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聖クライシス…時間に殉じた者の話
三又聖が目指すものとは
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生前の彼は先程述べたとおり「時間の創出」を目標に生きていました。一方死後の彼は永遠の時を手に入れたため「時間の創出」という目標とは縁がなくなりました。その代わり死後の聖が目指したのは「生前に出来なかったこと(=旧友にして恩人の白城との時間を過ごす)を堪能する」ことです。聖は生前あまり友人がいなかったので、初めて自分の考えに興味を持ってくれた白城のことを何よりも大事に思っています。彼にとって白城と共に過ごし心の支えになることこそが死後の生きがい(?)なのです。
ちなみに聖の死後聖電鉄は後継者の上総社長の下でそれなりに成長したため、「鉄道で時間を創出する」という目標も達成出来たと言えます。主人公が死んでバッドエンドのように思える聖クライシスですが、聖本人の視点で考えるとむしろハッピーエンドかもしれません。
ちなみに聖の死後聖電鉄は後継者の上総社長の下でそれなりに成長したため、「鉄道で時間を創出する」という目標も達成出来たと言えます。主人公が死んでバッドエンドのように思える聖クライシスですが、聖本人の視点で考えるとむしろハッピーエンドかもしれません。
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