ルルの大冒険

睦月初日

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グリーンシティ

《ルージュ伝》エドワード=リル

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分国発展時代。

現在この世界では戦争を期に小国同士が一つになったり、

戦争で国そのものが消滅したことにより

国が大きく分けて4つになった。

レインボー、クリマ、ナンバーズ、
スカイキングダムの4つになり

4国はそれぞれ勢力を拡大していった。


やがて4国全体で戦争禁止条約という
物が結ばれ世界から戦争が消えようとしていた。


しかし、そんな平和な世界を壊すものが
ルージュの前に現れた。



「ガラッ」


グリーンシティ指揮官室へと1人の男が現れた。



「ザッ‥」


「何者だ?」


扉が開いた途端にハヤテが男のもとへ。



「エドワード=リルと言います。
 私は、マリーナ=ルージュさんと
 話がしたくてここへと来ました。」



「ふざけるな!」
「お前のような、ものがルージュ様と
話が出来るわけないだろうが!」

「不審者だ!つまみ出せ!」


すると、ルージュが割って入った。


「待って。いいよ。話を聞く。」



「ルージュ様!」
「よろしいのですか?」


「話も聞かないで帰れは気の毒でしょ?」



「ありがとうございます!」

すると、リルは自分のことと、
なぜルージュに会いに来たのかを話し始めた。


「私はエドワード家のものでして、
父はエドワード=アポロ、
母はエドワード=フローラと申します。
この2人は現在シルバーシティの護衛官とブルーシティの国境警備隊長です。」


「聞いたことがある。
アポロにフローラ、どちらもかなりの実力者の名だな。
特に、アポロはかつて、隣国で実力者が
呼ばれるベスト9の称号を持っていた
シャーベル=レイラが認めた天才とか」


「フローラという名も各それぞれの
国境警備隊の中でも最強と噂されるほどの実力者だな。」



「はい。
その父と母が半月後に内紛を起こす
との噂を聞きつけたのです。」



「な、なに!?」
「バカな‥ 戦争は禁止だと条約で。」


「ですからお願いです。
ルージュ様にその戦争を
止めていただきたいのです。
恥ずかしながら、私では2人に
敵いません。
しかし、レインボー国最強と呼ばれる
ルージュ様なら戦争を始める前に
鎮圧できると思い、こうしてお願いしに
参りました。」



ルージュはその姿を見て、すぐに返答した。

「わかった。加勢するよ。
戦争禁止条約に違反する行為を黙認する
わけにはいかない。」


「ルージュ様!嘘かもしれませんぞ!?」


「そうかもしれない。
でも、もし本当なら私は自分で
立てた条約をすぐに破ることになる。
そうなれば再び戦争が始まり、
この国は崩壊する。
私は、それだけはするわけにはいかない。」


「ありがとうございます。
 場所はもとホワイト国の
 現 ホワイトシティの大橋です。」


「わかった。半月後にいくよ。」

「そして、そこにはこのダイヤモンドを
 持ってきていただきたいのです。」


「ダイヤモンド!?
これは、7色のダイヤモンド?
すごい色だな‥」


「しかし、なぜこれを‥」


「そのダイヤモンドは戦争を止めるのに
必要不可欠なダイヤモンドなのです。
何卒よろしくお願いします。」


「わかった。それじゃまた半月後ね。」


「はい!ありがとうございました!」







その日の夜ハヤテがルージュの元に来た。

「ルージュ様‥
先ほどのダイヤモンドですが、、、」


「うん。
わかってる。これは、魂を封じる石。
ダイヤモンドではなく、
ソウルストーン。
つまり、これは、魂を封じ込める代わりに封じ込めた者の身体能力や、
生命力、治癒力が宿ることになる。
今は、7つ全部魂が入ってないようだし。」


「魂を封じるということは
封じ込められた者は‥」


「生きてるよ。
そのストーンを破壊すれば再び
現れる。
ただし、7つ全て揃っている状態でというのが条件‥」


「しかし、なぜそのストーンを我々に‥」


「わからない‥
 とにかく半月後にホワイトシティへ
行くしか無さそうだし。」


「行けば本心がわかるということですね。」


「うん。」






この時ルルが読んでいた本をここで
巻数が変わるのだが、

ルルは次の本を読む前に思っていた。


(え‥
もし、このソウルストーンが
私たちのダイヤモンドと
同じだとすれば‥
生きてる‥
お母さんがまだ生きている‥)





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