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ゴールデントーナメント
もう一つの剣
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準決勝第二試合。
五大武器を有したツバメ。
そして、火炎のエネルギーを持つ麗。
「大制裁!!」
「バァァァァァァン!」
「火蜘蛛」
「これは…
火の中に蜘蛛の糸が…」
「ちっ!」
(大制裁で地面が割れて技を命中しにくいはずなのに…
こうも簡単に…)
「ボゴウ…」
「動きは封じた。
炎獣王・獅子!!」
「ガオォー!」
(これは… ライオン…)
「まずい!あれを食らったら…」
「今度は動きを封じている。
偽物の可能性はない。」
「ゴォォォー!!」
「終わりだ。」
「バァァァァァァン!!」
「フゥー…」
「誰が…
終わりだって!?
試合中の冗談はやめておきな!
命取りだからね!」
「な、なに!?
バカな、なぜ…
まさか、また偽物だとでもいうのか…」
「いいえ…
たしかに本物で間違いなかったわ。
でもね、技を受ける瞬間さっきの砂の
分身が身代わりとなり、
わたしへの攻撃はかき消された。
だから無傷なのさ。」
「バカな…
分身を消したように見せかけ
その分身を地面に潜り込ませただと!?
そして、タイミングを狙っていた。」
「わかってはいたが、ツバメは技こそ
多くはないけど戦術でカバーして戦っている。
だから、力任せでは勝てないあの如月のようなものでも
対等、、、
いや、それ以上に戦えるわけだ。」
アルウィンは改めてツバメの強さを
感じていた。
「だが、不幸だったな…
これで準備は整った。」
「なに?準備だと?」
「我が太陽真剣の超奥義を使用するには
空、地、陸の3つの生命体を擬似動物として放つ必要があった。」
「な、何言ってんだ?
あいつ…」
ー上席ー
(気づいてはいたが、やはりあの剣、、
太陽真剣だったか。
わたしの光天真剣と対等のもう一つの真剣。
私は敵の技を跳ね返したり
目をくらませたり、
光そのもので攻撃するものが得意の剣。
しかし、太陽真剣は炎の擬似生命体を
作り出し、それを駆使して、
敵に力で対抗するのを得意とする剣。
ツバメちゃん。
きをつけろ。
なぜ、同じ真剣でも太陽真剣が
五大武器に選ばれないのか…)
ー観客席ー
「太陽真剣だと!?」
「真剣って確かルフィアさんと同じ…」
「そうだ。
ルフィア師匠と対を成す剣。
それが太陽真剣。
しかし、対を成すと言われているが、
五大武器には数えられてはいない。」
「言われてみればあと白虎さえ持ち主を
知れば五大武器の使用者は知り合いだし…
でもだったらなんで五大武器の黄龍と
対を成すと言われているの?」
「いや、今では太陽真剣の方が
武器としては伝説となってしまったからだ。
ベストナインですら扱えるものが
いないと噂された武器。
それが三幻武と呼ばれる三つの武器だ。」
「三幻武!?」
「まさか、三幻武を使うやつがこの会場にいたとは…
だとしたらツバメに放とうとしているのは…
やばいな…」
「なんだよ…
やばい奥義とか、技なら今までにも
出たぜ?」
「いや…
私の考えが当たっていれば太陽真剣の
超奥義・炎獣大号令はあまりにも
レベルが違いすぎる。」
「炎獣大号令?」
「太陽真剣は真剣でありながら超絶奥義がない。
しかも超奥義も一つだけだ。
だが、その一つが凄すぎて封印されたほどの危険な真剣なんだ。」
「真剣が封印!?」
「ボゴオウゥゥ…」
麗の剣が燃えている、、、
「光栄に思うがいい…
超奥義・炎獣大号令!!!」
五大武器を有したツバメ。
そして、火炎のエネルギーを持つ麗。
「大制裁!!」
「バァァァァァァン!」
「火蜘蛛」
「これは…
火の中に蜘蛛の糸が…」
「ちっ!」
(大制裁で地面が割れて技を命中しにくいはずなのに…
こうも簡単に…)
「ボゴウ…」
「動きは封じた。
炎獣王・獅子!!」
「ガオォー!」
(これは… ライオン…)
「まずい!あれを食らったら…」
「今度は動きを封じている。
偽物の可能性はない。」
「ゴォォォー!!」
「終わりだ。」
「バァァァァァァン!!」
「フゥー…」
「誰が…
終わりだって!?
試合中の冗談はやめておきな!
命取りだからね!」
「な、なに!?
バカな、なぜ…
まさか、また偽物だとでもいうのか…」
「いいえ…
たしかに本物で間違いなかったわ。
でもね、技を受ける瞬間さっきの砂の
分身が身代わりとなり、
わたしへの攻撃はかき消された。
だから無傷なのさ。」
「バカな…
分身を消したように見せかけ
その分身を地面に潜り込ませただと!?
そして、タイミングを狙っていた。」
「わかってはいたが、ツバメは技こそ
多くはないけど戦術でカバーして戦っている。
だから、力任せでは勝てないあの如月のようなものでも
対等、、、
いや、それ以上に戦えるわけだ。」
アルウィンは改めてツバメの強さを
感じていた。
「だが、不幸だったな…
これで準備は整った。」
「なに?準備だと?」
「我が太陽真剣の超奥義を使用するには
空、地、陸の3つの生命体を擬似動物として放つ必要があった。」
「な、何言ってんだ?
あいつ…」
ー上席ー
(気づいてはいたが、やはりあの剣、、
太陽真剣だったか。
わたしの光天真剣と対等のもう一つの真剣。
私は敵の技を跳ね返したり
目をくらませたり、
光そのもので攻撃するものが得意の剣。
しかし、太陽真剣は炎の擬似生命体を
作り出し、それを駆使して、
敵に力で対抗するのを得意とする剣。
ツバメちゃん。
きをつけろ。
なぜ、同じ真剣でも太陽真剣が
五大武器に選ばれないのか…)
ー観客席ー
「太陽真剣だと!?」
「真剣って確かルフィアさんと同じ…」
「そうだ。
ルフィア師匠と対を成す剣。
それが太陽真剣。
しかし、対を成すと言われているが、
五大武器には数えられてはいない。」
「言われてみればあと白虎さえ持ち主を
知れば五大武器の使用者は知り合いだし…
でもだったらなんで五大武器の黄龍と
対を成すと言われているの?」
「いや、今では太陽真剣の方が
武器としては伝説となってしまったからだ。
ベストナインですら扱えるものが
いないと噂された武器。
それが三幻武と呼ばれる三つの武器だ。」
「三幻武!?」
「まさか、三幻武を使うやつがこの会場にいたとは…
だとしたらツバメに放とうとしているのは…
やばいな…」
「なんだよ…
やばい奥義とか、技なら今までにも
出たぜ?」
「いや…
私の考えが当たっていれば太陽真剣の
超奥義・炎獣大号令はあまりにも
レベルが違いすぎる。」
「炎獣大号令?」
「太陽真剣は真剣でありながら超絶奥義がない。
しかも超奥義も一つだけだ。
だが、その一つが凄すぎて封印されたほどの危険な真剣なんだ。」
「真剣が封印!?」
「ボゴオウゥゥ…」
麗の剣が燃えている、、、
「光栄に思うがいい…
超奥義・炎獣大号令!!!」
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