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三章 イアサント王国の王として
14.ベトナージュへ
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ドナシアンの動きは鈍い。王位に就いた第二皇子のアベラルドは国内の制御すらまともに出来ていないと報告が上がる。粛清のし過ぎで何もわからない者たちばかりになって、どうにもならないらしい。
そりゃあそうだ。下っぱ文官で何もしてこなかった者に大臣やれとか無理。遅ければ数年は金も人もなくて身動きは取れないだろうと五国の意見だ。だが嫌気がさして落ち着いている国を手に入れられれば?なんて考えないとは限らないから当分どの国も臨戦態勢は崩さない予定。
「ルチアーノ様見えてきました!ベトナージュ共和国筆頭ベトナージュ王国です!」
今回あまりにもドナシアン他の国民を受け入れてもらったためと、即位には都合で来れなかった王に謁見だ。ある意味僕ら五国も共和国のようになっているから代表はお前が行けと全ての王が緊急会議の場でさ……俺たちの国はそこまで仲良くないしなと。遠いし魔力が獣人なのにないし、あの国はみんなあるから辛いと押し付けられた……
上空に浮かぶ門が開いた。すごっ!城壁の上の騎士がそのまま城に向かえと手をふり合図を送る。通常でも城下全部に防壁が張っている国初めて見たよ。今回百人規模でこちらに来た。全ての大臣と僕ら三人。国は手薄になるからと何でかベルンハルトがいてくれると居座った………僕はルチアーノの番だからね!って。
鳥族の子供がたくさんになってたらどうしよう……
大きな城が見えて来て広い庭が眼下に広がる。ここの騎士たちが誘導をしてくれ、全ての騎獣が降り立つと一人、家臣と共に近づいて来る者。美しい立髪の獅子の紳士。
僕らが三人並ぶと片膝を付いて頭を下げた。
「遠い所をありがとう存じます。私は宰相イノセンシオと申します。ルチアーノ陛下ジュスラン殿下ステファヌ殿下こちらへ」
後ろの家臣たちがザッと散り他の者に指示を出し始めた。
「家臣の皆様はあの者たちがお世話致します。後ほどお会い出来ますのでまずはこちらへ」
「はい」
イノセンセンシオに付いて行くと控室に案内されてここで少しお待ちをと言われお茶飲んで待った。
「なんか……凄えな。臣下の統率は異常に取れてるし、こんな小さな共和国もどきの俺たちにも礼を尽くす……」
「ね……イアサントがちっぽけに見えるくらい凄いね」
いや実際小さいんだけどね。魔力だけで大国とやり合って来ただけでね。調度品も凄くて見たことない器とかも飾ってある。字も違う?初めて見たよ……なんて書いてあるんだろ?ほぉ~っと眺めていると黒髪の……うわあなんと美しい……エルフ……いやもう妖精でしょ?
ザッと立ち上がるといい座っててと彼も座った。いきなり来たばかりで王と謁見とか何の冗談?
「緊張しないでよ。僕がユーリウスだ。赤い髪がルチアーノ王で双子が番で元王か?」
「はい。お初にお目に……」
顔の前で手を振り、
「面倒くさい挨拶はなしだよ。ルチアーノ僕もユーリウスでいい、双子もね」
え?はいと三人で見合った。どうしたらいいかさっぱりで……
「んふふっいきなりで驚かせてすまない。僕らはね元は同じ子孫なんだよ。知ってた?」
「は?」
バッと横見たら二人はフルフルと首を振る。
「んとねぇ……随分昔のドナシアンがまだ小さい小国の頃にここに来た王族がいてね。嫌気がさしたとかではなくて自分の力を試すと出奔。少しの家臣とここに建国したんだ」
話しによるとその王は多大な魔力持ちでみるみるうちに開拓し国にした。やはり近隣の村から住み着くものが増えて今のイアサントみたいになり、更に増えて今や二十もの国だ。当然後年ドナシアンの干渉があったりしたけどはね退ける力が我が国にはあったんだよと。
「でも僕らの地は獣人には魔力はありません」
「うん、子供を産む時の……微弱な魔力だけだよね」
「ええ」
それはここも同じだった。だけどある時いたるところから魔力持ちの獣人が産まれだした。何故かは未だに不明だけど突然変異という事で追求はしていない。
「それからゆっくり人族が生まれなくなり全て獣人の姿になって行ったんだ。もうこうなって千年はゆうに超えている」
マジか!だからこの国との国交があったんだ……
「二人は知ってた?」
「いや……何で国交があるのかも知らなかった。古くから……イアサントなら知っていたかもしれない。後知ってたのは先代までだな」
何もかも途切れて僕らの世代は知らない事が多い。
「だと思ったよ。ここ十年くらい音沙汰無しで急に声がかかったからね。あの国はイアサントにとって敵国だから君たちもその国の者が嫌な気持ちは分かる。でも僕たちはそれより古い二千年は前のドナシアンゆかりの者だからそこら辺は気にしないんだよ」
「このたびは感謝致します。こちらの心情を汲んで頂き言葉になりません」
「いいよ、そんなのは。ちょっと増えても変わらないよ」
「ありがとう存じます」
んふふっと微笑み上から下まで品定めをするような目になった。ん?
「あっごめんね。不躾な視線を。呼んでよかった……三人とも凄い好みで種に不足無しだ」
「は?」
ものすごくエロそうな表情になったよ?王様……怖い。
「あのね……実はさ。僕らの血なのか獣人だからか不明なんだけど……血だろうと大賢者は言ってるが、魔力が頭打ちになっているんだ。多いもので二百それ以上がいない。以前は一千万なんて者もいたらしいが……でね?相談!」
三人で見合ってああ………と。
「察しがいいね、賢い子は好きだよ。滞在中に僕の兄弟と僕と閨を共にして欲しい。嫌な言い方だけど引き取った見返りを頂戴?」
「それだけでいいのですか?見返りには少く存じます」
あはは!と額をペチッてして、
「それだけでいいよ?お金にも今すぐの魔力にも困っている訳はないんだ。ただこの先未来のことだ。少なくなればドナシアンと同じ道を行きかねない、それは避けたいよね。分かる?」
うんうんと三人で頷く。
「この機会にこの先の種が欲しい。君たちが産んだ、産ませた子の種がね」
「よその血を入れるということですね。多様性を持たせるという」
「うん!ルチアーノ賢い!他国との交わりが殆ど無いんだよ。この二十国で完結して早千年近く。他国の王族と交わることもなく来たんだ。民は分からんが王族、貴族はそうだ」
ジュスランは確認するように、
「血が濃くなり……飽和して魔力減と考えているんですね?」
「ジュスラン最高!なんとイアサントの者は賢いのか!うちの貴族ははあ?って言ったぞ。うはは!」
それは危機感がないからでは……と思ったけど言わない。
「だからね?この訪問はこれからの友好の訪問だ。好きなだけ滞在して好きなだけ抱いてってよ。僕らは最低限お願いね。お召の招待状は後で持っていくね!」
これから活発な貿易も望むと。うちは内陸で海の魚がいないし雪も降らない温暖な国でそちらからのお茶とか美味しいよね!って。大臣たちはサクサク働かせて君らは僕と遊ぼうって。
「かしこまりました。私どもで出来るだけお力になりとう存じます」
「やめてよ。敬語はやめて!ね?」
「はあ……はい。では今から止めます」
ルチアーノこっち来て?と言われ隣に座った。
「やべぇ……うまそうな匂いしかしねぇぞ」
「は?」
「ううん。独り言だ、気にするな」
頬を撫でられ、んちゅうぅ……っていきなりキスされた……ああん…何この人の匂い強烈な……やば……これだけで腰にガクガク力が……ふらっと身体がよろけた。
「おっと、大丈夫?」
「ハァハァ……あっ……はあ……」
「エロ……チュッ楽しみだ」
逃げるようにふらふらと戻ると二人もハァハァ……やべぇちんこがと。
「んふふっちんこ痛い?部屋に案内してあげて!僕の香りに負けた人は誰かと交わって射精しないとと我慢は出来ないよ?んふふっ」
「う、嘘でしょ?」
「嘘じゃないよ、なら萎えさせてみな。王族は躾けられてるでしょ?」
二人は自分が撒き散らしている匂いを消そうと……
「痛え……したくて意識がまとまらねぇ。もう誰でもいいからしてぇって気分だ」
「俺も……ハァハァ」
「苦しい……お尻疼くの……ちんこもげそう」
三人で悶絶。
「自慰では無理よ?精液と相手の体液全般に触れないとね。これが僕の特異体質なんだ。狙った獲物は逃さない効果と催淫効果もある。だからここの王侯貴族はたくさん産むんだよ。この体質は一代に一人必ず産まれる、そしてその者が王確定だ」
説明は聞きたいけどお尻が疼いて爆発するぅ……
「すみま……グッ……もうムリ……あふん……」
「俺たちも……ハァハァ……してぇ」
あははごめんね。これが半分目的でさ、匂いが合わなかったら貿易だけと考えてたんだと笑う。
「あんまりかわいくて眺めちゃった。したくて我慢してる姿がエロくて堪んないもの。んふふっ」
その声を背後に聞きながらこちらへと言う案内の者に付いて、ふらふらで部屋に案内された。彼らは一通りの説明をして部屋を出ると僕らは貪るように求めた。
「ルチアーノしゃぶってくれ!痛くてもげる!」
「僕も入れてぇ!おかしくなるぅ!」
「俺もう……ジュスランでもいい……」
とにかく交わるんだとジュスランのちんこしゃぶって、僕にステファヌは突っ込み!ぐあぁ……入れただけで出るぅぅ!
「ダメだ、一回出すくらいじゃ収まらねえ!」
「ステファヌもっとぉ!激しくしてぇ!」
「ちんこ萎えねえぞ?ぐあっ!ルチアーノ締め過ぎ!違う意味でもげる!」
激しく求め合い落ち着く頃には陽が傾き始めていた。ぐったりして服はもうどうでもいいと全裸で居間に向かうと、イレール他側仕えがいた。
「ああ……ドロドロですね。大丈夫でしたか?」
「う~ん……ちんこ痛くてお尻は爆発しそうだった……」
「え?そんなに?」
「俺マジで破裂するかと思ったよ……」
「うわぁ……怖っ!」
ゲフン!と咳払いをして、ここの家臣の人に聞いて心配してましたとイレールたち。
「慣れてないとおかしくなるほどセックスしたくなると聞きました」
「うん……そうだね」
まあとにかくお風呂入って、この後謁見式と舞踏会ですから急いで!と。う~ん……疲れた。ほら飲めとポーション貰ってゴクゴク。風呂に入り迎えに来た使いの者と僕の騎士たちと会場に向かった。
マジで明日から不安しかない……
そりゃあそうだ。下っぱ文官で何もしてこなかった者に大臣やれとか無理。遅ければ数年は金も人もなくて身動きは取れないだろうと五国の意見だ。だが嫌気がさして落ち着いている国を手に入れられれば?なんて考えないとは限らないから当分どの国も臨戦態勢は崩さない予定。
「ルチアーノ様見えてきました!ベトナージュ共和国筆頭ベトナージュ王国です!」
今回あまりにもドナシアン他の国民を受け入れてもらったためと、即位には都合で来れなかった王に謁見だ。ある意味僕ら五国も共和国のようになっているから代表はお前が行けと全ての王が緊急会議の場でさ……俺たちの国はそこまで仲良くないしなと。遠いし魔力が獣人なのにないし、あの国はみんなあるから辛いと押し付けられた……
上空に浮かぶ門が開いた。すごっ!城壁の上の騎士がそのまま城に向かえと手をふり合図を送る。通常でも城下全部に防壁が張っている国初めて見たよ。今回百人規模でこちらに来た。全ての大臣と僕ら三人。国は手薄になるからと何でかベルンハルトがいてくれると居座った………僕はルチアーノの番だからね!って。
鳥族の子供がたくさんになってたらどうしよう……
大きな城が見えて来て広い庭が眼下に広がる。ここの騎士たちが誘導をしてくれ、全ての騎獣が降り立つと一人、家臣と共に近づいて来る者。美しい立髪の獅子の紳士。
僕らが三人並ぶと片膝を付いて頭を下げた。
「遠い所をありがとう存じます。私は宰相イノセンシオと申します。ルチアーノ陛下ジュスラン殿下ステファヌ殿下こちらへ」
後ろの家臣たちがザッと散り他の者に指示を出し始めた。
「家臣の皆様はあの者たちがお世話致します。後ほどお会い出来ますのでまずはこちらへ」
「はい」
イノセンセンシオに付いて行くと控室に案内されてここで少しお待ちをと言われお茶飲んで待った。
「なんか……凄えな。臣下の統率は異常に取れてるし、こんな小さな共和国もどきの俺たちにも礼を尽くす……」
「ね……イアサントがちっぽけに見えるくらい凄いね」
いや実際小さいんだけどね。魔力だけで大国とやり合って来ただけでね。調度品も凄くて見たことない器とかも飾ってある。字も違う?初めて見たよ……なんて書いてあるんだろ?ほぉ~っと眺めていると黒髪の……うわあなんと美しい……エルフ……いやもう妖精でしょ?
ザッと立ち上がるといい座っててと彼も座った。いきなり来たばかりで王と謁見とか何の冗談?
「緊張しないでよ。僕がユーリウスだ。赤い髪がルチアーノ王で双子が番で元王か?」
「はい。お初にお目に……」
顔の前で手を振り、
「面倒くさい挨拶はなしだよ。ルチアーノ僕もユーリウスでいい、双子もね」
え?はいと三人で見合った。どうしたらいいかさっぱりで……
「んふふっいきなりで驚かせてすまない。僕らはね元は同じ子孫なんだよ。知ってた?」
「は?」
バッと横見たら二人はフルフルと首を振る。
「んとねぇ……随分昔のドナシアンがまだ小さい小国の頃にここに来た王族がいてね。嫌気がさしたとかではなくて自分の力を試すと出奔。少しの家臣とここに建国したんだ」
話しによるとその王は多大な魔力持ちでみるみるうちに開拓し国にした。やはり近隣の村から住み着くものが増えて今のイアサントみたいになり、更に増えて今や二十もの国だ。当然後年ドナシアンの干渉があったりしたけどはね退ける力が我が国にはあったんだよと。
「でも僕らの地は獣人には魔力はありません」
「うん、子供を産む時の……微弱な魔力だけだよね」
「ええ」
それはここも同じだった。だけどある時いたるところから魔力持ちの獣人が産まれだした。何故かは未だに不明だけど突然変異という事で追求はしていない。
「それからゆっくり人族が生まれなくなり全て獣人の姿になって行ったんだ。もうこうなって千年はゆうに超えている」
マジか!だからこの国との国交があったんだ……
「二人は知ってた?」
「いや……何で国交があるのかも知らなかった。古くから……イアサントなら知っていたかもしれない。後知ってたのは先代までだな」
何もかも途切れて僕らの世代は知らない事が多い。
「だと思ったよ。ここ十年くらい音沙汰無しで急に声がかかったからね。あの国はイアサントにとって敵国だから君たちもその国の者が嫌な気持ちは分かる。でも僕たちはそれより古い二千年は前のドナシアンゆかりの者だからそこら辺は気にしないんだよ」
「このたびは感謝致します。こちらの心情を汲んで頂き言葉になりません」
「いいよ、そんなのは。ちょっと増えても変わらないよ」
「ありがとう存じます」
んふふっと微笑み上から下まで品定めをするような目になった。ん?
「あっごめんね。不躾な視線を。呼んでよかった……三人とも凄い好みで種に不足無しだ」
「は?」
ものすごくエロそうな表情になったよ?王様……怖い。
「あのね……実はさ。僕らの血なのか獣人だからか不明なんだけど……血だろうと大賢者は言ってるが、魔力が頭打ちになっているんだ。多いもので二百それ以上がいない。以前は一千万なんて者もいたらしいが……でね?相談!」
三人で見合ってああ………と。
「察しがいいね、賢い子は好きだよ。滞在中に僕の兄弟と僕と閨を共にして欲しい。嫌な言い方だけど引き取った見返りを頂戴?」
「それだけでいいのですか?見返りには少く存じます」
あはは!と額をペチッてして、
「それだけでいいよ?お金にも今すぐの魔力にも困っている訳はないんだ。ただこの先未来のことだ。少なくなればドナシアンと同じ道を行きかねない、それは避けたいよね。分かる?」
うんうんと三人で頷く。
「この機会にこの先の種が欲しい。君たちが産んだ、産ませた子の種がね」
「よその血を入れるということですね。多様性を持たせるという」
「うん!ルチアーノ賢い!他国との交わりが殆ど無いんだよ。この二十国で完結して早千年近く。他国の王族と交わることもなく来たんだ。民は分からんが王族、貴族はそうだ」
ジュスランは確認するように、
「血が濃くなり……飽和して魔力減と考えているんですね?」
「ジュスラン最高!なんとイアサントの者は賢いのか!うちの貴族ははあ?って言ったぞ。うはは!」
それは危機感がないからでは……と思ったけど言わない。
「だからね?この訪問はこれからの友好の訪問だ。好きなだけ滞在して好きなだけ抱いてってよ。僕らは最低限お願いね。お召の招待状は後で持っていくね!」
これから活発な貿易も望むと。うちは内陸で海の魚がいないし雪も降らない温暖な国でそちらからのお茶とか美味しいよね!って。大臣たちはサクサク働かせて君らは僕と遊ぼうって。
「かしこまりました。私どもで出来るだけお力になりとう存じます」
「やめてよ。敬語はやめて!ね?」
「はあ……はい。では今から止めます」
ルチアーノこっち来て?と言われ隣に座った。
「やべぇ……うまそうな匂いしかしねぇぞ」
「は?」
「ううん。独り言だ、気にするな」
頬を撫でられ、んちゅうぅ……っていきなりキスされた……ああん…何この人の匂い強烈な……やば……これだけで腰にガクガク力が……ふらっと身体がよろけた。
「おっと、大丈夫?」
「ハァハァ……あっ……はあ……」
「エロ……チュッ楽しみだ」
逃げるようにふらふらと戻ると二人もハァハァ……やべぇちんこがと。
「んふふっちんこ痛い?部屋に案内してあげて!僕の香りに負けた人は誰かと交わって射精しないとと我慢は出来ないよ?んふふっ」
「う、嘘でしょ?」
「嘘じゃないよ、なら萎えさせてみな。王族は躾けられてるでしょ?」
二人は自分が撒き散らしている匂いを消そうと……
「痛え……したくて意識がまとまらねぇ。もう誰でもいいからしてぇって気分だ」
「俺も……ハァハァ」
「苦しい……お尻疼くの……ちんこもげそう」
三人で悶絶。
「自慰では無理よ?精液と相手の体液全般に触れないとね。これが僕の特異体質なんだ。狙った獲物は逃さない効果と催淫効果もある。だからここの王侯貴族はたくさん産むんだよ。この体質は一代に一人必ず産まれる、そしてその者が王確定だ」
説明は聞きたいけどお尻が疼いて爆発するぅ……
「すみま……グッ……もうムリ……あふん……」
「俺たちも……ハァハァ……してぇ」
あははごめんね。これが半分目的でさ、匂いが合わなかったら貿易だけと考えてたんだと笑う。
「あんまりかわいくて眺めちゃった。したくて我慢してる姿がエロくて堪んないもの。んふふっ」
その声を背後に聞きながらこちらへと言う案内の者に付いて、ふらふらで部屋に案内された。彼らは一通りの説明をして部屋を出ると僕らは貪るように求めた。
「ルチアーノしゃぶってくれ!痛くてもげる!」
「僕も入れてぇ!おかしくなるぅ!」
「俺もう……ジュスランでもいい……」
とにかく交わるんだとジュスランのちんこしゃぶって、僕にステファヌは突っ込み!ぐあぁ……入れただけで出るぅぅ!
「ダメだ、一回出すくらいじゃ収まらねえ!」
「ステファヌもっとぉ!激しくしてぇ!」
「ちんこ萎えねえぞ?ぐあっ!ルチアーノ締め過ぎ!違う意味でもげる!」
激しく求め合い落ち着く頃には陽が傾き始めていた。ぐったりして服はもうどうでもいいと全裸で居間に向かうと、イレール他側仕えがいた。
「ああ……ドロドロですね。大丈夫でしたか?」
「う~ん……ちんこ痛くてお尻は爆発しそうだった……」
「え?そんなに?」
「俺マジで破裂するかと思ったよ……」
「うわぁ……怖っ!」
ゲフン!と咳払いをして、ここの家臣の人に聞いて心配してましたとイレールたち。
「慣れてないとおかしくなるほどセックスしたくなると聞きました」
「うん……そうだね」
まあとにかくお風呂入って、この後謁見式と舞踏会ですから急いで!と。う~ん……疲れた。ほら飲めとポーション貰ってゴクゴク。風呂に入り迎えに来た使いの者と僕の騎士たちと会場に向かった。
マジで明日から不安しかない……
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