないし、研究も出来ない。
「だろう?薬師の分野はお前は素人同然。今からやってもねえ」
くわっ!言われたくないことを!
「現実を突きつけないでよ。それでもって思ってやってるんだからさ」
「分かるがな。だがお前はやるだけやったろ?それともこれはお前の"まだ足りない"ってやつか?」
頭をポンポンしながらニヤニヤとステファヌが嫌味……まあ彼らを夜以外かまってないのは確かだし言われても仕方ない。
「ごめん」
「いいさ、お前は気が済むまでやればいいが、俺たちもかまってくれよ。ベッド以外もな」
そうそうとジュスランもぎゅっと抱いて僕を見て、
「俺たちの時間は残り少なくなったんだぞ?最悪オーブに入るにしてもな」
「うん……ごめん」
分かればいいさとチュッ
「ありがとう……」
寝るぞと寝室入りベッドへ。三人で並んで寝るのも変わらず。
「ルチアーノ、明日から俺たち魔獣狩りに行くけど来ないか?」
「うん、行く」
「そうか。エブラール付近の別荘に泊まるからな。なんもないけど」
「うん」
そう、あそこね。閉鎖してたんだけど数年前に復活!辺境伯が引退して管理してくれているんだ。まあ、本人じゃないけどね。信頼の置ける側仕えを僕らが行く時派遣してくれている。伯爵が別荘の管理人はさすがにない。
「じゃあ寝るぞ!ルチアーノは尻をだせ」
「はあ?」
「明日早いんでしょ?」
「いいんだよ。ほら!」
ペロンとジュスランにお尻出されて上はステファヌに脱がされてドフンッと匂い。ううっ……お尻を撫でると、
「あれ?お前用意してないのかよ」
「あっ……はう……するつもりなくて……」
なら俺がとつぷんと入れられてグチュグチュと指が。あは……気持ちいい……
「ココいいよな?」
グリッと中の!ああんうあ!
「ジュッジュスラン!そこ!んくうっ」
「いいだろ?」
あはぁ……ダメだよ。出ちゃ……
「おお?吸い込んでくな」
「やめてぇ……」
「じゃあ抜くか?」
「イヤ!」
わがままだなあと指を抜くとずぶん!とちんこ!ぐああっ
「出ちゃ……た……」
「久しぶりの俺のちんこいいだろ?」
「ハァハァいい」
グチュグチュと背中から抱かれて押し込まれ、ステファヌはヌルヌルと舌を絡め……三人でするのも……うぐぅ……!
「あはあ……気持ちよくて持たないぃ……」
「ふふっだろう?」
もっと楽しもうルチアーノと言うとドンッと奥に、かはあっ!
「そんなにいいか?ヒクヒク震えて」
「アッ…あっ……うっ……」
「堪んねえぇだろ?」
ズンズンと擦られても……頭が白く……なんで?もう……あは……ん……
意識を取り戻すと次俺ねとステファヌがズクっと……あうんぅ……
「あ~ルチアーノいい」
「ルチアーノ俺のしゃぶって?」
後ろからズクズクと押し込まれながらジュスランのちんこをねろねろと……あ…あは……
「しっかり咥えてよ」
「ううっ気持ちよくて……ぢゅる……」
な~んて一晩中楽しんだ。今は毎晩とかはしてなくて月に数度かな?溜まったらしようってくらい。昔みたいに激しく求めるとかはしなくなったけど、それでもこうやって肌を合わせるのは愛しさが募って幸せな気分にしてくれる。
「いらっしゃいませ。ルチアーノ様、皆様」
「セドリック久しぶりだね」
「ええ、お二人はよくいらしてるんですよ」
「二人以外も来てる?」
「ええ……とそうですね……」
たまにフェリクス様やご兄弟のご夫婦が来たりしますよ。狩りをするわけではなくて、辺りを騎獣で散歩したり仲睦まじいですと微笑んだ。
「いや……こいつらが他の……ね?」
「ルチアーノ!俺たちを疑うのか!」
ステファヌは少し怒った様に語気を強めた。
「だってさ。僕あんまり相手してないから……その……」
「嫉妬か?」
ジュスランがニヤニヤしながら近づいて来て背中から抱いて耳元で、
「こんな歳になってまで嫉妬か。少し嬉しいかな?だがなんもない、最後の仕事以降はな。俺のちんこはお前のものだよ」
「ごめん……お出かけしてる時、僕少し寂しくて……だから……」
お前はどうなんだ?夜伽でも呼んでるのか?とステファヌ。
「呼んでない。寂しい時は子供部屋でオーレリアンと寝てるから」
「ふふっそうか。俺たちはお前だけでいいんだよ。他としたいとも思わん」
「うん、ごめん」
外もなんですから中へとセドリックが荷物を運びながら案内をしてくれた。ここは、温泉地の屋敷とは違い、実用的な屋敷だ。狩りがメインだから寝泊まり出来ればいいって感じ。それでも王家所有だからそれなりには整えてはある。
「ここは温泉地とは違った……そう、リンゲルに近いから懐かしい空気の匂いがするから落ち着くね」
「そうか。お前が喜んでいるならそれでいい」
三人でメイドが淹れてくれたお茶を飲んで外の景色を眺めた。いい天気で狩り日和だ。
「皆様、狩りの用意が出来ました。参りますか?」
「ああ、ルチアーノ行くぞ」
「うん」
外に出ると弓や槍が用意されている。そう、僕らが頑張ってドナシアンといたしたお陰で魔物は既に出なくなり、魔獣もイノシシとかと変わらないくらいの凶暴さだから、狩りを楽しむもので魔剣とかで退治するものじゃない。
獲った魔獣は食べられる物は当然食べる。イノシシや鹿もいるからそれは当然だけど、魔獣も美味しいのもいるからね。
「僕は小さな……ペットになりそうなのを捕まえる!」
「え?捕まえても城じゃ飼えないぞ?もうたくさんいるだろ」
「いるけどさ」
そう……以前にここに来た時にうさぎっぽいのやリスっぽいのを数匹捕まえてオーレリアンにプレゼントしたからねぇ。犬っぽいのはまだだから一匹ならいいかな?
「ねえ?犬みたいなのを捕まえたら飼ってもいい?」
「まだ飼うのかよ。まあいいけど庭師が嫌がるかよ?」
「そっかな?……僕が頼むからいいでしょ?」
「まあ、それなら」
行くぞとサミュエルたちと森に向かって飛んだ。獣がいそうな場所に降り立ち、サミュエルたちは二班に別れ二人に三人が着いて行き、僕に二人。獣道を歩く。
「サミュエルは向こうでなくていいの?」
「ええ、孫にペットをと思いましてね」
「サミュエルのところはあなたに似てなくてかわいいから動物好きそうだね」
嫌だなあ私にそっくりですよとがははと笑う。
「嘘でしょう?」
「私は子供の頃はそれはかわいかったんですよ。成人してから鍛えてこうなったんです!」
マジかぁ……あの子がこうなるのか。それはまたなんだ……うん。カサッと藪から音が!小さな声で、
「サミュエル!なんかいる!」
「ええ、魔力で網の用意を」
「うん!」
小声で三人見合ってうん!と確認すると小石をそちらに投げた。すると……もよんもよんとスライ厶が獣道に出てきた。
「スライムかあ……残念」
「あはは、まだ始まったばかりですよ。先に進みましょう」
「あ~うん」
午後から始まった狩りは、ジュスランたちはイノシシと大きな鳥の魔獣を狩って来た。僕は……たぬき……まあイヌっぽいと言えばそうかな。サミュエルはうさぎっぽいのを二匹、エドモンと捕まえた。二人は孫にプレゼントなんだって。
「ルチアーノ……それは犬か?」
「いえ……たぬき……」
「プッ!あはは、さすがルチアーノ!おもしれぇもん捕まえたな」
ステファヌは大笑いで犬といえばそうかもな?似てるしな。うはは!
「かわいいからいいでしょ!」
「あはは、ああかわいいよ。尻尾しましまでな」
サミュエルがまぁまぁ陽も暮れますから帰りましょうと屋敷に戻った。
取ってきたペットは柵に入れてメイドに餌をお願いしてから、僕らは夕食を取り、お風呂入って翌日はどこにいく?とジュスランたちに僕は確認した。
「ん~今回はお前がいるからちょっと出られればいいかと明日からは考えてなかった。街にでも行くか?」
「うん、それもいいね」
「じゃあそうしよう。街ならイレールたちも来れるもんね」
「そうだな」
イレール、マケール、パトリスは狩りではお留守番だからね。明日からは騎士のみんながお留守番……とはならないけど、楽しみだと三人も喜んでくれた。
「私はこちらでしか採れない琥珀が欲しいから楽しみです」
「へえ……ここらは産地なの?」
「ええ、パトリスの話ではここにイアサント王国を作るずっと前、木が生えていたのでは?と言ってました。あれは木の樹液が長い年月掛けて固まったものだからと」
へえ……森がなければ採れないものだそうだ。
「それとここには山から翡翠も流れてくるそうです。山に鉱山があるのだろうって言われてますが、見つかってはいませんね」
「え?辺境伯は探さないの?」
開発するドワーフをたくさん雇ってあんまり出なかった時の負債が心配だそうですよと教えてくれた。
「小さな欠片ばかりで怖いって。それにエヴァリスが安くたくさん流通させてるからいらんだろって」
「あはは。そう」
品質が良ければまた違うんじゃないのかな?
「では、川に拾いに行きますか?」
「ああいいね!そんでアンセルムに鑑定してもらおう!」
「「おお!」」
街をお散歩と川遊びに決まり!明日が楽しみだ。
ジュスランはイレールが淹れてくれたフルーツ水を飲みながら僕の肩を抱いてくれた。
「う~ん……まだ何にも結果が出なくてさ」
お風呂上がりのいつものまったりタイム。僕は二人に抱かれて幸せに浸っていた。いくつになろうが二人の胸は僕の定位置だ。
「テオフィルの研究は当たりだったそうじゃないか」
「うん。それはそうなんだけどね。その治療はお金のある人しか受けられないと思うんだ。だから、みんなが使えるお薬でなんとかしたいし、はやり病はもうなんも……」
う~ん……魔力治療は高額になるよなあ。あの傷とかイボとかなくすのって、ものすごく魔力使うらしいんだよ。テオフィルたちがたぶんそうだろうって患者に試したら、ヘロヘロになったそうだ。だからポーション代も含めてになるだろうなあ……とか考えてると、それは医者の領分だろ?あいつらに任せろよとチュッと。
「そうなんだけどさ。僕も薬草とか調べたり、奇跡的に治った人はなんでだろ?って調べたりしてて……たまに僕永遠に生きれないかなあとか真面目に思っちゃっうんだ。時間が足りない」
「あはは、それは無理。どんな聖人でもそれは無理だ」
んな事は分かってるよ!オーブに入っても生きてるとは言えないし、研究も出来ない。
「だろう?薬師の分野はお前は素人同然。今からやってもねえ」
くわっ!言われたくないことを!
「現実を突きつけないでよ。それでもって思ってやってるんだからさ」
「分かるがな。だがお前はやるだけやったろ?それともこれはお前の"まだ足りない"ってやつか?」
頭をポンポンしながらニヤニヤとステファヌが嫌味……まあ彼らを夜以外かまってないのは確かだし言われても仕方ない。
「ごめん」
「いいさ、お前は気が済むまでやればいいが、俺たちもかまってくれよ。ベッド以外もな」
そうそうとジュスランもぎゅっと抱いて僕を見て、
「俺たちの時間は残り少なくなったんだぞ?最悪オーブに入るにしてもな」
「うん……ごめん」
分かればいいさとチュッ
「ありがとう……」
寝るぞと寝室入りベッドへ。三人で並んで寝るのも変わらず。
「ルチアーノ、明日から俺たち魔獣狩りに行くけど来ないか?」
「うん、行く」
「そうか。エブラール付近の別荘に泊まるからな。なんもないけど」
「うん」
そう、あそこね。閉鎖してたんだけど数年前に復活!辺境伯が引退して管理してくれているんだ。まあ、本人じゃないけどね。信頼の置ける側仕えを僕らが行く時派遣してくれている。伯爵が別荘の管理人はさすがにない。
「じゃあ寝るぞ!ルチアーノは尻をだせ」
「はあ?」
「明日早いんでしょ?」
「いいんだよ。ほら!」
ペロンとジュスランにお尻出されて上はステファヌに脱がされてドフンッと匂い。ううっ……お尻を撫でると、
「あれ?お前用意してないのかよ」
「あっ……はう……するつもりなくて……」
なら俺がとつぷんと入れられてグチュグチュと指が。あは……気持ちいい……
「ココいいよな?」
グリッと中の!ああんうあ!
「ジュッジュスラン!そこ!んくうっ」
「いいだろ?」
あはぁ……ダメだよ。出ちゃ……
「おお?吸い込んでくな」
「やめてぇ……」
「じゃあ抜くか?」
「イヤ!」
わがままだなあと指を抜くとずぶん!とちんこ!ぐああっ
「出ちゃ……た……」
「久しぶりの俺のちんこいいだろ?」
「ハァハァいい」
グチュグチュと背中から抱かれて押し込まれ、ステファヌはヌルヌルと舌を絡め……三人でするのも……うぐぅ……!
「あはあ……気持ちよくて持たないぃ……」
「ふふっだろう?」
もっと楽しもうルチアーノと言うとドンッと奥に、かはあっ!
「そんなにいいか?ヒクヒク震えて」
「アッ…あっ……うっ……」
「堪んねえぇだろ?」
ズンズンと擦られても……頭が白く……なんで?もう……あは……ん……
意識を取り戻すと次俺ねとステファヌがズクっと……あうんぅ……
「あ~ルチアーノいい」
「ルチアーノ俺のしゃぶって?」
後ろからズクズクと押し込まれながらジュスランのちんこをねろねろと……あ…あは……
「しっかり咥えてよ」
「ううっ気持ちよくて……ぢゅる……」
な~んて一晩中楽しんだ。今は毎晩とかはしてなくて月に数度かな?溜まったらしようってくらい。昔みたいに激しく求めるとかはしなくなったけど、それでもこうやって肌を合わせるのは愛しさが募って幸せな気分にしてくれる。
「いらっしゃいませ。ルチアーノ様、皆様」
「セドリック久しぶりだね」
「ええ、お二人はよくいらしてるんですよ」
「二人以外も来てる?」
「ええ……とそうですね……」
たまにフェリクス様やご兄弟のご夫婦が来たりしますよ。狩りをするわけではなくて、辺りを騎獣で散歩したり仲睦まじいですと微笑んだ。
「いや……こいつらが他の……ね?」
「ルチアーノ!俺たちを疑うのか!」
ステファヌは少し怒った様に語気を強めた。
「だってさ。僕あんまり相手してないから……その……」
「嫉妬か?」
ジュスランがニヤニヤしながら近づいて来て背中から抱いて耳元で、
「こんな歳になってまで嫉妬か。少し嬉しいかな?だがなんもない、最後の仕事以降はな。俺のちんこはお前のものだよ」
「ごめん……お出かけしてる時、僕少し寂しくて……だから……」
お前はどうなんだ?夜伽でも呼んでるのか?とステファヌ。
「呼んでない。寂しい時は子供部屋でオーレリアンと寝てるから」
「ふふっそうか。俺たちはお前だけでいいんだよ。他としたいとも思わん」
「うん、ごめん」
外もなんですから中へとセドリックが荷物を運びながら案内をしてくれた。ここは、温泉地の屋敷とは違い、実用的な屋敷だ。狩りがメインだから寝泊まり出来ればいいって感じ。それでも王家所有だからそれなりには整えてはある。
「ここは温泉地とは違った……そう、リンゲルに近いから懐かしい空気の匂いがするから落ち着くね」
「そうか。お前が喜んでいるならそれでいい」
三人でメイドが淹れてくれたお茶を飲んで外の景色を眺めた。いい天気で狩り日和だ。
「皆様、狩りの用意が出来ました。参りますか?」
「ああ、ルチアーノ行くぞ」
「うん」
外に出ると弓や槍が用意されている。そう、僕らが頑張ってドナシアンといたしたお陰で魔物は既に出なくなり、魔獣もイノシシとかと変わらないくらいの凶暴さだから、狩りを楽しむもので魔剣とかで退治するものじゃない。
獲った魔獣は食べられる物は当然食べる。イノシシや鹿もいるからそれは当然だけど、魔獣も美味しいのもいるからね。
「僕は小さな……ペットになりそうなのを捕まえる!」
「え?捕まえても城じゃ飼えないぞ?もうたくさんいるだろ」
「いるけどさ」
そう……以前にここに来た時にうさぎっぽいのやリスっぽいのを数匹捕まえてオーレリアンにプレゼントしたからねぇ。犬っぽいのはまだだから一匹ならいいかな?
「ねえ?犬みたいなのを捕まえたら飼ってもいい?」
「まだ飼うのかよ。まあいいけど庭師が嫌がるかよ?」
「そっかな?……僕が頼むからいいでしょ?」
「まあ、それなら」
行くぞとサミュエルたちと森に向かって飛んだ。獣がいそうな場所に降り立ち、サミュエルたちは二班に別れ二人に三人が着いて行き、僕に二人。獣道を歩く。
「サミュエルは向こうでなくていいの?」
「ええ、孫にペットをと思いましてね」
「サミュエルのところはあなたに似てなくてかわいいから動物好きそうだね」
嫌だなあ私にそっくりですよとがははと笑う。
「嘘でしょう?」
「私は子供の頃はそれはかわいかったんですよ。成人してから鍛えてこうなったんです!」
マジかぁ……あの子がこうなるのか。それはまたなんだ……うん。カサッと藪から音が!小さな声で、
「サミュエル!なんかいる!」
「ええ、魔力で網の用意を」
「うん!」
小声で三人見合ってうん!と確認すると小石をそちらに投げた。すると……もよんもよんとスライ厶が獣道に出てきた。
「スライムかあ……残念」
「あはは、まだ始まったばかりですよ。先に進みましょう」
「あ~うん」
午後から始まった狩りは、ジュスランたちはイノシシと大きな鳥の魔獣を狩って来た。僕は……たぬき……まあイヌっぽいと言えばそうかな。サミュエルはうさぎっぽいのを二匹、エドモンと捕まえた。二人は孫にプレゼントなんだって。
「ルチアーノ……それは犬か?」
「いえ……たぬき……」
「プッ!あはは、さすがルチアーノ!おもしれぇもん捕まえたな」
ステファヌは大笑いで犬といえばそうかもな?似てるしな。うはは!
「かわいいからいいでしょ!」
「あはは、ああかわいいよ。尻尾しましまでな」
サミュエルがまぁまぁ陽も暮れますから帰りましょうと屋敷に戻った。
取ってきたペットは柵に入れてメイドに餌をお願いしてから、僕らは夕食を取り、お風呂入って翌日はどこにいく?とジュスランたちに僕は確認した。
「ん~今回はお前がいるからちょっと出られればいいかと明日からは考えてなかった。街にでも行くか?」
「うん、それもいいね」
「じゃあそうしよう。街ならイレールたちも来れるもんね」
「そうだな」
イレール、マケール、パトリスは狩りではお留守番だからね。明日からは騎士のみんながお留守番……とはならないけど、楽しみだと三人も喜んでくれた。
「私はこちらでしか採れない琥珀が欲しいから楽しみです」
「へえ……ここらは産地なの?」
「ええ、パトリスの話ではここにイアサント王国を作るずっと前、木が生えていたのでは?と言ってました。あれは木の樹液が長い年月掛けて固まったものだからと」
へえ……森がなければ採れないものだそうだ。
「それとここには山から翡翠も流れてくるそうです。山に鉱山があるのだろうって言われてますが、見つかってはいませんね」
「え?辺境伯は探さないの?」
開発するドワーフをたくさん雇ってあんまり出なかった時の負債が心配だそうですよと教えてくれた。
「小さな欠片ばかりで怖いって。それにエヴァリスが安くたくさん流通させてるからいらんだろって」
「あはは。そう」
品質が良ければまた違うんじゃないのかな?
「では、川に拾いに行きますか?」
「ああいいね!そんでアンセルムに鑑定してもらおう!」
「「おお!」」
街をお散歩と川遊びに決まり!明日が楽しみだ。
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