ルルの大冒険

睦月初日

文字の大きさ
上 下
158 / 188
ホワイトシティ

なんだかんだ

しおりを挟む
「さあ!行くよ!2人とも!」

“おう!”



「クックック…
さあ、せいぜい楽しませてくれよ!」


(今度の分身体はおそらくさっきの
分身体の総合力程度のものがあるはず。この時点でかつて戦ったブルーリッジ
以上の強さがあるはずだ。)


(黒刀が震えている…
それだけの相手ということか。
どうやらブルーリッジ以上の
エネルギーといったところだな。)


(さて、この2人と組みながら
どうやってこの化物を退治するか…
どうしたものか、、、)



「行くぞ!デビルバズーカ!!」


「い、いきなり…」

「熱水流派!!」

「ザバァァァン!!」


「お、俺たちに使って銃弾をかわしたのか?」

「それだけじゃない!
動く準備しな!」


(こ、こいつ…
この技、そのまま俺に向かって…)


(かわしただけじゃなく、そのまま攻撃技として使用できるのか…)

「ちっ!召喚!魔鮫!!」


リルが召喚した鮫が熱水流派の水を
全て食い尽くした。


「ば、バカな…
熱水流派の水を全て
飲み込んだ、、だと!?」


「おかえしだ!!熱水流派!!」


魔鮫は口から飲み込んだ熱水流派を
放った。


「ま、まずい!!」


「黒刀・火吹!」

「パアーン!!」

熱水流派が真ん中から裂けた。


「ほう、、、
やるな。さすが黒刀使い、、、」


「残念だが、悪党に惚れめられても
これっぽっちも嬉しくないな!」


「喜べ!一段階上げてやるぞ!!」


「な、なに!?」


「く、来る…
ヘンテコ!エマ!気をつけろ!!」


「!?」


「心眼!!」


「あ、あれはテメーと同じ…」


「当然といえば当然だけどあの男も
持っているのね。
心眼を…」


「ああ…
そして、奴が使用した今俺が使わない
わけにはいかない。」


「お、おい!
そんな体力を使って大丈夫なのか!?」


「残念だが、、、
俺は昔から先の事を考えて動けない
馬鹿野郎でな…」

(リズ…)


「まあ、なんとかなるだろ!!」


「おいおい…」

「行くぜ!!心眼!!」

「やはり貴様も使うか!
だが、まだ分身体!!
貴様の体力はそろそろ
そこを着くはずだ!
所詮は俺には勝てん!!
とはいえ、、、
心眼使いがいると厄介だしな、、
貴様を拘束さえしてしまえば
こっちの手の内がバレることはない!」


「召喚・紅蜘蛛!!」

(これは足元を縛る拘束技。
こっちも心眼がある限り負けは…)

「ギギッ!」


「な、なに!?
心眼を使ったのに捕まっただと!?」

「この技は心眼技用の特化型の技。
特徴が記された能力と別の能力の場合
があるわけだ!!」

(出来るだけ、早く終わらせれば
野朗が体力を使わなくて済むはず…)


「黄金丸、一撃で決めるつもりで
技を用意しな。」


「一撃!?し、しかし…」


「行くよ!」


(この人は何を…
相手は分身体とはいえエドワード=リル
という国際犯罪者なんだぞ…
だが、まあちまちま攻撃するのは
好きじゃないからな…
よっしゃ!やったるぜ!)


「ブゥゥウン…」



(ヘンテコのやつオーラが…
そうか、一撃で決めるつもりか…
なら、、、)



(ほう…
これは終焉…
黒刀の超絶奥義。
これは技そのものは理解しても
どうしようもない…
つまり、この技さえ警戒しておけば
どうとでもなるという事だ。)



(“みんな!用意はいいね!?”)


「コクッ!」

2人ともクビを縦に振った。


「くらえ!!超絶奥義・爆水塵!!」


「ちっ!超絶奥義か、、、
だが、水なら、、、
再召喚・魔鮫!!」


「ゴク…ゴク…」


(よし!飲み込め!!
その後のエマは隙だらけだ!!)



「ゴボボボボ…
ブッ…」


「な、なに!?
飲み込めないとでもいうのか!?
バカな、心眼を使用していて…
爆水塵は魔鮫で吸収できるはずが」


「心眼の相手の技の仕組みを理解する。
という能力をお前は勘違いしているみたいだな。
あくまで理解するだけで
防ぎ切ったりできるとは限らない…
しかも技の威力には個人差があるしな。
だから、爆水塵の方が上でも
不思議じゃないってことだ。」


「バァァァァァァン!!!」


「ま、魔鮫が…」

「黒刀・超絶奥義!」



(ちっ!仕方がない!!
これを使うしか!!!)


「終焉!!」


「デビルストーム!!」


「な、あんな巨大な岩を…」

(ま、まずい…
もう、水のエネルギーが…)



(これで致命傷は避けられる…)



「そのままいけ!ヘンテコ!!」


「テメーに言われなくてもわかってるわ!!」


「豪炎旋風弾!!」


「な、バカな…
既に拘束を解いたとでもいうのか!?」


「しまった!!」


「ズバッ!!」


「バァァァァァァン!!!」


「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!」






「よし、とりあえずこの分身体は
撃破したか、、、」
(しかしヘンテコのやつ
あんな奥義があったとは…)


(リズが岩を砕くと信じて動いた。
なんだ、、、
この2人なんだかんだイキあってる
じゃない、、、)



「さあ、残り時間は体を休めて
回復といくか。」


分身体残り3体






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後

空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。 魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。 そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。 すると、キースの態度が豹変して……?

美しい姉と痩せこけた妹

サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

処理中です...