上 下
50 / 50
第六章

第50話『困った時はお互い様だって』

しおりを挟む
「よいしょっと」
「カナトは無理をしないでよー」
「おーう」

 アケミから忠告されるも、俺はとりあえず崩れた木材を持ち上げて運び始めた。

 俺達はあの戦いが終わった後、すぐに復興作業を始めている。

 アルマとの感動の再会……という感じには一瞬だけなったが、あの目を見ればすぐにわかった。
 いろいろなものを背負い、護る――本当の戦士になったってことを。
 力強い良い目をしていた。
 次期領主って、感じか。
 率先して今も復興作業に参加している。
 俺達と一緒に。
 
 なんだかんだいろいろあったが、驚いたのは大きく二つ。

 まず一つ目は、ボスモンスターを討伐した場合、その支配下になっているモンスターも一緒に消滅するということ。
 俺は自分の目で確認したわけではないが、みんながアルマ達を護衛している際に戦っていたウルフが、攻撃もしていないのに消滅したと言う。
 その後、合流してそんな話をされたもんだから俺はビックリ仰天。
 そのまんなゲームのシステムと同じすぎる、ってのはアルマ達が居る手前言えなかったから、リアクションを大袈裟にするだけにとどめておいた。

「ほらよっと」
「えっ」
「おいおい、村を救った英雄様に働かせちゃあどっかの神様に怒られちまうぜ。あ、この場合はギルドの姉ちゃんとかか?」
「俺はまだ動け――」
「良いんだよ。少しぐらい休んでたって誰も文句なんて言わねえから」
「そうそう、休んじゃいなよ~」
「ここは大人が頑張る番だからね」
「……わかりました」

 俺はあの三人に、何かしたのだろうか。
 言われた通りにとりあえず、座れそうな岩に腰を下ろす。

 そして二つ目は、あの時一緒に旅をした三人の冒険者。
 彼らが帰りの護衛を務めたからこそ、アルマ達はかなりの時短をして村に帰れたようだ。
 そして、彼らが少しでもウルフを倒し続けてくれたおかげで、村の人達が逃げる時間を確保できた、ともバルドさんから聞いた。

 どっちが英雄様だっての。

 ここからは復興をすぐに始められたところに繋がってくる。

 あの数を前に、背水の陣で挑んだ彼らはほとんど死を覚悟して戦っていたと聞いた。
 いくら冒険者としての経験や知識を活かしながら戦うとはいえ、あの数をたったの三人だけで最前線を抑えていたのだから無理もない。
 そして波に飲まれてしまうと死を覚悟した時、ここまで共に走ってきた馬達が助けに乱入してきたんだと聞いた。
 それはもう怒涛の足蹴りでウルフ達は、ドッカンドッカンと蹴り飛ばされて次々と消滅していったらしい。
 つまりは、戦力が三人と三頭という構図になった。
 そこからはとんでもない連携力で、危ない状況なんて訪れないどころか、逃げ遅れた人々を馬に乗せて運んだりしたんだとか。

 だから最後の最後、アルマの指令により橋を落すはずだったのに、そのメンバーにバルドさんと馬車から解き放たれた馬達も加わり、橋を死守していたらしい。

 いやいやいや、なんだよそれ。
 なんでもありかよ、なんてツッコミは野暮だっていうのはわかっている。
 馬達は、ギルドが所有し調教しているとのことだから、たぶん戦闘訓練も受けていたのだろう。
 それはそれで凄い話だが。

 ここまでの出来事を総合すると、本当にどっちが英雄様だよって話。

「こちら、お飲み物ですっ」
「ありがとうございます」
「カナト様のご活躍、本当に凄かったです! とてもかっこよかったです!」
「あ、ありがとうございます」

 あの時、足を引きずっていたメイドさん。
 彼女は足を引っ張ってしまっていたという自責の念に駆られていたが、俺の戦いを思い出して立ち直ってくれたようだ。
 褒めてもらえて喜んでくれるのは嬉しいんだが……このやり取り、実は5回目。
 顔を合わせる度にその話をされると、さすがにどう反応を返せば良いのか困ってしまう。

「それでは、ごゆっくり休憩していてください!」

 初めて顔を合わせた時のどんよりと沈んだ表情はどこにいったのか。
 今では眩しいぐらいに満面の笑みを浮かべている。
 それはそれで良いか。

 木製の容器に入れられたフルーツジュースを飲んでいると、前を通過していく人達から頭を下げられる。
 俺もすぐに飲み辞め、会釈を返す。
 そこから何かを話しかけられるわけではないが、これも何回か数えるのをやめてしまったほどには繰り返されている。
 感謝されているのは十分に伝わっているのだが、こんな子供に大の大人達が頭を下げなくても、と思ってしまう。

 謙遜しているわけではない。
 単純に気恥ずかしいんだ。

 神様とかみたいに崇められているわけではないが、こうなんていうかムズムズする。
 あーもうダメだ。
 居ても立っても居られず、俺はジュースを一気に飲み干し、器を地面に置いて立ち上がる。

「作業だ作業だ」

 たぶんステータスがなかったら無理であろう木材を両手で持ち上げ、組み立て作業をしている人達のところへ駆け出す。

 何度も道行く人達に感謝されているが、現場作業をしている大工の人達はほど良く雑に扱ってくれる。
 普段だったら嫌な気分になっていたかもしれないが、今は逆にそれがありがたい。

「じゃんじゃん持ってきますよ」

 ドンッと地面に優しく落とし、振り返って駆け出す。


 こっちに来て、今日で10日間が過ぎたのか。
 初めての経験が積み重なって、ありとあらゆるものがキラキラして、一日一日があっという間に過ぎ去っていった。

 毎日が楽しい。
 毎日が新しい。
 毎日が冒険だ。

 俺達が目標として掲げた最強の冒険者になるっていうのは、まだまだ先になりそうで途方もないかもしれないが、逆にそれが良い。
 それに、この世界を遊び尽くすには、まだまだ沢山のやりたいことが残っている。
 この村の復興を手伝いつつ、レベルアップをし、ダンジョン攻略もして……これからもっと忙しくなっていくな。

 俺達の冒険はまだ始まったばかり。

 今日も明日も頑張りますか――。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(3件)

himiko
2023.04.07 himiko

報告の続き、pt2です。

35話 【で】ここは平仮名でよね?
 「村のみんなは本当に良い人達ばかりなんだ。父も母も、家【出】ただ座っているだけじゃなく、自分の足で村人に挨拶をするし、仕事や畑の手伝いもする。みんな一丸となって暮らしているんだ」

36話 【ま】かな。
 た【め】に、ウゲーッとやったり、「おー」と唸ってる。

    【】うーん、自分に対しては付けないですね。
 「ありがとうございます。この【ご】老体、まだまだ現役でございますよ」

38話 【再集合】いやー、話が終わっちゃいますねぇ
 【最終号】を果たしたわけだが、なるほどそういう考え方もあったのか、と素直に感心する。

    【】一個多いですね。
 「私も同じね。今は必要がないけれど、後々から絶対に必要だと思った【あ】から」


と、私が気になった箇所の報告はこんな所です。

さて、アルマ達がどうなっているのか気になりますね。勇気振り絞って防いでいるんでしょうかね?

引き続き頑張って下さい。

椿紅颯
2023.04.07 椿紅颯

細部まで読んでいただき、本当にありがとうございます!

もっと確認したいとダメですね( ;∀;)

感想までいただけて、感謝の極みからの嬉しみの舞を踊ってしまいそうです!
応援までいただいちゃって、本当に嬉しいです!
ありがとうございます!

解除
himiko
2023.04.07 himiko

【誤字】【脱字】報告~、と《提案》です。御一考頂ければと思います。

15話 【消え】では?
 どちらも縮小できるとかならいいんだが、あの二人の前で急に武器が【消し】たら、どんなことになってしまうのかわからない。

16話 【花】ですよね?
 真っ白い壁紙は、店内に吊るされる灯りを反射し、そこら中にハートマークやら【鼻】のイラストが描かれており、可愛らしい空間が広がっている。

19話 【発生】しますよね?
 「試験が終了して登録作業に入る際、金銭支払い等のことは【発声】するのですか?」

   【が】【且つ or かつ】になります。
 好奇心旺盛で非常に関心できるのですが、なんで試験内容【な】そんな理不尽【勝】アバウトなんですか。

21話 【手伝った】だと思われます。
 「あ、ちなみにこのまま他の人の作業を【鉄だった】場合、不合格になるからね」

24話 【笑み】の方がしっくり来ますね。
 俺はマリカさんが構えた左手にビビって【笑い】を作る。

26話 【上段】からにしてあげて
 弾かれて態勢を仰け反らせた男は、懲りることなく大振りに【冗談】から剣を振り下ろしてきた。

29話 【なる】ですかね?
 「言われてみれば確かに。アルマさんはみしかして冒険者に【ある】ため、この街へ来たのですか?」

   【】なくても良くないですか?
 だが、それ【も】が悪印象に繋がってしまうと後々何があるかわかったもんじゃないからな。

30話 【何】ですね。《数日は入らなければならない、ということですか》
 「なるほど。その義務というのは、最低《【な】日間は向かわなければならないというのはあるのですか》?」

32話 《木の》2回は要らなくないですか?
 しかしこの木盾は、そんな自由性はなく、肌触りなんて気にされていない《木の》細い歪曲した木の棒がついているだけ。

34話 【が】だと思います。
 「だって、次からはもう少しだけ手加減してくれるんでしょ?それに......僕はただ守られるだけは嫌なんだ。大切な人達【は】危険な時、戦えないなんて絶対に嫌だ」

   【も】になりますよね。
 「まだまだ始めたばかり。これから難しいこと【の】大変なこともある。当然、痛みも。だけど、アルマならその人達を護れるさ」

文字数制限に引っ掛かりましたので、報告を別けます。pt1はここまでです。

椿紅颯
2023.04.07 椿紅颯

誤字脱字、並びに提案をいただき誠にありがとうございます。

それぞれ迅速に対応させていただきます!
笑っちゃうような誤字が多くて、読みにくくなってしまい申し訳ございません。

ご報告いただき、物凄く助かります。
本当にありがとうございました!

解除
睦
2023.03.15

チョコレートケーキが、ショコレートケーキになってますよー(笑)

椿紅颯
2023.03.15 椿紅颯

ホントだぁ!

うっかりでした。
ご報告いただきありがとうございます!

解除

あなたにおすすめの小説

時き継幻想フララジカ

日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。 なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。 銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。 時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。 【概要】 主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。 現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。

「魔物肉は食べられますか?」異世界リタイアは神様のお情けです。勝手に召喚され馬鹿にされて追放されたのでスローライフを無双する。

太も歩けば右から落ちる(仮)
ファンタジー
その日、和泉春人は、現実世界で早期リタイアを達成した。しかし、八百屋の店内で勇者召喚の儀式に巻き込まれ異世界に転移させられてしまう。 鑑定により、春人は魔法属性が無で称号が無職だと判明し、勇者としての才能も全てが快適な生活に関わるものだった。「お前の生活特化笑える。これは勇者の召喚なんだぞっ。」最弱のステータスやスキルを、勇者達や召喚した国の重鎮達に笑われる。 ゴゴゴゴゴゴゴゴォ 春人は勝手に召喚されながら、軽蔑されるという理不尽に怒り、王に暴言を吐き国から追放された。異世界に嫌気がさした春人は魔王を倒さずスローライフや異世界グルメを満喫する事になる。 一方、乙女ゲームの世界では、皇后陛下が魔女だという噂により、同じ派閥にいる悪役令嬢グレース レガリオが婚約を破棄された。 華麗なる10人の王子達との甘くて危険な生活を悪役令嬢としてヒロインに奪わせない。 ※春人が神様から貰った才能は特別なものです。現実世界で達成した早期リタイアを異世界で出来るように考えてあります。 春人の天賦の才  料理 節約 豊穣 遊戯 素材 生活  春人の初期スキル  【 全言語理解 】 【 料理 】 【 節約 】【 豊穣 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】 【 快適生活スキル獲得 】 ストーリーが進み、春人が獲得するスキルなど 【 剥ぎ取り職人 】【 剣技 】【 冒険 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】【 快適生活獲得 】 【 浄化 】【 鑑定 】【 無の境地 】【 瀕死回復Ⅰ 】【 体神 】【 堅神 】【 神心 】【 神威魔法獲得   】【 回路Ⅰ 】【 自動発動 】【 薬剤調合 】【 転職 】【 罠作成 】【 拠点登録 】【 帰還 】 【 美味しくな~れ 】【 割引チケット 】【 野菜の種 】【 アイテムボックス 】【 キャンセル 】【 防御結界 】【 応急処置 】【 完全修繕 】【 安眠 】【 無菌領域 】【 SP消費カット 】【 被ダメージカット 】 ≪ 生成・製造スキル ≫ 【 風呂トイレ生成 】【 調味料生成 】【 道具生成 】【 調理器具生成 】【 住居生成 】【 遊具生成 】【 テイルム製造 】【 アルモル製造 】【 ツール製造 】【 食品加工 】 ≪ 召喚スキル ≫ 【 使用人召喚 】【 蒐集家召喚 】【 スマホ召喚 】【 遊戯ガチャ召喚 】

死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~

未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。 待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。 シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。 アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。 死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。

召喚出来ない『召喚士』は既に召喚している~ドラゴンの王を召喚したが誰にも信用されず追放されたので、ちょっと思い知らせてやるわ~

きょろ
ファンタジー
この世界では冒険者として適性を受けた瞬間に、自身の魔力の強さによってランクが定められる。 それ以降は鍛錬や経験値によって少しは魔力値が伸びるものの、全ては最初の適性で冒険者としての運命が大きく左右される――。 主人公ルカ・リルガーデンは冒険者の中で最も低いFランクであり、召喚士の適性を受けたものの下級モンスターのスライム1体召喚出来ない無能冒険者であった。 幼馴染のグレイにパーティに入れてもらっていたルカであったが、念願のSランクパーティに上がった途端「役立たずのお前はもう要らない」と遂にパーティから追放されてしまった。 ランクはF。おまけに召喚士なのにモンスターを何も召喚出来ないと信じていた仲間達から馬鹿にされ虐げられたルカであったが、彼が伝説のモンスター……“竜神王ジークリート”を召喚していた事を誰も知らなかったのだ――。 「そっちがその気ならもういい。お前らがSランクまで上がれたのは、俺が徹底して後方からサポートしてあげていたからだけどな――」 こうして、追放されたルカはその身に宿るジークリートの力で自由に生き抜く事を決めた――。

√悪役貴族 処刑回避から始まる覇王道~悪いな勇者、この物語の主役は俺なんだ~

萩鵜アキ
ファンタジー
 主人公はプロミネント・デスティニーという名作ゲームを完全攻略した途端に絶命。気がつくとゲームの中の悪役貴族エルヴィン・ファンケルベルクに転移していた。  エルヴィンは勇者を追い詰め、亡き者にしようと画策したことがバレ、処刑を命じられた。  享年16才。ゲームの中ではわりと序盤に死ぬ役割だ。  そんなエルヴィンに転生?  ふざけるな!  せっかく大好きなプロデニの世界に転移したんだから、寿命までこの世界を全力で楽しんでやる!  エルヴィンの中に転移したのは丁度初等部三年生の春のこと。今から処刑までは7年の猶予がある。  それまでに、ゲームの知識を駆使してデッドエンドを回避する!  こうして始まった処刑回避作戦であるが、エルヴィンの行動が静かな波紋となって広がっていく。  無自覚な行動により、いくつものフラグが立ったり折れたり、家臣の心を掌握したり過大な評価を受けたりしながら、ついに勇者と相まみえる。  果たしてエルヴィン・ファンケルベルクはバッドエンドを回避出来るのか……?

俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~

平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。 異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。 途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。 しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。 その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。

田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。

けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。 日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。 あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの? ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。 感想などお待ちしております。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。