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第五章
第40話『ダンジョンでは絶対に気を抜くな』
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休憩中に決まったこと。
無理はせず、危機的状況になった場合は速やかに徹底する。
それは全体的にもそうだが、個人的に危なくなったら一目散に退避し、それを他の人がカバーする、というもの。
特に難しいことではないが、ここら辺は前もって打ち合わせをしておかないと必ず無理をする人が出てくる。
無理をしすぎて失敗を多発してしまうよりはよっぽどマシ。
そう、単なる心の持ちようというわけだ。
「じゃあ今日はこんな感じで夕方までやるとして、休憩は三回ぐらいだな」
「そんなに休憩を入れて大丈夫なの?」
「どうせ、もっとやらなくていいのかって言いたいんだろ。それはわかるが、ゲームの世界でありながら、現実世界みたいに疲労感なんてものが実装されているんだから仕方がない。思い出してもみろよ、あの歩き疲れた数日間を」
効率を考えて質問してくれたのだろうが、悪いケイヤ。
今日無理して明日は動けません、というのは一番避けたいんだ。
目の前だけの効率を考えるなら間違ってはいないが、本当の効率を求めるのなら休憩をしたり疲れを次の日に残さないって方が大事だ、と俺は思う。
実際、俺が思い出させた疲労感は、全員の顔を歪ませるほどには強力だったようだ。
「納得してくれたようで嬉しいよ。んじゃ、行くか」
戦い方は至ってシンプル。
俺がモンスターのヘイトを集め、みんなが攻撃する。
先ほどより前進するため、後方の注意を怠ることなく行い、前進と後退を繰り返す。
無言の連携ができれば理想的だが、しっかりと確認の声を出しつつ、後は集中力がもつ限り戦闘するだけだ。
そして、接敵。
対応は変わらず、音でおびき寄せる。
しかし、今回は3体。
こちらへ真っ直ぐ走ってくるのを見ると何度も思ってしまうが、ゲームの時と同様に最初見た相手をずっと追いかけるのは面白い仕様だよな。
普通に考えたら、モンスターというのなら目移りし、他の人へ攻撃を仕掛けていくだろうに。
本来であれば、ここでスキル【ブロック】を使って防げば良い話だが、それはそれで味気ないし、他の人がレベル5になっていなかった時が怖い。
だから、俺からも動く。
まずは向かって左。
こいつには剣を思い切り打ち付け、攻撃と牽制を同時に行う。
マウシーも攻撃を食らいながら前進し続けるほど馬鹿ではないらしい、持っている斧で攻撃を受け止め、後方へ跳んでいく。
次に真ん中。
こいつには盾で殴りかかり、単純に吹き飛ばす。
最後に右。
前のやつらとは違い、あえて攻撃を盾で受け止め、動きを止めてやる。
こうすれば。
「はっ」
ケイヤの槍がマウシーの横腹を突き刺し、貫通する。
『キュッ』
見ている分にはかなり痛々しいが、短い断末魔を上げ、灰となって消えた。
「ファイアボール!」
殴り飛ばした一番遠くに居るマウシーに、アンナの攻撃が飛んでいく。
あいつに関しては何の声を上げることなく灰となった。
「いっくよーっ!」
「はっー!」
左側に仰け反ったやつは、ミサヤとアケミの刺突により串刺しとなっていた。
さすがと言ったところか。
このままであれば順調そのものだな。
あれから四時間ぐらいが経過した頃だろうか。
最初に予定立てていた通りにしっかりと休憩を三回とり、最後の戦いへと臨む。
最初こそはみんなも意気揚々と戦っていたが、やはり疲れが溜まってきたのか、休憩の回数が増える毎に脱力感が増していた。
「それじゃあ行くぞ」
最初から比べれば疲れが見え始めているとはいえ、さすがはゲーマーの集まりといったところか。
無言の連携と言えるほど連携力が劇的に変わったというわけではないが、しっかりと互いの動きを確認し合い、動きが被ってしまうという事故は起きていない。
大分前進したと思う。
モンスターの種類は未だマウシーのみとなっているが、出現頻度が入り口付近とは比べ物にならないぐらいほど。
それに迫ってくる方向が一方からじゃなくなっているから、全員が視野を広く持たなければならない。
しかし悪いことだけではなく、経験値効率は格段と良くなっている。
俺が一人で頑張って稼いだ経験値を、既に稼ぎ終わっているはず。
「最後の追い込みだ。気合入れていくぞ」
返ってくるのは、なんとも覇気のない返事だった。
奮起させたいところではあるが、俺も同じく疲れているからそのまま流す。
なんだかんだいってやることはやるからな。
「あっ」
その声がする方、アケミに視線を向けると、ふらついたのか足を挫いたのか体が完全に傾いてしまっている最中だった。
このままいけばただ転倒するだけなんだが――。
「アケミ!」
「え」
俺は右手の剣を投げ捨て、アケミの体を抱き寄せて左手の盾で攻撃を防いだ。
「アンナ!」
「ファイアボール!」
俺の指示が飛んできてすぐ、アンナの攻撃によってマウシーは一瞬にして炎に包まれた後、灰となって消えた。
この間数秒だけだったが、本当に危なかった。
酷な言い方をするが、何らかの原因で転倒するだけであるならそこまで問題ではなかった。
だが、その転倒して完全に無防備となったところにマウシーが接近していたのだ。
それが見えたのもアケミが転倒し始めてくれていたおかげであるから、不注意だとは責められない。
俺含み、完全に集中力がなくなり始めている。
これぐらいが頃合いということだな。
「全員、撤退!」
俺はアケミが立ち上がるのを補助し、肩を貸してそのまま歩き出した。
無理はせず、危機的状況になった場合は速やかに徹底する。
それは全体的にもそうだが、個人的に危なくなったら一目散に退避し、それを他の人がカバーする、というもの。
特に難しいことではないが、ここら辺は前もって打ち合わせをしておかないと必ず無理をする人が出てくる。
無理をしすぎて失敗を多発してしまうよりはよっぽどマシ。
そう、単なる心の持ちようというわけだ。
「じゃあ今日はこんな感じで夕方までやるとして、休憩は三回ぐらいだな」
「そんなに休憩を入れて大丈夫なの?」
「どうせ、もっとやらなくていいのかって言いたいんだろ。それはわかるが、ゲームの世界でありながら、現実世界みたいに疲労感なんてものが実装されているんだから仕方がない。思い出してもみろよ、あの歩き疲れた数日間を」
効率を考えて質問してくれたのだろうが、悪いケイヤ。
今日無理して明日は動けません、というのは一番避けたいんだ。
目の前だけの効率を考えるなら間違ってはいないが、本当の効率を求めるのなら休憩をしたり疲れを次の日に残さないって方が大事だ、と俺は思う。
実際、俺が思い出させた疲労感は、全員の顔を歪ませるほどには強力だったようだ。
「納得してくれたようで嬉しいよ。んじゃ、行くか」
戦い方は至ってシンプル。
俺がモンスターのヘイトを集め、みんなが攻撃する。
先ほどより前進するため、後方の注意を怠ることなく行い、前進と後退を繰り返す。
無言の連携ができれば理想的だが、しっかりと確認の声を出しつつ、後は集中力がもつ限り戦闘するだけだ。
そして、接敵。
対応は変わらず、音でおびき寄せる。
しかし、今回は3体。
こちらへ真っ直ぐ走ってくるのを見ると何度も思ってしまうが、ゲームの時と同様に最初見た相手をずっと追いかけるのは面白い仕様だよな。
普通に考えたら、モンスターというのなら目移りし、他の人へ攻撃を仕掛けていくだろうに。
本来であれば、ここでスキル【ブロック】を使って防げば良い話だが、それはそれで味気ないし、他の人がレベル5になっていなかった時が怖い。
だから、俺からも動く。
まずは向かって左。
こいつには剣を思い切り打ち付け、攻撃と牽制を同時に行う。
マウシーも攻撃を食らいながら前進し続けるほど馬鹿ではないらしい、持っている斧で攻撃を受け止め、後方へ跳んでいく。
次に真ん中。
こいつには盾で殴りかかり、単純に吹き飛ばす。
最後に右。
前のやつらとは違い、あえて攻撃を盾で受け止め、動きを止めてやる。
こうすれば。
「はっ」
ケイヤの槍がマウシーの横腹を突き刺し、貫通する。
『キュッ』
見ている分にはかなり痛々しいが、短い断末魔を上げ、灰となって消えた。
「ファイアボール!」
殴り飛ばした一番遠くに居るマウシーに、アンナの攻撃が飛んでいく。
あいつに関しては何の声を上げることなく灰となった。
「いっくよーっ!」
「はっー!」
左側に仰け反ったやつは、ミサヤとアケミの刺突により串刺しとなっていた。
さすがと言ったところか。
このままであれば順調そのものだな。
あれから四時間ぐらいが経過した頃だろうか。
最初に予定立てていた通りにしっかりと休憩を三回とり、最後の戦いへと臨む。
最初こそはみんなも意気揚々と戦っていたが、やはり疲れが溜まってきたのか、休憩の回数が増える毎に脱力感が増していた。
「それじゃあ行くぞ」
最初から比べれば疲れが見え始めているとはいえ、さすがはゲーマーの集まりといったところか。
無言の連携と言えるほど連携力が劇的に変わったというわけではないが、しっかりと互いの動きを確認し合い、動きが被ってしまうという事故は起きていない。
大分前進したと思う。
モンスターの種類は未だマウシーのみとなっているが、出現頻度が入り口付近とは比べ物にならないぐらいほど。
それに迫ってくる方向が一方からじゃなくなっているから、全員が視野を広く持たなければならない。
しかし悪いことだけではなく、経験値効率は格段と良くなっている。
俺が一人で頑張って稼いだ経験値を、既に稼ぎ終わっているはず。
「最後の追い込みだ。気合入れていくぞ」
返ってくるのは、なんとも覇気のない返事だった。
奮起させたいところではあるが、俺も同じく疲れているからそのまま流す。
なんだかんだいってやることはやるからな。
「あっ」
その声がする方、アケミに視線を向けると、ふらついたのか足を挫いたのか体が完全に傾いてしまっている最中だった。
このままいけばただ転倒するだけなんだが――。
「アケミ!」
「え」
俺は右手の剣を投げ捨て、アケミの体を抱き寄せて左手の盾で攻撃を防いだ。
「アンナ!」
「ファイアボール!」
俺の指示が飛んできてすぐ、アンナの攻撃によってマウシーは一瞬にして炎に包まれた後、灰となって消えた。
この間数秒だけだったが、本当に危なかった。
酷な言い方をするが、何らかの原因で転倒するだけであるならそこまで問題ではなかった。
だが、その転倒して完全に無防備となったところにマウシーが接近していたのだ。
それが見えたのもアケミが転倒し始めてくれていたおかげであるから、不注意だとは責められない。
俺含み、完全に集中力がなくなり始めている。
これぐらいが頃合いということだな。
「全員、撤退!」
俺はアケミが立ち上がるのを補助し、肩を貸してそのまま歩き出した。
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