183 / 188
ホワイトシティ
リルの野望
しおりを挟む
リル対ルージュの戦いになり見つめる一行。
(初めてお母さんの全力がしれるんだ…)
「召喚・五獣魔王」
鬼、鮫、蜘蛛、狼、龍の魔獣を同時に召喚した。
(あの時の分身体とは大きさが違う…)
「アクアワールド!!」
ルージュは早速結界を貼る。
「あれが最強とうたわれたお母さんの…」
(私のアイスワールドとは桁が違う…
やはり、姉さんとはこれだけの差があるんだ…)
「いくよ!!」
「来る!母さんの…」
「そうやすやすとくらうわけ…」
(んな…なぜ体が動かない…)
「ふふ…本当のアクアワールドとは相手を拘束することも可能な技なの…」
(すごい… すごすぎる。)
「超絶奥義・超深海水濠波!!」
「ドガアアアアアアアアン!!!」
「ぐっ…」
リルの体はボロボロになっていた。
さらに魔獣はすべて消されていた
「くそう…どうして邪魔をする…
我が野望まであと少しなのに…」
「野望?確かにあなたの野望については聞いたことなかったわね…
でも、どんな理由があっても、
どんなに訳ありでもあなたは既にたくさんの人を殺してきた…
それは、どんな理由があっても許されることではない。
だから、偽造でも一度は愛したものとして道を踏み外したあなたを私が制裁する。」
「ふざけるなよ…
誰も俺の気持ちを知るはずもないくせに…
なにが、制裁だ… 何が許さないだ…
なめんじゃねえよ!!」
リルはバズーカを構えた。
「デビル・バズーカ!!」
「大氷壁!!」
「バアアアアン!!」
(あんなでかい氷壁を…)
「ガラガラ…」
バズーカの弾は氷壁によってかき消された。
(くそう… あと少しなんだ…
あと少しで約束を果たせるんだ…)
「ぐっ…」
「さあ、リルよ。弟よ。観念しろ…
お前にはもう俺たちを蹴散らす力は残っていないはずだ…」
(呪法だ… 呪法を使えば…
そうだ…!呪法しかない…)
リルの体内で何かが話しかけてきた。
(あと少しなんだろ? 約束を果たすんだろ!?
だったら、いいじゃねぇか…
忘れたのか、、あの日のことを…)
ー44年前ー
これは、まだ戦争時代。
エドワードリルが幼少期の時の物語である。
ここは、後のレインボー国の隣国であるナンバーズ国。
そこにリルは家出してきていた。
兄のリズは父を継ぐほどの才能と母に似た優しさを持ち合わせた子供だと
周りからいわれていた。
対する弟リルは落ちこぼれだと…
周りから言われ続けて家にいるのが嫌になっていた。
そんな時にナンバーズ国まで歩き続け気が付けば無一文になってしまった。
とうとう力尽き… リルは倒れこんでしまった。
「大丈夫?」
そんな時だった…
あいつに出会ったのは…
(初めてお母さんの全力がしれるんだ…)
「召喚・五獣魔王」
鬼、鮫、蜘蛛、狼、龍の魔獣を同時に召喚した。
(あの時の分身体とは大きさが違う…)
「アクアワールド!!」
ルージュは早速結界を貼る。
「あれが最強とうたわれたお母さんの…」
(私のアイスワールドとは桁が違う…
やはり、姉さんとはこれだけの差があるんだ…)
「いくよ!!」
「来る!母さんの…」
「そうやすやすとくらうわけ…」
(んな…なぜ体が動かない…)
「ふふ…本当のアクアワールドとは相手を拘束することも可能な技なの…」
(すごい… すごすぎる。)
「超絶奥義・超深海水濠波!!」
「ドガアアアアアアアアン!!!」
「ぐっ…」
リルの体はボロボロになっていた。
さらに魔獣はすべて消されていた
「くそう…どうして邪魔をする…
我が野望まであと少しなのに…」
「野望?確かにあなたの野望については聞いたことなかったわね…
でも、どんな理由があっても、
どんなに訳ありでもあなたは既にたくさんの人を殺してきた…
それは、どんな理由があっても許されることではない。
だから、偽造でも一度は愛したものとして道を踏み外したあなたを私が制裁する。」
「ふざけるなよ…
誰も俺の気持ちを知るはずもないくせに…
なにが、制裁だ… 何が許さないだ…
なめんじゃねえよ!!」
リルはバズーカを構えた。
「デビル・バズーカ!!」
「大氷壁!!」
「バアアアアン!!」
(あんなでかい氷壁を…)
「ガラガラ…」
バズーカの弾は氷壁によってかき消された。
(くそう… あと少しなんだ…
あと少しで約束を果たせるんだ…)
「ぐっ…」
「さあ、リルよ。弟よ。観念しろ…
お前にはもう俺たちを蹴散らす力は残っていないはずだ…」
(呪法だ… 呪法を使えば…
そうだ…!呪法しかない…)
リルの体内で何かが話しかけてきた。
(あと少しなんだろ? 約束を果たすんだろ!?
だったら、いいじゃねぇか…
忘れたのか、、あの日のことを…)
ー44年前ー
これは、まだ戦争時代。
エドワードリルが幼少期の時の物語である。
ここは、後のレインボー国の隣国であるナンバーズ国。
そこにリルは家出してきていた。
兄のリズは父を継ぐほどの才能と母に似た優しさを持ち合わせた子供だと
周りからいわれていた。
対する弟リルは落ちこぼれだと…
周りから言われ続けて家にいるのが嫌になっていた。
そんな時にナンバーズ国まで歩き続け気が付けば無一文になってしまった。
とうとう力尽き… リルは倒れこんでしまった。
「大丈夫?」
そんな時だった…
あいつに出会ったのは…
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる