ルルの大冒険

ゴールデントーナメント

それぞれの２ヶ月

「ゴールデントーナメント」
レベル5の上級者の中でも
ベスト9の弟子の9人による
超実力者のトーナメント戦。

期間は２ヶ月後。

それに向けそれぞれ修行を積む日々

シルバーシティに残った者、
イエローシティに向かった者、
レッドシティに向かった者

それぞれ別の２ヶ月を過ごした。

ルルとナギはシルバーシティに残り
シルバーシティの科学力が
開発したAIロボを相手にルルが
修行を積みながらナギが
アドバイスを行っていた。

「水蓮弾！！」

「ボチャン！」
「ボチャン！」

（私の攻撃をかわして…）

「よく見るんだ！ルル！
実戦ではそのロボット以上の相手にも
出くわすかもしれないよ！」


「もっと…もっと…」

「深海水濠派！！！」

「ボゴゴゴ…」
「バァァン！」

「はぁ…     はぁ…」

（そろそろ教えるのもいいかもしれないな…）

「ルル。今からとっておきの技を
教える。この技は切り札として取っておきな。」


「はい！」

リズとレイラはレッドシティへと
移動し難解なミッションを
こなしていた。

（この蛇…    毒を…）

「どうした？リズ。
その毒喰らったらお前は死ぬぞ？」

「わかってるよ！」

（このサイズの毒ならこれしかないな）

「行くぜ！毒蛇！豪炎旋風弾！！」

「ボゴウ…」「ズゴゴゴ…」
「バゴォォォン！！」

「シャーー…」

「蛇は沈黙したか…
しかし、リズ時間がかかりすぎじゃないか？」

（まずいな…
これまでと同じじゃ今度のトーナメントで勝ち残るなんて到底無理だ。
なんとかしなければ…）

（焦ってるな…リズのやつ…
体に負担はかかるが
そろそろギアを上げてみるか）

「リズ。
今からクレムゾンへ行くぞ。」

「クリムゾン！？
あそこへ行ってどうするんだ！？」

「まぁ、行けばわかるさ。」
（ナギ、ルフィア。
弟子同士の戦いではあるが今回の
トーナメントはリズが勝たせてもらう）



アルウィンとルフィアはイエローシティ
にて剣闘杯に参加していた。

「豪雷剣…」

「ビリビリ…」

「ぎゃぁぁぁ！」
「ガシャーーン！！」


「勝負アリ！勝者アルウィン！」

「わああ！」
歓声があがる。

（これではダメだ。相手のレベルが低い…
どうすれば…）

（アルウィンに対抗する相手は
やはりこいつしかないな。）

「プルルル…プルルル…」

「ガチャッ」

「もしもし私はルフィアという者ですが
…」

「アルウィン。今とっておきの相手と連絡を取った。思う存分全力を出すといいさ。それとこの剣を使って戦うといいわ。」

「ガチャン！！」

（お、重い…）

「その剣は必ず役に立つわ…」


電話したあとそのものがアルウィンの前へと現れた。

（こ、こいつは…
そうか…考えたな師匠…この相手なら…）


「さあ！始めようか！」



そしてあの男も順調に成長していた。

「ブライアン師匠！」


「お！ローガン帰ったか！」

「ええ。師匠から指導していただいた
この技のおかげで敵を倒すことなど容易になりました。」


「ふっ…
今度のトーナメントが楽しみだな…」

（待ってろよ。ルル…リズ…アルウィン。
必ずこの力でお前たちを驚かせて
見せるぜ…）



そして２ヶ月の時が流れた。