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第五章
第34話『もう、立派な戦士になっているよ』
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「本当にごめん。今日はアルマがやりたいようにやっていこう」
「大丈夫大丈夫。お願いしているのは僕の方だし」
昨夕、完全に陽が沈んでしまう前に宿へ戻ることができたが、裏庭には当りをしっかりと照らしてくれる明かりがなく、ほどんと稽古ができなかった。
だから今、昨日同様の時間に裏庭で集合している。
それにしても現実世界もこの世界も朝は変わらないな。
少し湿っている感じはするが、半袖でも気持ちの良い温度感で、深呼吸すると美味しい空気と草や土の匂いが体に染み渡る。
心地良い朝とはまさにこのこと。
「というか、逆に昨日の夕方にやった時間は短くて助かったよ。体のあちらこちらが痛くって」
「あー、確かにそれはあるかもな」
「自業自得ではあるんだけどね」
「そればっかりは慣れるしかないからなぁ」
「だよねー」
いわゆる筋肉痛。
つい数日前だというのに、なんだか懐かしさを覚える。
俺達も、情けないほどに貧弱な体だった。
あの疲労感、あの筋肉痛、あの挫折感。
レベルが上がってステータスが上昇していくにつれて、それらは感じられなくなってはいるが、たぶんまだ数百メートルを全力で走ったらバテるだろう。
ということは、まだ確定ではないがこの世界の人間は、ステータスというものを所持していない可能性がある。
一般人と冒険者に違いがあるかもしれないし、俺達と同じくなんらかの手段でステータスを保有している人がいるかもしれない。
だから、もしも対人戦になったとしたら絶対に気を緩めてはいけないな。
「それで、本当に良いんだな?」
「うん、お願い」
正直、物好きがすぎると思う。
アルマは、今回の稽古で自分を痛めつけてほしいらしい。
いや、直球でそんなドM発言をしたわけではなく、本番を想定した戦闘を経験したい、というものだった。
「確かに、優しい練習を積み続けても慣れないしな。痛いから、覚悟はするんだぞ?」
「う、うん」
「若干引け腰だな」
「うん。今まで、殴られたり叩かれたりしたのは、父のげんこつぐらいだから……正直に言ったら、恐怖心は拭えないね」
「気合だな」
「はは……もう少し、良さ気な助言がほしいところだよ」
「さて」
俺は左足と左腕を前に、右足を後ろに右手を下げる。
盾を少し前に、剣は下向きに。
「全力で来い」
「行くよっ!」
昨日の今日ですぐに変わることはなく、正面から上段の攻撃。
このまま盾で受け流すこともできるが、しかし実戦を想定したということなら。
「え、ぐっ」
アルマは盾で受け流されるか弾かれるか、を想定していただろうが、俺は木刀に盾をぶつけ、勢いそのままに顔面に叩き込んだ。
全身以外に意識が向いていなかったからか、アルマは踏ん張ることができず、足だけを残して後頭部を地面へ強打してしまう。
「いったー! いいいいいいいいいい」
「大丈夫か」
「痛すぎるーーー!」
まあ、痛いだろうな。
走っていたら、いきなり視界外から顔面に看板が当たった、ぐらいには痛いだろうし、勢いそのままに後頭部を強打しているんだから、痛みを想像しただけでも顔をしかめたくなる。
これはさすがに一旦休憩――。
「次、お願い」
「大丈夫か?」
「視界が揺れているような気がするけど、まだできる――から」
「わかった。いつでも来い」
見上げた根性だ。
「はぁっ!」
次は突き。
右足を前に出すと同時に、右手に持つ剣を前に突く。
この攻撃は槍を使う人がよく使う攻撃手段であり、一撃の距離を伸ばすためのもの。
それであれば、さっきと同じカウンターは来ない――よく考えた一撃だ。
しかし。
「え! いった!」
俺は半歩右に移動し、攻撃を回避した後に盾で剣を地面へ叩き突ける。
勢い良く弾かれた木刀はアルマの体が開くように吹き飛ぶ。
つまりアルマは今、丸腰で俺に体を開いているということだ。
左手は後ろに置いているため、盾での防御は間に合わない。
そして俺は、そのガラ空きになったアルマの腹部へ、半円を描く最終地点にて木刀をねじ込んだ。
「っ、――ぁ、――」
アルマは全てを投げ出して地面に倒れ込み、体を丸め込んでいる。
呼吸を必死に行おうとしているが、完全に呼吸困難状態。
漏れ出す声はその苦しさを物語っていた。
「ごめん。少しやり過ぎた」
「っ――はっ――ぁ」
本当に悪いと思っている。
レベルアップの恩恵のせいだろう、昨朝の感覚そのままで打ち込んでしまった。
ステータスアップによって、どれぐらいの攻撃力が上がっているのかわからないが、少なくとも昨日よりは強くなっているのだから、加減を考えなければ今のようになってしまう。
感覚に慣れなければならないが……レベルアップの度に感覚がズレるっていうのはなかなか難しいな。
「こ、こんなに痛いんだね……」
腹部を抑えたまま、膝を突いて丸まっているアルマは苦しそうな声で痛感している。
「もう少し加減を考えるよ。ごめん」
「で、でも、こんな危険と隣り合わせで戦っている、冒険者の人達って本当に凄いね」
アルマはやっと呼吸が整ったのであろう、あぐらをかいてお腹を抱えている。
「まあ……そうだな」
まさか俺達だけステータスというものを持っている、なんてことは言えない。
「でも、まだ続けたい。お願いできるかな」
「俺は大丈夫だが、本当に大丈夫か?」
「だって、次からはもう少しだけ手加減してくれるんでしょ? それに……僕はただ護られるだけは嫌なんだ。大切な人達が危険な時、戦えないなんて絶対に嫌だ」
「そうか」
アルマお前――もう、立派な戦士になっているよ。
「まだまだ始めたばかり。これから難しいことだったり大変なこともある。当然、痛みも。だけど、アルマならちゃんとその人達を護れるさ」
「ありがとうカナト。そうだね、モンスターと対面していないんだし、本当にまだまだこれからだ。――よし、もっと気合いを入れてやらないとね」
伝部に付いた土を払い、アルマは立ち上がった。
その足で放り投げた剣と盾を拾う。
「カナト、続きをお願い」
「ああ、頑張れ」
「大丈夫大丈夫。お願いしているのは僕の方だし」
昨夕、完全に陽が沈んでしまう前に宿へ戻ることができたが、裏庭には当りをしっかりと照らしてくれる明かりがなく、ほどんと稽古ができなかった。
だから今、昨日同様の時間に裏庭で集合している。
それにしても現実世界もこの世界も朝は変わらないな。
少し湿っている感じはするが、半袖でも気持ちの良い温度感で、深呼吸すると美味しい空気と草や土の匂いが体に染み渡る。
心地良い朝とはまさにこのこと。
「というか、逆に昨日の夕方にやった時間は短くて助かったよ。体のあちらこちらが痛くって」
「あー、確かにそれはあるかもな」
「自業自得ではあるんだけどね」
「そればっかりは慣れるしかないからなぁ」
「だよねー」
いわゆる筋肉痛。
つい数日前だというのに、なんだか懐かしさを覚える。
俺達も、情けないほどに貧弱な体だった。
あの疲労感、あの筋肉痛、あの挫折感。
レベルが上がってステータスが上昇していくにつれて、それらは感じられなくなってはいるが、たぶんまだ数百メートルを全力で走ったらバテるだろう。
ということは、まだ確定ではないがこの世界の人間は、ステータスというものを所持していない可能性がある。
一般人と冒険者に違いがあるかもしれないし、俺達と同じくなんらかの手段でステータスを保有している人がいるかもしれない。
だから、もしも対人戦になったとしたら絶対に気を緩めてはいけないな。
「それで、本当に良いんだな?」
「うん、お願い」
正直、物好きがすぎると思う。
アルマは、今回の稽古で自分を痛めつけてほしいらしい。
いや、直球でそんなドM発言をしたわけではなく、本番を想定した戦闘を経験したい、というものだった。
「確かに、優しい練習を積み続けても慣れないしな。痛いから、覚悟はするんだぞ?」
「う、うん」
「若干引け腰だな」
「うん。今まで、殴られたり叩かれたりしたのは、父のげんこつぐらいだから……正直に言ったら、恐怖心は拭えないね」
「気合だな」
「はは……もう少し、良さ気な助言がほしいところだよ」
「さて」
俺は左足と左腕を前に、右足を後ろに右手を下げる。
盾を少し前に、剣は下向きに。
「全力で来い」
「行くよっ!」
昨日の今日ですぐに変わることはなく、正面から上段の攻撃。
このまま盾で受け流すこともできるが、しかし実戦を想定したということなら。
「え、ぐっ」
アルマは盾で受け流されるか弾かれるか、を想定していただろうが、俺は木刀に盾をぶつけ、勢いそのままに顔面に叩き込んだ。
全身以外に意識が向いていなかったからか、アルマは踏ん張ることができず、足だけを残して後頭部を地面へ強打してしまう。
「いったー! いいいいいいいいいい」
「大丈夫か」
「痛すぎるーーー!」
まあ、痛いだろうな。
走っていたら、いきなり視界外から顔面に看板が当たった、ぐらいには痛いだろうし、勢いそのままに後頭部を強打しているんだから、痛みを想像しただけでも顔をしかめたくなる。
これはさすがに一旦休憩――。
「次、お願い」
「大丈夫か?」
「視界が揺れているような気がするけど、まだできる――から」
「わかった。いつでも来い」
見上げた根性だ。
「はぁっ!」
次は突き。
右足を前に出すと同時に、右手に持つ剣を前に突く。
この攻撃は槍を使う人がよく使う攻撃手段であり、一撃の距離を伸ばすためのもの。
それであれば、さっきと同じカウンターは来ない――よく考えた一撃だ。
しかし。
「え! いった!」
俺は半歩右に移動し、攻撃を回避した後に盾で剣を地面へ叩き突ける。
勢い良く弾かれた木刀はアルマの体が開くように吹き飛ぶ。
つまりアルマは今、丸腰で俺に体を開いているということだ。
左手は後ろに置いているため、盾での防御は間に合わない。
そして俺は、そのガラ空きになったアルマの腹部へ、半円を描く最終地点にて木刀をねじ込んだ。
「っ、――ぁ、――」
アルマは全てを投げ出して地面に倒れ込み、体を丸め込んでいる。
呼吸を必死に行おうとしているが、完全に呼吸困難状態。
漏れ出す声はその苦しさを物語っていた。
「ごめん。少しやり過ぎた」
「っ――はっ――ぁ」
本当に悪いと思っている。
レベルアップの恩恵のせいだろう、昨朝の感覚そのままで打ち込んでしまった。
ステータスアップによって、どれぐらいの攻撃力が上がっているのかわからないが、少なくとも昨日よりは強くなっているのだから、加減を考えなければ今のようになってしまう。
感覚に慣れなければならないが……レベルアップの度に感覚がズレるっていうのはなかなか難しいな。
「こ、こんなに痛いんだね……」
腹部を抑えたまま、膝を突いて丸まっているアルマは苦しそうな声で痛感している。
「もう少し加減を考えるよ。ごめん」
「で、でも、こんな危険と隣り合わせで戦っている、冒険者の人達って本当に凄いね」
アルマはやっと呼吸が整ったのであろう、あぐらをかいてお腹を抱えている。
「まあ……そうだな」
まさか俺達だけステータスというものを持っている、なんてことは言えない。
「でも、まだ続けたい。お願いできるかな」
「俺は大丈夫だが、本当に大丈夫か?」
「だって、次からはもう少しだけ手加減してくれるんでしょ? それに……僕はただ護られるだけは嫌なんだ。大切な人達が危険な時、戦えないなんて絶対に嫌だ」
「そうか」
アルマお前――もう、立派な戦士になっているよ。
「まだまだ始めたばかり。これから難しいことだったり大変なこともある。当然、痛みも。だけど、アルマならちゃんとその人達を護れるさ」
「ありがとうカナト。そうだね、モンスターと対面していないんだし、本当にまだまだこれからだ。――よし、もっと気合いを入れてやらないとね」
伝部に付いた土を払い、アルマは立ち上がった。
その足で放り投げた剣と盾を拾う。
「カナト、続きをお願い」
「ああ、頑張れ」
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