ルルの大冒険

ブラックキャッスル

マリーナ

「お、おかあさん。」

ローズが精神操作をした状態で
ルルたちの前に立ちはだかったのは
ルルの母親の
マリーナ＝ルージュだった。

そして、、、

「おかあさんを人形ですって！？
いいわ…私を敵に回すとどれだけ
痛い目に合うか思い知らせてあげる！！」

（この女…怒りのオーラが一定の数値以上なのにどうして精神操作できないのだ…
まあ、いい、マリーナ＝ルージュに勝てる奴はこの世界にはいない！
私の勝ちは決定してるのだ！！
あとはあいつらの幸運石をいただいて
野望が…ついに野望が叶うのだ！）

戦いの幕が上がる、、、


「ルル、あなたはツバメを。
私はルージュさんを食いとめる。」

「はい！」

（ルージュさん…
相手は精神操作されてるとはいえ
歴代最強の魔法使い、、、
まともに戦っても
私ごときでは足止めするのが精一杯、、、
あとはなんとかしてルルに精神操作を解いてもらうしか方法はない。）

「いくよ！ツバメちゃん！」

「ルージュ師匠！覚悟してください！」

「わたしの任務は2人を抹消すること。」

「　…」

「さあ！いけ！わたしの人形たちよ！」


先にルルとナギが攻撃を仕掛けた。


「ナギさん！お願いします！」

「アクアワールド！！」

「ほう…
アクアワールドか、、
確か水系統の魔法を強める魔法だったな。
だが、果たしてこの2人には
通用するかな？」

「奥義・大打撃！！！」

水が縦半分に割れた。


「ザバァン！！」

「な、
ナギさんのアクアワールドが…」

「心配無用！ルル！関係なしに
技を放ちなさい！！」

「え？は、はい！」

「ボゴゴゴ…」
水のエネルギーをルルは集めた。

「くらえ！大・水蓮弾！！」

すると縦に割れたはずの水が
元に戻りルルの新技はツバメに
直撃した。

「ば、バカな…
私の攻撃は確かに水を引き裂いたはず…
なぜだ！？」

するとナギが答えた。

「アクアワールドはたとえ
五大武器で攻撃をしたとしても
簡単には解けないような技なのよ。」

「くそ！！もっと大技を使うんだ！！」

するとツバメの赤大猩猩が赤く光出した。


「超奥義・大制裁！！！」


「パアアアン！！！」

水しぶきが上がり水があたり一面
飛び散った。

「ようし！やったか！？」

ルルは当たる瞬間避けていた。
それだけではなく
次の技の準備をしていた。

「な、なんだと！？」


「ボゴゴゴ…」

「言ったはずだよ！！
私を怒らせるとどうなるか教えてあげると！！」


（もともとルージュ師匠の娘。
私が技を教え込めば私とて敵わなくなる。
それだけマリーナの血筋は異常。
精神操作しただけでは
見たところルージュさんも完全には支配できてない。
おそらくルルは今の精神操作されてる
状態のツバメなら
ルルの敵ではない！！）


「深海水濠波！！！」


「ぐあぁぁぁ！！」

「バァァン！！！」


ツバメは倒れたが、再び起き上がった。

「ルル。2人は精神操作を解かない限り
永遠と襲いかかってくる。
なんとかして解くほうが先だ。」


「はい！！」


「まだまだ勝負はこれからだ！！」

（どうにかしなければ…）

「スタッ…スタッ…」

その頃、
ある1人の女がルルたちの元へと
向かっていた。

そしてこの女がこの戦いを全て
終わらせる者だとは
この時の2人は知りもしなかった。