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二章 イアサントとアデラールとオーブ

12.不測の事態……

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 ヤバい……気持ちいい……あれから二週間お医者様の許可も出てお乳止める魔法も教わり………

「待って……ああ!」
「子供産んだら色っぽい身体に磨きがかかったな。大人の魅力っての?そんでほら!」

 グチュンッとジュスランは腰を振り奥に押し込まれるとああ……お尻全体が痺れてビクッビクッ…んあ中イ……キだ……ダメ……

「クッちぎれそ……ルチアーノ……少し……ハァハァ……あれ?中イキか」

 僕の頭をステファヌが撫でながら、

「ルチアーノエロいよね。本当にエロいチュッ」
「ああ……エロの塊だな。俺萎えねえもん。ウグッ出るッ!」

 ずっと意識が曖昧で二人の会話もふわふわ聞こえる。久しぶりの二人と肌を合わせるのは気持ち良くて幸せで……ハァハァ……

「ルチアーノ?今度は俺とね。キスして突っ込んでよ。お尻欲しいんだ」
「あ……うん」

 僕は押し倒すとステファヌがクチュクチュと吸い付くようなキス……優しいのに欲情と本能を煽る……入れたくてちんこ痛くなる。

「もう僕ムリ、いい?」
「うん」

 ステファヌのヒクヒクしている穴に僕のを後ろからグイッと当て強く押し込んだ。

「あグッ……ルチアーノ動かないで!ハァハァ快感で出ちゃいそう」
「気持ちいい?」
「ゔん……気持ち……あっよすぎ」

 じゃあその間暇だろとジュスランが首筋に舌を這わせ乳首を摘んでグリグリ……うっ

「ルチアーノ!ちんこ大きくなってるよ!」
「あっごめん!ジュスランが!ああ……もうムリごめん!」

 腰掴んでズンズンと止まらない。

「ルチアーノ激し!ああ出ちゃう!」
「僕も……ぐあっ!」

 あっという間にイッてステファヌの上に倒れ込んでゼェゼェ……ちんこ堪らん!お尻もちんこも最高だ……僕の妊娠前に噛まなければ三人でする事が出来るのを発見して以来こうして楽しんで……

「ルチアーノ俺もケツ入れて?」
「ちょっ……待って……ハァハァ」

 するとふわっと身体が光り体力復活。ジュスラン……

「あのさぁ、余韻楽しませてよ」
「俺は待てないの!」
「もう……ジュスラン……」

 お尻向けて待ってるしかわいいし……三人とも萎えるという言葉知らずだから、ずくんっと僕は押し込んだ。ふふっ言うだけあって準備万端なんだね。中がすぐにうねって気持ちいい。

「ジュスランどう……ハァハァ」
「出ちゃいそう……お前のちんこ気持ちいい……」
「早いよ」
「お前も入れると早いだろ」

 ぐちゅぐちゅと押し込んでいるとビクビク中が更にうねって……普段とのギャップがジュスランの魅力ですごくかわいくなるんだよね。エロくて艶めかしくよがってさ。僕も興奮してお構いなしにズンズンと腰を振り光るうなじを舐めた……

「ルチアーノ気持ちい……噛んでよ」
「僕出そうだから……噛んだら出しちゃ……くうっ我慢キツい!」
「噛んでぇ!もっと気持ちよくしてくれよ!!」
「もう!」

 ガブッと噛んだら頭は獣になり止まらずガブガブ……あうっドクッと……出ちゃ……た?マズい!抜こうとしたけど吸い込まれるように奥に入って行く!

「いやあ!ルチアーノ!熱いよ!お腹が!なにこれ!あつい……ッ気持ちい……ウッ」

 ジュスランはぐったりして意識がなくなってしまった。マズい……かなりマズい。締め付けがなくなってズルっと抜いた。慌ててステファヌとひっくり返したら……あ~お腹に僕の二重紋が光ってるよ……首に秘薬を塗らずに始めたのは失敗だった。盛ってる時の自制心を信じた僕らは甘かったよ。

「ステファヌどうしよう……」
「あ~噛んでって言ったのコイツだしもう仕方ないな。快楽に溺れて後先考えない所あるからジュスラン。お前もだな」
「ごめん……後二ヶ月で戴冠式だよね?お腹ポンポンだよジュスラン」

 あ~あと二人で下向いた。

「その頃は臨月じゃないから仕事は出来るが……まあ仕方ない俺が頑張るよ。お前も他国がいるだけで国内とやることは同じだし、挨拶も外国の王族や付き添いの貴族だけだからなんとかなる。ん~外務大臣も横に置くかな……」
「それでなんとかなる?」
「ああ、なるはずだ」

 ステファヌはジュスラン!とほっぺたビンタ。

「あ……ステファヌ」
「あっじゃねえよ。お腹見てみろ」

 ゴソゴソとジュスランは起き上がると、

「うお!なんでだ!」
「はあ……お前が噛めって言ったんだろ?ルチアーノも噛んだら止まらなかった。結果コレ」
「はあ……やっちゃった……この時期はマズいよな?」
「ああマズいな」

 はあ……とお腹の二重紋を擦って……ぐふふと笑い出した。

「ぐふふっ念願のルチアーノの子だ。ふふっ嬉しい……うふふっ愛するルチアーノの子がここに……えへっ」

 ジュスランの様子に二人で唖然。

「ジュスラン?今の時期のマズさ分かって喜んでる?」
「うん。お前らがやればいいじゃねえか。いやんうれしい……んふふっ」
「ダメだこりゃ」
「うん……」

 楽天家の悪さがここに来て盛大に……か。はあ、どうにもならないから僕たちで頑張ろうとステファヌと誓いあった。

 翌日僕の部屋に四人で集まり、防音障壁張った瞬間アンセルムが怒鳴った。

「馬鹿だろお前は!ちんこ切り落とすぞ!」
「やめてよ。ルチアーノの子だよ?」
「うっ……」
「アンセルム欲しがってたじゃん」

 はあ……時期を選んでくれよ……ルチアーノ様は間に合う時期だからただ単にめでたかったけどお前は……と下向いてボソボソ。だよね。

「アンセルム、腹はポンポコリンだけど執務は出来る時期だからさ、戴冠式も出席はさせて挨拶だけはさせるよ!」
「うんうん!僕は今まで以上に頑張るから協力お願いします!」

 ゔぐぅ~っと地の底から魔物が唸ってる様な声が。どこから出てるんだこの声。

「分かった対策は立てる。ジュスランは無理しないように仕事してその分ルチアーノは働け!種親なんだから!」
「はい!」

 フンと鼻を鳴らし、

「よし!めでたいことは確かだ。イアサントとの子に負けない魔力持ちが生まれるはずだからな!お前ら二人だけの王室だったものが次王と公爵家確定だ!良かったな三人ともおめでとう!」

 すごく嬉しそうに………ジュスランも、

「ありがとうアンセルム」
「俺も鬼じゃない。だが次は時期は考えてくれよ」

 ウンウンと三人で頷いた。そして月日は過ぎ戴冠式の日が来た。朝からお城の庭を開放し街の人が入れるように。商魂たくましい商人が無許可で屋台を出し盛況でガヤガヤと賑やかだ。まあめでたい日だから不問にしている。

「声がここまで聞こえるな」
「相当来ているからな。王が変わるんだみんな見たいんだろう」
「だね。僕もリンゲルの王様が変わる時は両親と行ったからね」

 アンセルムが思い出したように、

「そうそうルチアーノ様。ご両親を招待してますから夜にでもお会いになるといいですよ。この中央棟の客間にいますから」
「え?父さん母さん呼んだの!?」
「ええ。貴族に見えるように衣装も用意し今支度しているじゃないですかね。イレールに世話を頼んで置きましたから」

 あ……一年ぶりに会える。うそ……もう二度と会えないと思ってたのに……

「ありがとうアンセルム」
「どういたしまして。今回は無理させましたからご褒美ですよ。このクソ男が!」
「やん!妊婦に意地悪言うのはぁ~ストレスになるからだめなんだぞ?アンセルム。チュッ」

 クソッ殴りたいと小さい声で……だよね。

「ジュスラン。アンセルム煽っちゃだめ!僕らが悪いんだからね!」
「は~い。ルチアーノ」

 時間だとアンセルムが立ち上がり僕らは二階のベランダの奥で待機。アンセルムがまず口上を民衆に読み上げ僕らが出ていく。

「始まるぞ!!」
「お~!」



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