ルルの大冒険

睦月初日

文字の大きさ
上 下
151 / 188
ホワイトシティ

落ちこぼれと落ちぶれ

しおりを挟む
(敵は、全部で11人。
まあはっきり言って相手になるのは
ウルテミア、ナギ、エマ、黄金丸の
4人ってところか…
ここにルルが加わり、、、
つまり5人相手にさえできれば
我が野望は完成したも同然。)


リルは突然笑い出した。

「クックックッ…」



「なんだ、何がおかしい?」



「お前らはもう檻の中にいる。」



「なに?」


すると11人なったはずの一行は
それぞれリルの技により線のような
もので分けられ11等分された。



(さあ、ゆっくり試合観戦だ。)



すると11人の前にそれぞれリルが現れた


「これは、」


「結界…」




(どうやら本体じゃないな…)



「親父の恨み、はらさせてもらうぞ!」




11等分された後、
互いの情報が遮断された。



(隣の奴の助っ人には行けないってことか…)








「クックックッ…
久しぶりだな、兄貴。」



「テメーは自分の部下により
俺たちの親父を殺した。
それがどれだけの罪になるか。
テメーに思い知らせてやる!」


「思い知らせてやる!?
ずいぶんと自惚れたな、、、
落ちこぼれの兄貴が!
テメーが俺に勝てるわけねーだろ!?
夢から覚ましてやるよ!
テメーが俺を倒せると思っている
夢物語からな!!」




「心眼!!」


リズは心眼を使用し始めた。



「ほーう…
心眼を解放できるとは…
落ちこぼれとはいえ一応エドワード家の
一員ということか。
だが、それは俺とて同じこと!」



リルも心眼を使用した。


(ここまでは予想通りだ。
そして、奴の武器は三幻武と呼ばれる
一つ、、、
邪気を宿した拳銃、《サタン》
心眼で使用する技の仕組みはわかる。
だが、
それ以上に奴の能力の方が厄介だ。)


「おい、おちこぼれ!
特別に貴様だけは肉親のよしみで
サタンを使ってやるぜ。」


「貴様だけ?」


「俺が全力で戦わずとも勝てる相手が
半数いるからな。
少々、余力がある。
だから、貴様には特別に
サタンを使用してやるということだ!
肉親のよしみでな!!」



「ずいぶんと余裕だな。
俺たちの力を甘くみていると
痛い目を見るぞ。
それに、親父には兄としてお前を
撃つように言われていたが、、、
一能力者として、
レインボー国の国民として
テメーに制裁を加えてやる!!」


「図に乗るな!落ちこぼれがー!!!」



「超絶奥義・豪炎旋風弾!!」


「邪神流技・デーモンクラッカー!」




2つの銃弾がものすごい勢いで衝突した



(いない、目眩しか…
だが、所詮は落ちこぼれ、、、
やることが単純だ…
地面に隠れて攻撃する、、、
見え見えだ!
ならば!)

「邪神召喚・獅子!」

「死にやがれ!!
邪神流奥義・邪王牙!!」


すると、巨大なライオンをリルが召喚し
地面に向かって攻撃しようとした。


「バアン!」


「クックックッ…
もう終わりか!つまらんな~!」


するとライオンが食べていたのは
木で作られたカカシだった。



「ば、ばかな…
心眼を使用しているのになぜ…」



「心眼は相手の技の仕組みがわかる。
だが、俺は技など使っていない。」



「な、なに!?」


「銃弾の後カカシを
地面に埋めただけだ。
身体能力が向上する心眼の能力を
利用して恐ろしいほど速くな。」


「少しはやるようになった、、、
ということか。
だが、所詮はその程度だ。
我が邪神流はまだまだ
こんなものではない!!」



「テメーに教えてやるよ。
テメーの知ってる落ちこぼれはもう
いない、、、
いるのは   ベスト9の
エドワード=アポロの意志を受け継いだ
元落ちこぼれのエドワード=リズだってことを。
テメーがどれだけ落ちぶれたかを!」











しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ
ファンタジー
 第15回ファンタジー大賞、奨励賞頂きました。  投票していただいた皆さん、ありがとうございます。  励みになりましたので、感想欄は受け付けのままにします。基本的には返信しませんので、ご了承ください。 「あんたいいかげんにせんねっ」  異世界にある大国ディレナスの王子が聖女召喚を行った。呼ばれたのは聖女の称号をもつ華憐と、派手な母親と、華憐の弟と妹。テンプレートのように巻き込まれたのは、聖女華憐に散々迷惑をかけられてきた、水澤一家。  ディレナスの大臣の1人が申し訳ないからと、世話をしてくれるが、絶対にあの華憐が何かやらかすに決まっている。一番の被害者である水澤家長女優衣には、新種のスキルが異世界転移特典のようにあった。『ルーム』だ。  一緒に巻き込まれた両親と弟にもそれぞれスキルがあるが、優衣のスキルだけ異質に思えた。だが、当人はこれでどうにかして、家族と溺愛している愛犬花を守れないかと思う。  まずは、聖女となった華憐から逃げることだ。  聖女召喚に巻き込まれた4人家族+愛犬の、のんびりで、もふもふな生活のつもりが……………    ゆるっと設定、方言がちらほら出ますので、読みにくい解釈しにくい箇所があるかと思いますが、ご了承頂けたら幸いです。

ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません

野村にれ
恋愛
人としての限界に達していたヨルレアンは、 婚約者であるエルドール第二王子殿下に理不尽とも思える注意を受け、 話の流れから婚約を解消という話にまでなった。 ヨルレアンは自分の立場のために頑張っていたが、 絶対に婚約を解消しようと拳を上げる。

大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。

下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。 ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。 小説家になろう様でも投稿しています。

RISING 〜夜明けの唄〜

Takaya
ファンタジー
戦争・紛争の収まらぬ戦乱の世で 平和への夜明けを導く者は誰だ? 其々の正義が織り成す長編ファンタジー。 〜本編あらすじ〜 広く豊かな海に囲まれ、大陸に属さず 島国として永きに渡り歴史を紡いできた 独立国家《プレジア》 此の国が、世界に其の名を馳せる事となった 背景には、世界で只一国のみ、そう此の プレジアのみが執り行った政策がある。 其れは《鎖国政策》 外界との繋がりを遮断し自国を守るべく 百年も昔に制定された国家政策である。 そんな国もかつて繋がりを育んで来た 近隣国《バルモア》との戦争は回避出来ず。 百年の間戦争によって生まれた傷跡は 近年の自国内紛争を呼ぶ事態へと発展。 その紛争の中心となったのは紛れも無く 新しく掲げられた双つの旗と王家守護の 象徴ともされる一つの旗であった。 鎖国政策を打ち破り外界との繋がりを 再度育み、此の国の衰退を止めるべく 立ち上がった《独立師団革命軍》 異国との戦争で生まれた傷跡を活力に 革命軍の考えを異と唱え、自国の文化や 歴史を護ると決めた《護国師団反乱軍》 三百年の歴史を誇るケーニッヒ王家に仕え 毅然と正義を掲げ、自国最高の防衛戦力と 評され此れを迎え討つ《国王直下帝国軍》 乱立した隊旗を起点に止まらぬ紛争。 今プレジアは変革の時を期せずして迎える。 此の歴史の中で起こる大きな戦いは後に 《日の出戦争》と呼ばれるが此の物語は 此のどれにも属さず、己の運命に翻弄され 巻き込まれて行く一人の流浪人の物語ーー。 

さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~

みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。 生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。 夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。 なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。 きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。 お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。 やっと、私は『私』をやり直せる。 死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。

婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生
恋愛
1・2・3巻店頭に無くても書店取り寄せ可能です! (∩´∀`∩) コミカライズ1巻も買って下さると嬉しいです! (∩´∀`∩) イラストレーターさん、漫画家さん、担当さん、ありがとうございます! ご令嬢が婚約破棄される話。 そして破棄されてからの話。 ふんわり設定で見切り発車!書き始めて数行でキャラが勝手に動き出して止まらない。作者と言う名の字書きが書く、どこに向かってるんだ?とキャラに問えば愛の物語と言われ恋愛カテゴリーに居続ける。そんなお話。 飯テロとカワイコちゃん達だらけでたまに恋愛モードが降ってくる。 そんなワチャワチャしたお話し。な筈!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。

朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。 婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。 だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。 リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。 「なろう」「カクヨム」に投稿しています。

処理中です...